戦闘開始
ごめん、遅れて、、、
「全員準備は整ったようだな。それでは、戦闘訓練を始める」
「はい!」
全員が威勢の良い返事を返す」
「覚悟しろよ?」
「あ、あのちなみに制限はあるんですか?」
「あ、言い忘れていたな。技は禁止だ。奥義は使用を許可する」
そこ、滅茶苦茶重要じゃないのか?
ラウルさんといいスケイルさんといいどこか抜けているんだな。
「おい、カイトとやら。何か不謹慎な事を考えてなかったか?」
「いえ、自分には何のことかさっぱりです」
「・・・そうか。分かった。では、30秒後に転送を開始するぞ」
技は禁止で奥義はアリか。俺の奥義はとりあえずタメからスタートだからな。案外大変なのかもしれない。
3・・・2・・・1・・・0
スケイルさんのカウントダウンによって転送が開始される。
ここは、ゲームで言う【草むらステージ】のようなものだな。
取り敢えず隠れるか。
近くに手頃な草むらがあったので隠れてみる。
だがしかし。
「スキありっ!」
徹が小刀を振ってきた。
「声を挙げながら攻撃する馬鹿がいるかよ」
そういいつつ、俺もダガーで応戦する。
補正のおかげか、相手の剣筋がよく見える。
「見える、見えるぞ。私にも敵g...」
セリフを言い終わらないうちに殺られたのは徹だった。
だが、今の戦闘でかなり人を集めてしまったようだ。
移動しようとしたその時、
「組まないか?」
俺の首にクナイを当てながら交渉をしてくる黒装束の男がいた。
「お前、、、誰だ?」
「・・・地味に傷ついたぞ、今。拙者の事を覚えておらんのか?」
待て、今の口調、どこかで聞き覚えがある・・・
そうか!
「猿飛佐助だな!」
「違うわ!上杉正幸だ!・・・御主、覚えておらんのか?」
・・・覚えています。覚えていますとも。
あれでしょ、学校一変な奴だって噂の(一応)クラスメイトでしょ?
「・・・覚えてるよ。」
「そうか、覚えてくれていたか。・・・う、うぐ・・・」
いきなり泣き出したよw
あ、ちなみにクラスメイトに一応ってつけたのは、謎のキャラ作りによって誰も近づかなかった為、彼が常にぼっちだっったからだ。
「んで、そろそろこのクナイ?をどけてくれないか?物騒なんだが」
「ああ、すまぬ。ところで返事はどうかな?
「返事?」
「だから、手を組むかどうかって話じゃよ」
「そうだな・・・お前の得意分野は?」
「斥候と奇襲でござる」
「そうか。俺はどちらかというと正面から打ち合う感じだから相性がいいな。条件次第っだが、協力するよ」
条件とは何でござるか?」
「俺が囮にんるから、敵を一撃で仕留めて欲しい。可能か?」
「可能でござるよ。ただし、拙者が隠れていてバレないような場所でやって欲しいでござる」
分かった。なら、交渉成立だな」
ぼっちではあったが、コミュ障ではなかったようだな。
戦闘描写をカットすると、打ち合っているだけになりましたね、はいww
ちなみに徹君は後から普通に強くなります。