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愛慕

作者: 瑠衣

夏があまりに強いから

その空気に飲まれて 暑さに呼吸を忘れて 茹だり

飲食もできず 痩せ細り 奇妙に温度の下がった肌は白いままで

私は向日葵の花であった

馬鹿みたいに天を向くことしか能が無い

首を垂れることは許されない 価値を認められない

枯れた花など見向かれない

太陽が隠されても 厚い雲しか見えなくとも

ただもう一度 照らされることだけを望んで

たまに気まぐれに温められて

生きようとしたところで すぐに雨に打たれる

せめてひと夏生きようとしたが

けれどもう 少し疲れた

夏があまりに綺麗だから

夏よ 私は今日死ぬ


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― 新着の感想 ―
[一言] 日差しの中ですべてを終えようとする様が悲しいです。 こう言うのはとても好きです 触発されて昨日一本詩を書いてみました 朝目覚めて見直したら、出来映えの悪さに死にたくなりました 誤字もあっ…
2014/07/13 14:52 退会済み
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