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異世界製作日記  作者: 水井 知晴
メイキング異世界
5/13

異能力


 個人的に、ファンタジーの世界に異能力があるというのは面白い、と思っている。

 まぁ、それはおいおい追加するとして、今回この『異能力メーカー』は、ステータスを導入するために使うつもりだ。


 察しの良い人なら気づくだろうが、今まで使ってきたのは『キット』と名の付いたものだったのに対し、今回は『メーカー』だ。

 『キット』がコンビニで買えるケーキだとすれば、『メーカー』はスポンジや生クリームなどを別で買い、自分で組み立てたケーキに例えられるだろう。


 『異能力キット』を世界に導入した場合、知性ある動物にランダムで異能力が与えられる。

 このキットと『異能力メーカー』との違いは、与えられる異能力にテンプレートが存在するか、自ら設定しなければならない点だ。


 そこで僕は考えた、異能力の代わりにステータスの力を与えたら良いのではないか、と。


 ランダムでステータスが使える人と使えない人がいる、というのも良い。

 これならどれか一つしか選べない事もないだろう。


「でも、どうすれば良いんだ?」


 『異能力メーカー』をダブルクリックして出てきた検索窓を見ながら、目的を達成する為の方法を考える。


 検索窓の下には、


『作りたい異能力を、適当に言葉で表現して検索までに打ち込んでね☆

 後は君の思考を読み取って補足するよ』


 と書かれている。


 思考を読み取る、なんて不気味な文言がついているが、これは僕も了承済みなので気にしない。

 元々パソコン先輩は、人間に強大な力を与えた時どうなるかを実験したい、という名目で僕に力を与えた。

 その時点で、僕は実験対象、もしくはモルモットとして観察される事は決まっている。


 尤も、思考を読み取る方法があるなんて聞いていないが。


「考えていることが分かるのだったら、この文章を打ち込むこと自体には意味がない。あるとすれば、意思確認か雰囲気作りがメインか」


 個人的にはこういうのも『作業している』って感じで好きだし、特に問題は無い。


「ド○クエ風ステータス、っと」


 エンターキーを押すと、詳細設定の画面に変わる。

 内容はレア度、与える生物の範囲などといったものだ。


 レア度は『?人のうち?人の割合で保有』と『オリジナル』に大きく分けられる。

 前者は『?』に数値を入れると、異能力が与えられる生物に、その割合で与える与えないが変化する。

 後者は世界に一人だけ、その能力者が存在するという設定だ。


「元ネタ的に、『オリジナル』もありだ」


 勇者の証はステータスが見れるかどうか、何てどうだろうか。面白い気がする。


 与える生物の範囲は、人型の生物で良いだろう。

 いずれはエルフやドワーフも生まれる予定だし、人間だけの特権にはしないように気をつけよう。


 そうして僕はしばらくの間、検索窓に文字を入力し、レア度を決める作業を続けた。


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