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プロローグ ダ、ダレデスカ?その美少女は?

よろしくお願いします。



キャスリン=メイト(17)には幼馴染から昇格させてもらったルーター=ヒギンズ(17)という彼氏がいる。


親同士が仲良しでそのため昔からルーターとは自然と一緒に遊ぶことが多かった。

それがいつしかルーターに対して初恋を自覚し、

いつしかその恋心がお胸の成長と共にどんどん膨らんで……。


そしてキャスリンはハイラント魔法学校に入学する際に普段のプリンメンタルを凍結して、東方の国のキヨミズノブタイから飛び降りる覚悟で告白をした。

その想いをルーターに受け入れて貰えた時は天にも登るように心地になったものだ。


いや実際驚き過ぎて嬉しすぎて、無意識に転移魔法で近所のメタセコイアの天辺に飛んでいた。


そうやってウキウキで彼氏彼女として入学した魔法学校。

だけど運命は二人がラブラブ街道を邁進するのを許してはくれなかった。

首席入学を果たしたルーターが、特待生として東方の国にある東和学園に交換留学生として迎え入れられる事になったのだ。


これは大変名誉な事であり、当然彼の両親もそれを承諾した。

ルーターにとっても東方魔術を直に学べる絶好の機会が訪れたというわけだ。


だからキャスリンは付き合いたてなのにと離れる事に難色を示し、留学を躊躇するルーターの背中を、笑顔で押して送り出した。


本当は行って欲しくない。

寂しいし悲しいしずっと側にいて欲しい。


だけどこの留学は絶対にルーターの今後にとってプラスとなるはずだ。

彼の輝かしい魔術師人生の始まりを告げるこの留学にキャスリンの我儘で影を落としたくはなかった。


留学期間は半年間。

なぁに、半年くらいはすぐだ。

毎日手紙を書けばいい。

それに会えない日々が余計にルーターへの想いを育むんででくれるはずだ。

と、キャスリンは自分にそう言い聞かせる。


だからルーター……


「思いっきり留学ライフをエンジョイしてきて!」


そう言って、キャスリンは笑顔でルーターを送り出したのだ。



だけど実際、キャスリンにとって半年は長かった。


会えない日々が不安と寂しさを募らせる。


ルーターから三日に一度は届く手紙を心の支えにして、キャスリンはなんとか半年間を乗り越えた。

(キャスリンは宣言通り毎日手紙を出した。お小遣いのほとんどが手紙の費用に消えたが)


そしてようやく今日、ルーターが東和学園からハイラント魔法学校に戻ってくる。


やっと、やっと会えるのだ。

直接会って、話をして、手を繋いで、頬に触れて……きゃっ♡と舞い上がっていたのに………




「ダ、ダレデスカ?そ、その美少女はっ……?」



学園と学園を結ぶ転移スポットに転移してきたルーターの隣には、

彼にエスコートされて立つ超絶美少女がいた。


これまた超絶美男子のルーターの隣に立ってもなんら遜色ない美少女が花の(かんばせ)を綻ばせながら。


ルーターの様子も心なしか誇らしげだ。



「ル、ルーター……?」



そう、


彼氏が留学先から女連れで帰ってきたのであった。







───────────────────────




始まりましたよ新連載。


はじめましての方もそうでない方もよろしくお願いします。


事前にお伝えしてありました通り、こちらの感想欄は閉じさせて頂いております。


ごめんなさい。


(*・ω・)*_ _)ペコリ



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