高上君の日常
俺の名前は高上 翔
普通の高校に通ってるごく普通のどこにでもいるような高校2年生。
唯一人と違うことと言えば友達が1人もいないこと
「あー疲れたやっと学校終わったよ」
「ほんとな」
「どうする今日もカラオケ行くか」
「いいねー行きますかー」
こんな何気ない会話が飛び交う教室の中
俺は窓際で外を眺めながら思った。
「こんな人生の貴重な時間を将来仲良いかもわからない奴に使えるなんてたいしたもんだ」
「高上君また声にでてるけど」
今話しかけてきたのは同じクラスで隣の席の一之瀬 優紀 まあ俺と同じ種類の人間だ。
「よぉ 一之瀬どうしたんだ」
「また声にでてたけど また聞かれてたらいろいろあると思うんだけど」
「まあそん時はそん時だよ」
そのまま一之瀬はバッグを持ち教室を後にした。
「さて、俺もそろそろ帰るとするか」
「2年B組高上職員室まで来るように」
「えっ?」
一方
「先生お願いします」
「だから部としての人数が足りないんだよね」
「そんなに作りたいんだったら1つ条件がある」
「何ですか?」
「その部に高上もいれてもらう」
「えっ?」
「何で高上君何ですか?」
「あいつが適任だからだ」
「はぁ まあそれで部になるんだったら妥協します」
「失礼します」
「おー高上来たか」
「何ですか先生」
一之瀬が料理部を作りたいと先生の所に相談しに来てでも人数が規定の人数いなくて色々話した結果
「それで俺をその料理部にいれるって事になったと」
「まあそう言う事だ」
「一之瀬はこれでいいのか?」
「ほんとは嫌だけどまあこれで部になるんだったら我慢する」
「じゃあ決定だな」
「俺の意見は?」
「高上お前に拒否権はない」
「えっ」
「じゃあ活動は明日からで」
「もう遅いから早めに帰るように」
「高上君今日はありがとう」
「まあ成り行きでも部に所属することになったしこれからよろしく一之瀬」
「うん、よろしく高上君」
「じゃあ俺こっちだからまた明日」
「また明日」
「ただいまー」
「お兄ちゃんおかえりー」
こいつは俺の妹 高上 千春 中学3年生 容姿端麗 成績優秀 まあ絵に書いた様な完璧人間だ。ただ妹にも欠点はあるそれは重度のブラコンと言うことだ。
「千春ー」
「何ーお兄ちゃん」
「俺明日から部活行くからさ帰るの遅くなるから」
「いきなりどうしたの?」
「友達がいない事が取り柄のお兄ちゃんが部活?」
「おいおい 失礼だな」
「本当の事じゃん」
「まあ明日から部活だから」
千春は悲しそうな声で言った
「わかった」
「今度どこか行くか?」
一瞬で千春が元気になった
「やったー約束だからね」
そして次の日の放課後
俺と一之瀬の部活が始動するのであった。
初投稿です
(〃・д・) -д-))ペコリン