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常識破りの天才と魔術人形  作者: 黒猫
黒乃耀と相棒
12/15

間章前世

今回は過去編です。

「光牙ー!学校始まったわよー!」

しるか。

ゲームしてた方が楽しいんだ。

「やりぃ!ドン勝!」

さすが俺。1位も楽勝で取れる!

「なんて言ってないで明日は学校行くか。」

あいつは言ってるわけだしな。

さて。何して過ごそうか。

そんな時だ。

「光牙ー!明日は家族で旅行だから!休みねー!」

「おいおいマジか」

なんか、いっつも前触れもなくこうなるんだよなぁ。

「わかったー!あいつにも俺から言っとくー!」

そう返して俺はゲームを始めた。

その後はあいつが帰ってくるまで何も無く、ただただゲームして一日が過ぎていった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


その日の夜

コンコン、とノックをし、

「入るぞ。」

と言う。

「うん。」

あいつが返すのはそれだけだ。

ガチャ、とドアを開け入る。

「お前。」

「ん?どうしたのおにぃ?」

「ちゃんと片付けような?」

入る時に覚悟はしてたが。

見事なゴミ部屋だった。

「おにぃやってくれるから・・・」

「誰がお前のコンシェルジュだ。」

「違うの?」

「違うわただの兄だわ」

「流石おにぃ。ツッコミのキレ・・・」

「だぁー!もういい!」

俺は今日の朝、母に言われたことだけを告げさっさと部屋を後にした。掃除をして。

そしてその後、何事もなく寝床についた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


次の日

「さぁ!行くわよ!」

母の掛け声でスタートしたこの旅行。

運転席には父、助手席に母、後ろに俺とあいつが座っている。

目的地は大阪だ。

つくのに何時間かかるやら。

2人は騒ぎに騒いでいるが、俺とあいつは何か感じとったらしい。

「嫌な予感、するな。」

「私も。」

「はぁ。最悪。」

俺たち2人が嫌な予感がする時は100%何か起こる。

そんな時だった。

「っ!お父さん!前!」

「これは・・・まずい!!」

対向車線から大型トラックが高速でこっちに向かってきた。

「こうなるのか。」

「だね。」

「じゃあな。芽亜(いもうと)

「また会おうね。光牙(おにぃ)

そこで俺たち4人の意識は、大型トラックに刈り取られた。

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