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魔術教師 ハルは、モテたい。日本魔法魔術学校編  作者: 香月 紅鏡
日本魔法魔術学校  一学期
14/16

プロローグ

これを読んでいる貴方は、どの時代、どの世界にいますか。

過去それとも未来?そこには、魔法はある?


これは、冬川 遥先生とその周りの個性(キャラ)の強い人達の物語。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


「あっしゅ。あっ、シューツもひんひんに冷えやがってりゅ。」


顔の上が焼けるような暑さと背筋に凍るような冷たさで目が覚めた。

たしかに、昨日は、今日の入学式に向けて疲れ果てて日本魔法魔術学校の教員住宅で倒れるように寝たはずだ。

いつも通り、同じ時間きっかりに夢の中で今邪馬台国にいる美女に起こされたはずだった。


目の前の現実離れした出来事があまりにも唐突すぎて、数秒フリーズしてしまった。

ペールオレンジスライム(淡い橙)かピンクスライムのような4つのおっぱいが目に飛び込んできた。

驚きすぎて、顎が外れたように口を開けたままポカンとしてしました。


今は、肌色の事をペールオレンジと言うらしい。


見えないが、彼女ら?が触れている頭と下半身にマシュマロスライムのような感触がする。肌の触れている面に意識していると口に違和感を覚えた。

これまでの状況を整理してみると、まずい状況ぽい。

「うっわーーー。もひかひて、へんじゅう?」

「変獣?違うよ。それを言うなら、拳銃でしょ?」

「あんたが、口の中に突っ込んでいるからちゃんと発音出来るわけないしょ。」

「あっ!!ごめん、ごめん。入れっぱなしだった。でも、大丈夫。安全装置は、解除してあるから。」


解除してたら余計危ないわ。間違ってトリガーを引いたら即死じゃん。完全に撃つ気満々だったて事だろ。ヤバすぎる。

これは。そうだ、より正確な情報を得るために。心の中で呼んだ。

『来い。咲夜、輝夜、蓮華。』

彼女達を召喚した。咲夜の目を通して、上から眺めた。

頭の上には、真っ赤に燃える女性。お腹の上で馬乗りになりながら、銃を突っ込んでいた。

どこから、ツッコミを言えばいいか分からない状態だ。


入れっぱなしに気づいて、数秒か数分だっただろうか?体感的には、数時間にも感じたけど口から出してくれた。

「ありがとう。後、二人共退いてくれたらもっと嬉しいけどな。」

2人が、降りると案の定全裸で知っているのは、片方だけだった。

前任校の桜梅高校 非常勤で去年1年間一緒に働いていた花守 桜。彼女は、去年から幼なじみの明希と同居していて、それから毎朝 朝ご飯食べていた仲だ。

もう1人は、知らない。

そんな感じで対応してると、チャイムがなった。2人には、物陰に隠れてもらい玄関に向かった。


「あの、隣の者ですが。少し静かにして下さい。あの、聞こえてますか?」

「すみません。うるさくしてすみません。」

「分かればいいんですよ。今日は、初等科から大学まで入学式と言う大事な日なのに。早く準備したほうがいいですよ。え?」

「あっ、明希じゃないか。お前、隣だったの?」

「遥か。相変わらず、騒々しいわね。」

「俺じゃねえよ。さ・・・。いや、何でもない。」

「あっ、明希だ。久しぶり。」

そんなやり取りしていると凄い勢いで桜がやって来ていた。

「日本魔法魔術学校 魔法総合1-3の担任。冬川 遥だ。」

「桜梅高校 魔法総合の非常勤講師 花守 桜。ハルもそこで、魔法総合の非常勤で働いたの。ハルとアッキーとは、一年前に友達になって毎朝ハルの家で朝ご飯食べてたの。」

「雪音 三玖(みく)。日本魔法魔術学校 高等科。ここ八王子で最大勢力の銀虎会組長の愛人よ。昨日、彼らの揉め事で困っていた所を助けてもらったの。」

「日本魔法魔術 初等科 1-22 担任 夏山 明希。遥とは、幼稚園からの幼なじみで 桜とは、元同居人だったの。」


「三玖。女子校生で若頭の愛人という認識で大丈夫か?」

「うん。それで、あってるよ。ハルルン。」

「誰が、ハルルンじゃい。」

「あっ優香達と登校するんだった」

と桜が思い出したよう言ったのもつかの間姿を消した。

三玖が着替えている間に、全裸の優香と紅実を連れて戻ってきた。

明希が、自室から3人の着替えを持って来てくれた。

そして、優香達が今日から日本魔法魔術学校の大学部に入学する元生徒の鈴を呼び出した。


桜が、家からスライム5種(ライトブルーとスパークリング、ペールオレンジ、ピンク、マシュマロ)とどんぶりを持って来たらしい。

俺と明希の部屋から食材と炊飯器2台を使って調理した。

冷蔵庫から、バターとマーガリン、バタースライムを取り出して置いた。

二斤の食パンを2本用意して。調理中に一本を桜にやると、5種のサンドイッチにしてペロッと食べやがった。


人数分トーストとペールオレンジ(小麦)スライムを焼いて。マシュマロスライムは、少し溶かして。

ライトブルーとスパークリングスライムは、切ってから小皿に移して置いた。

ピンク(花蜜)スライムは、切ってヨーグルト和えた。

6人で食卓一杯に料理を乗せを囲み朝ご飯を食べながら、2人から事情を聞いた。

桜は、どんぶりに特盛り5杯をたいらげたら。


朝の珍事は、昨日三玖が俺の部屋に忍び込み 起きる時間になったに目を覚まさないので口に全裸姿で俺の上に馬乗りになり拳銃をぶち込み。

そこに、突然 全裸の桜が現れてその姿を見てブチ切れて。怒りで全身をマグマの様にして。シーツが、燃えかけ。

三玖が、冷魔法でシーツをキンキンに冷やしたらしい。


三玖は、昨日の龍宝会のパトロール中に出会ったらしい。

龍宝会は、東京を中心に全国的に活動している地域のパトロール奉仕団体だ。

そこで、銀虎会で付き添いのものが喧嘩をしたのを俺がどうにか治めたらしい。


あっという間に、みんなで食べ切った。

2/3は、桜の胃袋に入っていた。

桜と優香、紅実は、新宿へ。鈴は、大学寮に帰っていた。

明希と俺、皿洗いを終えて。教員住宅からそれぞれの入学式に向かった。


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