出会い、そして始まる新たな生活
善紀「ここはいったい?見たことない場所だが」
善紀「森のようだが…人の気配がないな…。」
不動善紀という少年が迷い込んだのは幻想郷の中でも危険な魔法の森の奥深くだった。
そこは人食い妖怪のすみかでもあったのだ。
???「ニンゲンダ、オイオマエラ、ニンゲンガイルゾ。」
???「オレハ、チョウドハラガヘッテタンダ。」
善紀「な?なんだ?」
そういって振り向いたら背後に2匹の黒いオオカミがいたのだった。
そして、襲いかかってきたのだった。
善紀「うわぁぁぁ!」
そして森の中に悲鳴が響いたのだった
???「恋符「マスタースパーク」!!」
善紀「なぁぁぁぁ!!!!!!!」
そしてどこからともなく謎の少女の声が聞こえた後に光に包まれ、
俺は意識を失ったのだった。
sideend
魔理沙side
魔法使いの霧雨魔理沙が実験のための材料と夕食の材料を探して森を飛んでいた
すると突然悲鳴が聞こえたのだった。
悲鳴「うわぁぁぁ!」
魔理沙「な?悲鳴が聞こえたなあっちのほうか?」
魔理沙はしばらく悲鳴が聞こえた方角に飛んでいた。すると、
魔理沙「お、ありゃ人間が妖怪におそわれてるな、よし助けるか。」
魔理沙「恋符「マスタースパーク」!!」
魔理沙は襲われてた人間を助けるためスペルカードを使ったのだったが…
人「なぁぁぁぁ!!!!!!!」
魔理沙「あちゃー、当たっちまったか、出力は弱めにしたが、大丈夫か?」
襲われていた人間にも当たってしまったのだった。
魔理沙「おーい、大丈夫か?」
魔理沙は声をかけてみたが反応はないのだった。
魔理沙「気絶してるようだな、永琳のとこに連れていくか!」
sideend
霊夢side
人気のない山に寂れた神社がぽつんとあった。
妖怪退治を生業とする貧乏巫女が今日も縁側でお茶をすすっていた。
その神社は博霊神社という名前でその巫女は博霊霊夢という名前だ
霊夢「はぁ今日も平和ねぇ」
ズズー
霊夢「それにしても魔理沙遅いわね、何かあったのかしら」
sideend
魔理沙side
====永遠亭====
魔理沙「おーい、永琳いるか?」
永琳「あら、魔理沙じゃない!何の用かしら?」
魔理沙「ちょっとな人間が妖怪に襲われててそれを助けたんだが
マスパに巻き込んじまってな大丈夫だとは思うが診てやってほしい」
永琳「わかったわ、すぐ診るわね」
魔理沙「頼んだんだぜ!」
~~~~少女診察中~~~~
永琳「軽い脳震盪を起こしてるわね、すぐ目は覚めると思うわ
ウドンゲー、部屋に寝かしてあげて。」
鈴仙「わかりましたー師匠」
sideend
善紀「う、うーんここはどこだ?」
俺が目を覚ましたのは、布団の上で周りを見ると
知らない建物の中だった。
???「お、気が付いたか?よかったんだぜ。」
善紀「ん?あんたは誰だ?」
そして、目の前にはメイド服のような服を着てとんがり帽子をかぶっている
金髪の少女が声をかけてきたのだった。
魔理沙「私は霧雨魔理沙、普通の魔法使いだぜ、
お前が妖怪に襲われてたんで助けたんだけど
私の魔法が当たってしまってな気絶しちまったから
永遠亭に連れてきたんだ本当に済まなかったんだぜ。」
善紀「俺は不動善紀だ、ところで、永遠亭?
妖怪?魔法?、どういうことだ?」
魔理沙「お、もしかしてお前外の世界から来たのか?」
善紀「ん?外の世界?どういうことだ?ここは日本じゃないのか?」
魔理沙「ここは幻想郷、日本ではあるがお前のいた世界とは違うんだぜ。
ここは人と人以外が暮らす世界なんだぜ。」
善紀「違う世界だっていうのは分かったが、
元の世界には帰れないのか?」
魔理沙「帰る方法ならあるんだぜ、博麗の巫女に頼んだら帰れるぜ。
ちょうど神社に行くつもりだったし一緒に行くか?」
善紀「ああ、頼む。」
???「あら、気が付いたのね?」
魔理沙と話していたら部屋に赤と青のナース服のような服を着た
銀髪の女性と頭にうさ耳をつけてブレザーを着ている少女が入ってきたのだった。
善紀「あんたらは誰だ?」
永琳「私は八意永琳ここの医者よ。」
鈴仙「鈴仙・優曇華院・イナバです。」
魔理沙「永琳、どうやら外の人間らしいからとりあえず博麗神社に連れてくんだぜ。」
永琳「そう、じゃあまたあとでね」
鈴仙「気を付けてくださいねーお大事にー。」
善紀「ところでどうやって行くんだ?」
そんな疑問を聞いていたら魔理沙が帽子から箒を取り出して跨っていた
魔理沙「飛んでいくんだぜ、善紀、しっかりつかまってるんだぜ!」
~~~~少年少女移動中~~~~
====博麗神社====
魔理沙「霊夢ーいるかー!」
霊夢「あら魔理沙、遅かったわね、ところでそいつは誰?」
神社に着いたら縁側で脇の部分が見える巫女装束のような服を着た
巫女っぽい人がお茶をすすっていた
魔理沙「こいつは不動善紀、外来人だ元の世界に帰りたいってさ。」
善紀「ああ、頼む」
霊夢「そう、迷い込んだのね、待ってて今準備するから」
そう言って巫女っぽい人が立ち上がった瞬間
???「待ちなさい霊夢、彼は能力に目覚めているわ」
どこからともなく紫色のドレスを着た女性が現れて
制止したのだった。
善紀「どういうことだ?あんたは誰だ?」
紫「私は八雲紫、この幻想郷の管理者よ、
貴方をもとの世界に返すわけにはいかないわ
なぜならあなたは『一度見た武器を複製し扱う程度の能力』を持ってるからよ。
それにあなたは霊力と神力も持っているわ。」
霊夢「うーん、本当ねよく見たら強い霊力と神力を持ってるわ」
紫「貴方にはこれから幻想郷で暮らしてもらうわ」
善紀「帰れないのか?まあ、仕方ないな。」
こうして俺は幻想郷で暮らすことになった。
霊夢「これからよろしくね善紀、改めて私は博麗の巫女博麗霊夢よ。
何かあれば頼りなさい」
善紀「ああ、よろしく」
魔理沙「ちょうどよかったな善紀、今日の夜は宴会なんだぜ!」
霊夢「いろいろ説明しないといけないわ今日は神社に泊まっていきなさい
ついでに宴会も参加しなさいよ。」
こうして俺の幻想郷での新しい生活が始まるのだった。