ここまでの登場人物紹介
登場人物やガジェットの紹介です
登場人物などが分からなくなったら、これを参考にしてください。
【ここまでの 主要登場人物】
<レイモンド・デッカード> 暗号名・エメス
金髪碧眼の屈強な男。年齢は二十代前半。白人でごつごつした四角い顔をしている。幼少期からの記憶がなく、自分の両親の顔や出身地も思い出せない。好きな酒はウィスキー。本を読むこと、映画を見ることが趣味。
レイ、と呼ばれている。
<シモン・デイビス> 暗号名・グレイ
元0I機関隊員。年齢は二十代前半。レイの友人で色素の薄い金髪の男。中性的な細い顔をしており、頬がこけている。レイと同じく、記憶の一部が抜けている。正しい、と言う事に情熱を傾けているが……
<アイリーン・ベイリー>
20代の女性。金色の髪と八重歯が印象的な女性。酒が好きだが、酔うのは早い。親からの期待と現実の齟齬に悩んでいる節がある。
<ジョンソン> 暗号名・ブルー
0I機関の監視員。レイの親友。三十代。元、ネイビーシールズ。
【登場ガジェット】
<多機能触手>
その名の通り、多機能な触手。あらかじめ定めたコマンドパターンに反応し、盾にも矛にもなる。止血用の泡を吹きだしたり、ナノマシンを投与したり、圧迫し止血を行う、歩行の補助をするなどの医療行為も行える。また、銃撃の補助をする、先端部分から強い光を発する、単発の銃弾を発射できる、等と機能は多い。
しかし、コマンドを打つのと同時に体を動かすコツを身につける必要がある事や機能が多いことから、熟練には時間を要する。
<蟲>
小型無人機械群の略。元々監視用だったが、医療用、戦闘用と用途は多い。その多くが非常に小さく、精密な動きが出来る。ナノマシンによる常時エネルギー供給を必要とする。バイオテクノロジーとナノマシン産業のたまもの。蛇型レスキューロボットやドローンが元になっている。
―中東、アメリカで稼働中の監視用の蟲の作動方法は以下
目的発見とその判別機能
・街にある広告表示で、網膜認証がなされる。そこで個人を特定。
・歩き方などから個人を特定。蟲ではシークレットシューズなどはすぐにばれる。その人物の行動パターンを判明させる。それで、別人になり替わっているだとか、挙動がおかしいとかが判明。監視に移行する。ここで別の蟲が監視体制を敷く。
・体温を測る
・蟲よる筋電位測定と、それによる筋肉の動きから逆算される脳部位の活性からその人の情動を簡易的に検出する。
・呼吸頻度を測る。
・瞳孔の大きさを測る。それを偽装しているかを確認し、偽装していれば何らかの疑いが考えられる。これは広告を見せることで検出。PTSDを測りたい場合は、操作できる蟲でわざとニュース(戦争や殺人の映像)を見せたりする。そして、蟲を使いどこを見ているかを判断することもする。そこから何を多くみているか、と言う頻度も検出できる
・汗や心拍を測るのと同時に、微量の血液を無痛で採取。脳内物質やホルモン、内臓の状態を判断、脳内の状態を擬似的に測る。血液は痛みのないように採取される。
・記録上の年齢、そして性別等から導き出される細かな生体情報は専門家でないと改ざんは非常に難しい。生体情報と組み合わされたその人物の記録情報は照合され、その人物のプロファイリングを簡易的ではあるものの矛盾のない物にしている。
<光学迷彩>
蟲の登場によって廃れた。本来は蟲を使い、人の周りの囲み、光の屈折とナノマシンによる表面の映像の追従で姿を隠す装置だった。そのため、表面がカメレオンのように色を変えるというよりは、人を囲む光自体を屈折させるため、光の壁に囲まれているような物
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