表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
常識破りの天才と魔術人形  作者: 黒猫
黒乃耀と相棒
15/15

Ep.13変化

「おにぃ。」

そう呼ばれた。憎しみしか出てこない声、呼び方。

「うるさいっ!」

やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろ

そんな声で俺を呼ぶな。

「お前は俺に勝ったんだ。それでいいだろ。俺の代わりに頑張れよ。」

「・・・おに・・・」

「早く行けよ!」

そして彼女は俯いた。俯きながら、

「・・・う、、ん。」

そう言い残して。消えていった。

「・・・くそっ!」

八つ当たりなんてして馬鹿らしい。

『それがニンゲンというものでしょう。』

「!?」

突如声が聞こえた。

相棒(ティルフィング)が出てくる。

「な、んで。」

お前は喋れる?

『当たり前です。それだけ強い魔力があればなんだって喋れるようになります。』

「そう、か。」

『でも、』

彼女、ティルフィングは言う。

『あなたはそのチカラを使いこなせていない。もちろん、あなたの妹もです。あなたが負けた理由はあなたの妹が頑張った結果、あなたよりチカラを使いこなせるようになったからです。あなたは、そのチカラを使いこなせるようになれますか?』

「・・・」

沈黙が流れる。

でも、

それでも、

「俺に出来るかは分からない。でも、やれるだけはやって見る。」

そう言うとティルフィングはふふっと笑いながら。

『あなたになら使いこなせます。魔術人形の真髄を。』

ティルフィングに支えられている。そう感じた。

「ほいじゃ、気合い入れて頑張りますか。」

そう言って、ティルフィングとの訓練が始まった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ