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アニマチオン・うろな町店  作者: 山田さん
4/11

アッキーとてるみん

「あっ、黒塚殿ではないですか」

「その殿ってのやめてもらえませんか?」

「えー。そーゆーのは萌えない系ですか?」

「萌えない系ですね」

「残念でござる」


この人はてるみんさん。

照井さんのコスプレ仲間であり、うちの常連さん。

町役場で働いてるそうだ。


「照井さんは今休憩中ですよ」

「そーなの? 呼んできてくれます?」

「いいですよ。ちょっと待っててくださいね」


ホントはこーゆーのはダメなんだけど、うるさく言う社員さんも今日は居ないし、問題ないだろう。

事務所に向かい、談笑していた照井さんに声をかけた。


「照井さん。てるみんさん来てますよ」

「えっ、なんだろ。ちょっと待っててもらってください」

「了解です」


フロアに出て、てるみんさんの元へ戻る。


「すぐ来るそうです」

「真後ろにいますけどね」

「うおっ!」


振り向くと、真後ろに照井さんがスタンバイしていた。

制服代わりのエプロンを身に付けずにやってきていた。

これならスタッフが雑談しているとは思わないだろう。


「聞いて! 今日、上司と同僚がイチャイチャしてたの!」

「あの町長と例の子?」

「そう! なんかね『おいしい店があるんだ』」って言って誘ってた!」

「ついに町長も本気を出してきたのかな?」

「さぁ? でも町長には秘書っていう本妻がいるから、浮気になるのかなぁ?」

「って、本のネタにするつもりだったの?」

「もちろん! 夏はこれからよ!」


そう言って、店内でガッツポーズを作るてるみんさん。

そんな姿を、肩をすくめた照井さんと一緒に見ていた。

照井明子=アッキー

内村さん=てるみん


照井=てるみん

明子=アッキー


なぜか照井明子からコスネームを決めた内村さん。

相変わらず謎である。

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