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常識破りの天才と魔術人形  作者: 黒猫
黒乃耀と相棒
8/15

Ep.7耀の機体

次の日

まだ葉月は帰ってこないらしい。まだ、俺には勝てないと思っているのだろう。

「1週間来なかったら、まあ探してやるか。」

なんやかんや妹に甘いな。と苦笑しつつその日の授業を受け、テストを先生に渡しに行った。

「これ、お願いします。」

「はいよ。んん!?」

先生は驚き過ぎて声は裏返り、テストを握る手は震えていた。

「これ、君が?」

「ええ、そうですが?」

なぜそんな事を聞く?当たり前だろ。と俺は思いながら不思議に思っていたが、その答えは直ぐに先生から出てきた。

「馬鹿な・・・これは、3年間の授業を全て集めたテスト・・・1年の、しかも入学したてでこんな問題解けるわけが・・・」

なるほどな。そこまで落ちてたと。そういう事か。

「俺、どうなるんですか?」

「わからん・・・が、一つだけ言えることは、自分の魔術人形を好き勝手していい。という事だ・・・」

「あー、ならなんでもいいです。」

そこで俺はニヤリと笑い、

「先生・・・実は、相談があるんです。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


黒乃葉月視点


まだだ、まだ足りない。

沢山の人に勝負をしかけた。

沢山の人に勝った。

沢山の人に化け物と言われた。

でも、

「おにぃには・・・適わない。」

泣きそうだった。

諦めそうだった。

でも、

諦めないでいられるのは・・・

「やっぱり、おにぃの、お陰。」

そう零し、私は夜の街で、また魔術人形を戦わせる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

黒乃耀視点


次の日。

「まだ、って事か。」

葉月は今日も来ない。

「ま、そうだよな。」

あんなにボコボコにしたらそりゃあいつの性格上すっげー努力するだろう。

そして今以上に強くなって戻ってくる。

「楽しみだなぁ。」

俺は口元を歪ませた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

???視点


新入生の黒乃耀。

入学したてであの強さ

そしてあの秀才っぷり。

先生達も耀を常識破り。そう言っている。

「これは、何かありそうね。」

私は零した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


黒乃耀視点

「ん?」

付けられてる。か。

無理もない。

「ま、本気を出し過ぎた。」

これに関しては自業自得だ。

仕方ない。

「ま、なんでもいいけど。」

そして俺は、ある所へと向かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


???視点


「なに・・・これ・・・」

私が目にしたのは、彼の、恐らく最も秘密の情報に近いだろう。

私が目にしたのは、

とても美しく

とても繊細で

とても残酷に相手を狩る

そんな造形、装飾を施されている。

魔術人形だった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


黒乃耀視点


「学校出る時からバレてるぜ。出てこいよ。」

ここに連れてきたのは俺が尾行に気付いてない。そんな訳ではもちろん無い。

俺は、完成したこいつを使って、

「戦おうぜ?ストーカーさんよ。」

そう叫んだ。

相手が出てこなかったら探してやる。

出てきたら最高傑作(こいつ)にボコボコ

出てこなくても見つけた後ボコボコだけどな。

「自分から出るか、俺に探された後ボコボコになるか。どっちがいい?ストーカーさん。」

久々に煽り文句をつけた。

上手くいくかは知らない。

俺の頭にあったのは

こいつを今、早く使いたい。それだけだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「仕方ないか。」そう声が聞こえ、彼女は現れた。

「美人じゃねえか。なんだ?俺に何の用だ?」

「別に、見かけたから付いてきた。それだけよ。」

それをストーカーと言わずになんと言うんだろうな。

「まぁ、なんでもいいけど、それより」

俺は笑みを浮かべて言った。

「俺の相棒(ティルフィング)と戦おうぜ?」

どうも。モチベが沢山上がった黒猫系な人です。

いやはやTwitterでここまではリツイートやいいねされるとは。嬉しいです。

出来れば見て、そして感想やレビュー、そしていい点、悪い点を教えてくださいね。

以上。黒猫でした( ´꒳` )

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