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失って、気付くこと。

作者: 七瀬

なんで! いつもいつも! 僕はこうなんだ! 後悔と失敗の連続。 あと先考えないで思ったら行動。

当然ながら、失敗が多い。いやいや? 失敗しかしないぐらいに、何もかも上手くいかない。



僕の毎日は、何時もこんな感じ。情けないやら、恥ずかしいやらで、ドジで、のろまな僕のあだ名は 「ナマケモノ」 別に怠けてる訳じゃない。一生懸命にやって出来ないだけだ! ナマケモノと一緒にしてほしくない!



まぁ? 出来てないから。違うとも言えない・・・。 でも、なんの取り柄のない僕の事を・・・。 好きと言ってくれた女の子が1人いた。それは半年前に起きた事がキッカケで、その女の子と知り合う。



決して、美人ではないけど? 笑顔がとっても似合う女の子だ。僕は、彼女の事を好きになってしまった。



でも、こんなどうしようもない僕の事なんか? 好きになってくれるはずがないと! ずっと自分の気持ちを押し殺していた。そのうち、彼女は、ボーイフレンドが出来たらしく、2人仲良く帰ってるところや自転車に2人乗りで通り過ぎて行くところを見ることがある。




僕の事を知ってる彼女は、そんな時にも明るく挨拶してくる。彼女が他の男と話をしてるのは? 彼氏が嫌なんだろうと気を遣ってか? たくさんは話しかけてこないけど? それでも僕は嬉しかった。それと同時に嫉妬も凄くあった。なんで僕じゃなくアイツなんだと?




僕よりアイツのどこがいいんだ。勿論! 冷静に考えれば彼は、頭も良く、カッコいいし、誰にでも優しい、イイ男なんだけど。僕にまったく勝ち目がない。勝てる訳もなく、ずっと遠くから見ていた。でも何時しか? 彼女も・・・ 彼とお別れの時期もきて。悲しむ彼女を遠くから見ていた! 僕も胸が苦しくなって、ただただ見ているだけしか出来ないでいた。そのうち、彼女と多く話す機会が増え、彼女との距離が縮んでいった。そして、遂に僕は? 彼女の彼氏になったんだ。ずっと、ずっと思い続けてきた想いや願いが叶った瞬間だった!





僕は、彼女を一生、幸せにしようと心に決めた。彼女との交際も1年半。もうそろそろ結婚も考えないとって思っていたところ彼女から? “別れてほしいと言われる。” 僕は彼女に理由を何度も何度も、聞いたけど? はっきりした理由は答えない。渋々、僕は彼女と別れた。




すると、彼女は直ぐに他の男と付き合いだした。その男は以前付き合ってた男だ。なんで今更? 僕はどうしても納得出来ず諦めきれない! まだ、彼女の事を好きな僕は、どうしてもどうしても、彼女のしてる事を受け入れられない。そもそも・・・ なんで、またアイツなんだ!




僕は、彼女がアイツに振られて苦しんでるところや1人で、ひっそりと隠れて泣いてるところも見てるのに。なのになんで! アイツなんだ! アイツは、彼女と別れた後、直ぐに新しい彼女を作っていたのに・・・! なのに! なんでなんで! 僕じゃダメなんだ!



どうして? 僕は嫉妬で気が狂いそうになった。



彼女の事を諦めきれず、僕はとうとう、彼女のストーカーになってしまった。時間がある時には、彼女の身の回りの物や人、あらゆる事を探りまくった。アイツにも何度も何度も嫌がらせメールや会社にもゲス男だのビラをバラ巻き。嫌がらせは、どんどんエスカレートしていく。彼女とアイツは別れるどころか? 同棲までするようになった。



僕が嫌がらせをすればするほど、2人の仲がどんどん深まっていくように感じた。僕は、怒りと嫉妬で自分を見失っていた。




そんな時、ふと気がつく・・・ 僕は彼女を失った事を! もう二度と彼女は、僕のところにかえって来ない事を! やっと、現実を知る事になる。




これから僕は新たな出発を誓う。僕は僕の為に・・・。

最後まで、見ていただきありがとうございました。

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