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妖怪(=人間)事典  作者: とほかみエミタメ
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【番外編・其の九】 ~料理は愛情~

 僕はホテル館内の宴会場でウェイターのアルバイトをしている。


 お客様方が当ホテルのホール施設を、会議、セミナー、各種イベント等で利用された後は、立食パーティーやお食事会と言う流れになるのが大半である。ここで僕達の出番となる訳だ。


 さて、僕達がまず出勤して最初にやる仕事が、その日に出されるお料理の食材名を覚える事である。お料理のメニューは日毎に変わるので、その都度暗記する必要がある形だ。


 因みに食材の一覧表用紙は、厨房入り口の片隅に張り付けてある。


 なあに、何の事は無い。「お料理の素材は何であるのか」と、お客様から可成りの高確率で聞かれるので、「従業員たるもの食品材料位は存じておけよ」との、上からのお達しってだけなのだ。


 とは言うものの、僕は物覚えが悪いので、実は記憶しているのはメインディッシュのみだったりする(笑)。


 例えば、昨日は魚料理が主菜だったのであるが、「メイン料理・ムニエル、食材・鮭」と、こげな具合である。


 まあ、こんなのでも何とかなっているので、きっと全然ノープロブレムなのでしょうな(爆)。


 さあ、今日も張り切って、お仕事に励むと致しましょうかいね。


 ふむ、本日は肉料理か。「メイン料理・フィレステーキ、食材・人間」っと。……うん?

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