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手かせ足かせ
いたずら好きの小悪魔が。
男にちょっとした呪いをかけた。
それはまさに見えない手かせ足かせと言うべきもので、呪いをかけられた男は他の人が難なくこなせることを、失敗しないよう意識しながら行うハメになった。
そんなことがずっと続くのだから、たまらない。
長い人生を送る間に、男は生きることがすっかり嫌になってしまった。
寿命を迎えたその男は、天使からもう一度人間として生を全うする気はないかと尋ねられる。
男はあまりに人生がつらいものだったから、もうこりごりだと首を左右に振った。
男は知らなかった。
自分の人生が不調続きだったのは、小悪魔に手かせ足かせをつけられたからだということを。
新しい人生では、その手かせ足かせはすでに外れているということを。




