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桜天界下ニテ  作者: 双葉奏
6/46

#6

せめて、せめて都だけは…!!

怪物は情もなく上げた拳を思いっきり振り下ろしてきた。


俺は死を覚悟した…


しかし、拳は俺の頭に振っては来なかった。

代わりに…


ドォォォォォォォン!!!

二度目の轟音がした。


咄嗟に都へ駆け寄る。

「都!!大丈夫だったか!?立てる…?」

「うん…よいしょっと…」


だけど、一体何が起きたんだ…?!


「おい、ガキども!!何でこんな夜中にこんな危ないところうろついてんだ!!」

「やめなさい、夢斗…怖がっているじゃないか。」

急に怒声が飛んでくる。誰なんだ?この人達…


頭にははちまき…はかまを履いている…?

今起きた状況が理解できないでいると、二人組のうちの一人がこっちに駆けてきた。

「君たち…これを口に含んだまま、早く家に帰るんだ。家に着くまで、絶対に飲み込むんじゃないぞ。」

こくんと頷いた後に俺たちの手のひらに乗せられたのは、小さい金平糖のようなものだった。そしてすぐ口に含む。

「よし、いい子達だ。それでは私は失礼するよ。」

そう言って彼は神社の境内の方へ走って行ってしまった。



だけど、今はそれを気にしている場合じゃない。

「おい都、とりあえず帰るぞ!!」

そういって都の腕を引っ張る。

「おっけー…いっ…」

急に都の顔が歪み、その場にしゃがむ。


「おい、大丈夫か?!」

「ごめんごめん、大丈夫。さっ行こ!!」


そうして俺は走って都を家に送り、隣に立つ自分の家に帰った。


突然現れた大きな怪物…


その前に立つ和装の人物たち…

彼らはいったい何者なのか?


次回、お楽しみにっ!

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