表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
破壊者の幸せな一生。  作者: さんまぐ
破壊者の子供達。
79/82

第79話 ジン家へ…。

皆、5年ぶりのズオーにおどろき喜ぶ。

ズオーはクオーの弟として皆に頭を下げて5年間を労う。


ズオーはジン家としてコイヌとリユー、マリアもジン家にいつでも迎え入れる用意があると告げるとマリアは目を丸くしたが、ショークが「ブァーリも処刑し、本土に君達を悪く言う者は居ないさ」と言う。


ズオーは「別にジン家に住んで欲しいと思っても無理強いはさせません。父母が存命のうちにコイヌとリユーを会わせてあげたく、またマリア殿にも姉上として兄上に任された街を見て貰いたいのです」と続ける。


悩むマリアにイーウィニャが「何悩んでんの?」と聞くと「私達が島を離れてクオー様が不安から暴れ出さないか…」と答える。


これには皆が「確かに」と思ったが5年間で更に自由人になったイーウィニャが皆を連れて外に出ると庭先から「クオー!!ハイクイ!!聞こえる?聞こえたら返事!」と言うとカオス・フラグメントが赤く光る。


「はぁ!?」

「なにやってんの?」

「マジかよ」

「アンタ…嘘…ダムレイは?」

「ハイクイ…聞こえてた…」


「あはは、初めて試してみたけど光るね。クオー!ズオーが来てくれたよ!嬉しい?」

「ズオーがコイヌとリユーとお姉さんを連れてジン家に行きたいって!待てるよね?」


これに真っ赤に光るカオス・フラグメントを見てマリアは泣きながら「クオー様」と呼びかけるとクオーは真っ赤に光った。


マリアはそれだけで号泣すると泣きながら「コイヌ、リユー、お父様にご挨拶をしなさい」と言う。


子供達は「お父様!コイヌです!7歳です!」「リユーです!5歳になりました!」と返すとカオス・フラグメントは真っ赤に光る。


「わぁ!お父様がお返事してくれた!」

「お母様!お父様はいつも見てくれているのですね!」


この後はインニョンがナクリーを見せて、ケーミーはマットゥモを見せて探索団の皆が声をかけるとその度にカオス・フラグメントは赤く光った。


「あ、ヤバそう」

「ケーミー?」


「返事するのに相当のカケラを使うんだ。カオス・フラグメントが縮むよ」

ケーミーの言う通りカオス・フラグメントは縮んでしまい話す事は相当な力を使う事がわかり皆が自重をした。




ズオーの帰還に併せてマリアと子供達はジン家へと向かう。


子供達は大きくなってからの船旅も初めてで見るもの全てに興奮をする。

島では散々ソーリックやマリクシ、ボラヴェンに懐き父代わりをさせていたのにズオーを父のように慕い懐く。


立場上ズオーが叔父だと知った2人は「叔父様!あの鳥は?」「今魚が見えましたよ!」とズオーに抱かさっている。


「なんだろうね?魚も鳥も兄上は詳しかったけど私はダメだね」

それは嘘でクオーも「マリア殿、あの鳥は?ハイクイに聞かれましたが分かりませんでした」と答えていた。



ジン家は沸き上がってマリアと子供達を迎え入れる。

クオーの父母はコイヌとリユーを涙ながらに抱きしめて「ジン家の宝だ。クオーの心が残された」「お母様の言葉を聞いて強く優しく育つのですよ」と言葉を送り、コイヌとリユーは「はい!」「頑張ります!」と返した。


子供達は墓地にあったリユーとコイヌの墓に驚き怖がるとマリアとズオーが優しくクオーの弟でズオーの兄にリユーが居て、とても強く誰よりも一族を愛していた男だと説明をし、コイヌもインニョンの妹でクオーの娘になりたいと言ってくれて、死んでしまったが再び会えるように、ジン家に来てくれるように埋葬したと伝えると2人とも安心していた。


古参の使用人達が晩餐の場でクオーの再来と言って喜んだ時、コイヌとリユーは「お父様の事をもっと知りたい」「全部教えてください」と言った。


皆言葉に困りながらも「まだ子供には難しい話だからリユーが大人になったら、それまではたまにでいいからジン家に来て顔を見せて技を磨くといいよ」とズオーが言葉を返す。


「叔父様?」

「聞いたよ。ボラヴェン達から鍛えてもらっているんだね?」


「はい!お母様からは剣を、マリクシ兄様からは走り方!」

「ボラヴェン兄様からは周りの見方!インニョン姉様からは身のこなしです!」


「うん。ナクリーもマットゥモも教わってるんだね。でもコイヌとリユーはまだ足りないよ」

「叔父様?」

「足りないのですか?」


「うん。私は兄上程ではないが兄上の体術と棒術、リユー兄さんの剣技もたしなんでいるからそれを教えてあげるよ」

「お父様の体術!」

「本当ですか!」


「それで身体と心が強くなったら全てを教えるよ」

「はい!」

「頑張ります!」


コイヌとリユーが喜ぶとズオーは「でも早くしないと皆高齢だからねぇ。聞く前に亡くなってしまうかもしれない」と少し意地悪く笑うと「わ!」「ダメです!」と慌てて祖父母や使用人達の前に行って「お願いします!病気にならないでください!」「お元気でいてください!」と言って回る。



皆目を細めて喜ぶが、ズオーには無理難題を押し付けるなと苦言を呈していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ