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一匹:カップ麺には毒がある

俺の名は木谷斗キヤト 希久夫キクオ

16歳にして、一人暮らし中である。

高校には行かずに、「何でも屋」なるものをしている。

何でも屋といっても、他人のお手伝いとかをする訳ではなく、何でも売っているのだ。

小さなものならポケットティッシュから、大きいものなら車まで。

とはいってもなかなか売れる時期は無く、結構苦しい生活だ。

そして今日はスーパーに行って、買い出し的なことをしていた。

今はその帰り道。 重いビニール袋を両手に持って、やっとみせに辿り着いた。

いえに入ろうとドアノブに手を掛けると、

「ガサガサ、ごそごそ」

と何かをさぐる様な音が中から聞こえてきた。

「どーせまた野良猫でも入ってんだろ」

と溜め息まじりに言って、中に入った。

「ガサガサ」

とビニール袋だらけの部屋の奥の方から音が聞こえる。

「猫さん猫さん、それはうちの売りもんですからやめてくださいよ〜。」

「はいは〜い」

奥から返事が聞こえた。 まったく、これだから猫は・・・ってあれ?

「今しゃべったよな・・・。」

あれぇー。脳細胞へってきてんのかなぁ俺。猫がしゃべるわけネェだろ。

それとも幻聴? なんて事ぶつぶつ言ってると、奥から人がでてきた。

え?なになにこれ?泥棒かなんか?

にしては服装が変だった。 牛柄の服着てフードかぶって、下はだぼだぼのパジャマみたいな

灰色のズボン。 それと何より、女性。というより中学生くらいの女の子だった。

「こんちは!!えっと、希久夫キクオクンだっけ? 私の名前はアルメ!」

えっと、何だろうねこの子は。いたい子だね。

「・・・とりあえず状況の説明を頼む。」

「えっとぉ、向こうの開いてた窓からここにはいってぇ、その後カップ麺の残り汁みたいの飲んでぇ、そしたら人間になってたの!!」

こいつは相当だな。アタマ打ったんじゃねえのかこいつ。

まず、開いてる窓はすごく小さなもので、猫が一匹通るくらい。

そしてカップ麺の残り汁を飲んだという理性の無さ。

極めつけは「人間になってたの!!」だとさ。

「じゃあ何、お前は人間ではないと?」

「そだよー。私はアルメ!」

「名前じゃなくて、種類?的なこと!」

「猫だよ!」

ぽぁ?なに言ってんですかこいつは。

「まぁとりあえずそこに座って話を聞こう。」

警官っぽく言って、俺はその場に座り込んだ。




続くよーーーーー。

ホリケンサイズに憧れる男。

こんにちは、神の息です。 読んでくれてありが1兆匹!!いたら困りますね。 感想いただけると嬉しゅうございます。

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