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常識破りの天才と魔術人形  作者: 黒猫
異世界での高校生活
7/15

EP.6兄と妹

黒乃葉月視点

「!?」

何が起きたのか分からなかった。

ソレはあまりにも一瞬で、

ソレはあまりにも残酷で、

ソレはあまりにも私もおにぃがどれだけ天と地ほどの差があるのかを私に教えた。

「私は・・・おにぃには・・・勝てないよ・・・」

心の声が口から漏れた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


黒乃耀視点

分かってる。

この戦いでお前が俺に追いつけないと悟り、現実から目を背けるぐらい、な。

「そこからどう這い上がってくるか、お兄ちゃんに見してみな。」

我ながら思う。あまりにも酷いやり方だと。

でも、こうでもしないと、

「お前は俺とは釣り合わなくなっちまう。」

そう。零した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


それから、模擬戦で優勝した俺には賞状、そして、テスト用紙が配られた。

なんでも、このテスト出来ちまえば、魔術人形をあれやこれやと改造してよし、しかも、新しいのを作ってもいいらしい。

それなら今の俺には解けないくらい難しい問題も出るかと思ったんだが・・・

「なんでこれ初歩中の初歩しか問題で出てないんだ。」

どうやら結構衰退してるらしいな。

魔術人形は未だ衰退してない。

衰退したのはそれを扱う『人間』の方だ。

「嫌になるぜ。」

そう言いつつも着々と解いていった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


黒乃葉月視点


私はおにぃには手も足も出ない。

だけど

「それで諦めていい理由には、ならない。」

私はそう零し、自分の部屋を出た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


黒乃耀視点


次の日

「皆さん。おはようございます。」

「「おはようございます!」」

「・・・おはよっす」

朝のホームルームで、葉月が消えたという連絡、そして見つけたら俺の所まで報告するように、ということを伝えられた。

「いま見つけてやるな。あいつは怒ると無差別に襲うぞ。」

体験談がある。というのは実にいいな。

今あいつを見つけて俺のとこまで連れてこようとしても、あいつに半殺しにされるだけだろう。

そう考え、今日1日を過ごした。


「期待してるぜ。葉月。」

そう零して。


気まぐれすぎて更新いつするか分かりません。

黒猫でした!

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