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異世界製作日記  作者: 水井 知晴
メイキング異世界
2/13

準備は大事


 ものを作るとなると準備が必要だ。


 神の力があるなら、準備なんてしなくても良いだろ?

 確かに僕も生前そう思った。だからその気持ちはよくわかる。


 まず、世界を作るという事がどういう事か理解してもらおう。


 世界を作るにあたって最も重要なことは何か。

 それは『世界の法則』だ。


 物理法則がない世界に、宇宙を作り星を作り、海を作り山を作ったところで、それは僕たちの思い描くような動きはしてくれない。


 じゃあ『世界の法則』を1から作らなければならないかというと、そうではない。

 神々は暇を持て余している、という話を覚えているだろうか。

 勿論神々の大半は世界を作ったり、作った世界に降り立って遊ぶが、それが出来るのも一部の物好きが『世界を作ろうキット』なるものを作ったからだ。


 なんと! このキットを無の空間に放り込めば、地球が存在する世界と全く同じ世界が作れるのだ!

 一部の物好きはオリジナルの科学法則を作るらしいが、一般的な男子高校生にできる事ではない。


 世界を作れる存在なら、このキットは自由に使える。

 しかも物ではないので、無料で使える。尤も有料だとして、何を払えばいいのかわからないが。


「という訳で、ていっ」


 神になってからおよそ30分後、初めて自分の世界を作った。


 ん? 世界を作るなんて壮大な事を言っておきながら、あっさりと終わり過ぎだと思ったかい?


 むしろここからがメインだ。


 この日記の題名をよく見てくれ。

 僕が作りたいのは世界じゃない。()()()なんだ。


 この世界を如何に自分好みの世界にするか、それを楽しもうってのに、ここで終わる筈がない。


 さて、どんな世界にしよう。


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