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異世界製作日記  作者: 水井 知晴
メイキング異世界
3/13

魔法


「うーん」


 ビックバンに向けて着々と動き出している世界を見ながら、僕は頭を悩ませていた。


 やはり、オタクとして異世界=ファンタジーは外せない。

 加えてファンタジー=魔法という事から、世界に『魔法』を導入しようとしていた。


 導入方法は簡単。

 『世界を作ろうキット』同様に、魔法にもテンプレートが存在する。

 それを世界に埋め込むだけで、その世界にいる人間は魔法を使えるようになる。


「問題は、数が多いんだよなぁ」


 さて、オタクの諸君、魔法と言われてどんなものが浮かんだのかい?


 中二心くすぐる詠唱タイプ? 由緒正しき魔法陣タイプ? ゲームのような、ステータスを使用した魔法?

 これだけでもそれなりの種類が存在するのに、それぞれにも些細な違いを持った亜種がある。


 選ぶだけで良いとはいえ、選択肢が多いと悩んでしまう。


「儀式系の魔法もいいかな。手間がかかる分効果は絶大! ……的な」


 悩ましい。どれか一つに絞るなんて出来ない。


「……()()()()()()()


 そうだ! 何も魔法は一つしか存在してはいけない事なんて無いじゃないか。


「全部導入するか」


 自分の世界だから好きにして良い、と割り切った為か、案外抵抗は無かった。

 一つぐらい色々な魔法がある世界があっても良いじゃない、とも思ったのかもしれない。


「詠唱や魔法陣、儀式やステータスの魔法が入り乱れ……ステータスを導入していなかった」


 説明し忘れていたが、世界作成はパソコンもどきを使ってしている。

 なんとかキットとやらも、このパソコンで見つけて、世界に導入する時はドラッグアンドドロップだ。

 パソコン先輩曰く、


『元は人間だから、人間のできる動作だけで世界を作れた方がいいでしょ』


 とのこと。


 と言う訳で、僕は検索窓に『ステータス』と打ち込んだ。


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