小説を書く上で少しでも上達するした気分になる方法
今回は、小説を書くときに実行すると少しだけ文章の質が上がるのではないかと個人的に思っている方法を書きたいと思います。
さて、皆さん。
小説を書く上で必要なものはなんでしょうか。
書く気持ち、ストーリー、筆の速さなどなど。
そう言ったものはあるという前提でのお話です。
あなたは面白い話をかけている。
なのに、感想では面白いけど……なんでコメントつきませんか?
もしかしたら、文章が稚拙なのかもしれません。
なぜ、稚拙も思われるのか、それについてを説明します。
大まかに三つ。
まず、第一に語彙が少ないこと。
小説というのは漫画ではありません。
字だけで表現される世界です。
作者の頭の中のイメージを字に変換し、それを読者が頭の中で自らのイメージを構築するものです。
カキンカキン!と剣の音が響く。と書いてもいいですが、
互いの剣がぶつかる。二つの影が交わり金属音を響かせた。
と書いたほうが文章としてはいいんですよね。貴方の言葉ですし、カキンカキンはただの音で、そうかかれるとその通りにしか想像できません。
逆に金属音というのは、読者が想像する音になります。
第二に、描写の不足による矛盾。
すぐに……なんて言葉を使うのにすぐやってねーじゃん! みたいな表現ですね。
頭の中でのイメージと文章から伝わるものがちぐはぐに感じてしまうのが原因かと。
最後に、言葉選びの間違い。
これも大事で、同じことをいっても感じ方が変わるもの。
知的に感じたり、馬鹿だと思ったり。
これは上記と重複することもありますね。
ここで質問です。
読者が見てるのはなんでしょうか?
壮大なストーリー? 魅力的なキャラクター? 大掛かりな伏線?
いいえ違います、文字です。
文字は当たり前すぎて気にしません。
文字から人は想像できます。
その際に、無意識的に文字は意識から外れてると思います。
しかし、それでも文字を見ているのです。
内容は面白いのに何処か入り込めない。
違和感がある。
そういうときは文字からくるものの可能性もあります。
例えば。
窓から見える景色はとても綺麗だ。窓の外には雪が紙吹雪のように静かにちらついていて、窓の外の景色は白一色の白銀の世界はとても綺麗な光景だ。
こういうのは稚拙な部類だと思います。
窓、窓の外、景色、白一色、白銀の世界。
被りすぎぃ!!
あと文章長い。
一度登場した言葉をこれ、それ、あれ、どれ、に置き換えたり、最初の言葉と同じ意味の言葉を使うなどする、重複表現を避けるなど。
これだけでも十分なんです。
難しい言葉を使えというわけではないです。
先ほどの例を私なりに変えてみます。
窓から見える景色は綺麗だ。
一面の銀世界の中を雪が妖精のように舞う光景。
それは、おもわずため息が溢れる程だった。
ここでは最初の一文ほぼそのまま。
次に窓を撤去し、窓から見える景色の説明。
綺麗なのは言ってるので、どれほど綺麗なのかを書く。
全てを書く必要はないのです。
むしろ、不要な文は削るのがいい文章。
その不要な文というのは、重複する言葉。
俺はお腹が腹痛によって痛いのでお腹を抑えながら走る。
よりも
俺は腹痛に悶えながらも懸命に走る。
のほうが簡潔です。
後は体言止めとかを活用したり、韻を踏んだりと言うのもいいですよね。
言葉遊びは目で見て楽しい、読んでカッコいい。
文章は目で見るもの。
だからこそ、遊びがあってもいいと思います。
では、楽しい小説家ライフを。