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魔術教師 ハルは、モテたい。日本魔法魔術学校編  作者: 香月 紅鏡
日本魔法魔術学校  一学期
15/16

登走中(登校走り中)

俺と明希が、勤める日本魔法魔術学校は、今年度から始まる保育園から大学まで一貫教育をしている学校だ。全ての学科に、制服が配布されている。

日本で20年前に魔法が発見された頃から、本校の着工が宣言された。

八王子の学園都市に新たに研究機関を作り、ようやく今年全国的に魔法を義務教育導入することができた。

そして、ここ日本魔術魔法学校は世界で最先端の魔法教育を受けられる学校をモットウととしている。

そのため、全寮制でどの国籍の生徒も入学が認められているのだ。そして、政府が都下(多摩地域)の全域を学園都市として開拓することとなった。

本校が入校式するにあたって、新しく23の学区に分けれることになった。今の所は、別に大差はない。

ただ第一学区内には、先程言った研究機関や多くの学校、八王子駅がある。それに、先月末に駅に新幹線と八王子モノレールが開通して。駅周辺の再開発も盛んだ。デパートや商業施設、スーパーも多く開店して買い物も楽だ。

モノレールは、八王子市内を巡回する八王子線と多摩市を結ぶ多摩都市線が開通した。学園都市全体(都下)を環状運転する学園都市線も開通に向け工事が進んでいる。


そして、日本魔法魔術学校内には、教員住宅や寮の近くに公園が整備されている。

俺は、この学校の高等科教諭を目指し、3年非常勤をしながら教採を受け続けたのだ。

そして、その両手には二つのタッパーを待って学園の敷地にある公園で座っている。ライトブルースライムに粉末黒砂糖をかけた物と桜スライムを桜の木下で食べている。

スライムは、環境により順応しやすく現在1,234匹発見されている。


よくゲームで、雑魚キャラのモデルとされるライトブルースライムは、凍らしたり、水分を飛ばさないと物理攻撃は喰らわないし。

ペールオレンジは、攻撃を食らいやすいけどゲームほど弱くないし。

マシュマロやメレンゲ、蕨は、物理攻撃をすると数倍にして跳ね返されるし。

マグマスライムやスノースライム、サンドスライムは、属性を知らないといけないし。

それに、種類は、場所や環境、好みによって変わるみたいで、それと等しく繊細で吸収力高い生き物らしい。

そういう所が、生徒達と接する時みたいで楽しい。

食べ終えてから、急いで校舎に向かった。 

公園の角を曲がるとすぐに、頭にすごい衝撃と共に星が舞った。

しばらくして、立ち上がると。女子高生2人がスカートを広げて倒れていた。熊とストライプのパンツ丸見えの状態で。制服を見る限り、本校の生徒らしい。

まだ、気絶をしているようなのでそっと、戻してあげた。

気付かれずに戻せた。まずは、立ち上がって、変な勘違いをされないようにしな・・・・・

「キャー変態。何してんのよ。早くどっか行ってよ

頬に凄まじい平手打ちを熊パンツの女の子から喰らった。

「ごめんね。怪我は、ない?それだけでも聞いていいかな?」

「ええ、大丈夫です。あなたは、誰ですか?」

「私は、日本魔法魔術学校 高等科 魔法総合の先生です。貴方達は、本校の生徒だよね。」

「はいそうです。ごめんなさい。叩いたり、ぶつかってしまって。私、急いで焦っていたので。」

「私も、しっかりと前を見てなかったから。ごめんね。大丈夫ですか?

お隣の口にトーストを加えている貴方も。」

「はい。大丈夫です。私も、学校が楽しみすぎて、気付きませんでした。」

「2人とも、怪我なくて良かったよ。」

「お気遣いありがとうございます。それより、あなた。まだトーストを咥えているんですか。そのまま、歩くと危ないですよ。」

「ええ?これが、この時代の登校スタイルじゃないんですか?」

「すまないが。違う。それは、漫画のあるあるだ。この子と、少し話がある。君の名前は、なんだい?」

「私は、アリス・フェズ・マギアです。分かりました。少し離れた所で待っています。」

「そうか。アリス待っていてくれ。君の名前も教えてくれるかな?」

「リズベット・バル・メギアです。」


『俺的には、そのまま学校に向かって欲しかったんだけど。だって、明らかにリズは違う時代の子でしょ?だって、あいつらと同じ匂いと言うか雰囲気だもん。たとえ、違った時は、記憶を書き換えよう。』


「サイレントルーム。

よし、リズベット話そう。君は、いつの時代の人なんだい。」

「5,000年後。人類が隕石で滅んで、2,000年後くらいですかね。」

「えーと。たしか、30年後魔法が消えて、隕石が落ちてくるんだろ?俺のせいで。」

「たしかに、冬川 遥によって、魔法は消されますけど。それが、どうしました救世主様?」

「そのせいで。俺、魔王って呼ばれて、未来の暗殺者に追われてるんだぞ。」

「そうですか。救世主様。それについては。あ、まだ言っちゃダメだったんだ。それは、後々分かるとして。」

「そうか、分かった。なぜ、私が救世主様と

呼ばれなちゃいかんのだ?」

「そうですね。それも、まだ理由は、言えませんが。お願いを聞いて貰えませんか?」

「世界を救ってもらうために、先生を救ってみせます。」

「分かった。守ってもらうつもりは、さらさらないけど。困った時は、助けてあげるよ。大切な生徒なんだから。」

「分かりました。ここに5,000年後のオリンピックのピアチケットがあります。その時は、一週間付き合ってもらいますからね。約束ですよ。」

「分かった。Release(レリース)


解除した直後、アリスが駆け寄ってきた。

「遅かったじゃないですか。何を話し込んだたのかは、知りませんが。急がないと遅刻ですよ。」

「分かった。この子が、漫画と現実の日本をごっちゃにしてると思ったからさ。それで、説明してたのさ。」

「そうですか。急がないと、忍者が門を閉めてしましまいます。」

「残念だけど違うよ。アリス、忍者も侍も日本には、いないよ。校門の前にいるのは、先生だよ。」

「えーーー。そうなんですか。」


『アリス。そこまで、落ち込まないでくれ。君がそんな顔するから。さっきから、周りの生徒から冷たい眼差しで見られてるだけど。視線が痛すぎるんで、やめてくれませんか?』


2人とは、玄関で別れ

どうにか、チャイムの鳴る5分前には、職員室に入れた。

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