番外編 その15 ピスタチオ。オトナの女性、隠された意味。うっ、298円っ!
大阪の地下街を歩いていると、ふと緑色の小箱が高く積みあがっているのが目に飛び込んできました。あっあれは…ピッ、ピスタチオ!
「やっぱり!」
これが当方のファースト・インプレッション。
というのも、以前「番外編その14」で取り上げましたパスコさんの「スカイベリーのタルト」。これのトッピングにピスタチオが使われていたからです。
それまでに2度、ピスタチオを使ったケーキに出会っていましたので、こりゃ「ピスタチオブーム」が来ているのかと勝手に想像していたのですが・・・やっぱり、こりゃブームきてんじゃね?(普段はこんな言い方しないのですが、勢いで)
一度、お店を通り過ぎたのですが、思い直して急停止、そして急反転。結構な人込みでしたので、後ろを歩いていた方は、当方の突然の不自然な動きに迷惑したかと思います。
こういった場合、大抵、「ああ、あの時買っていれば…」と後悔することが多いのです。あくまで経験上ですが。人も、モノも出会いはいつもタイミング。逃してしまえば、もう後の祭り。なので「気になればGo」をモットーにしています。とはいえ「人」に関しては、なかなかGoできませんけどね…
さて、気になる商品を握り締めレジに向かいました。そこで、
「えっ?」
本当に口に出してしまいました。
レジ担当のお姉さんは、かなり怪訝な顔つき。
しかしですね、このタイプのチョコって相場はひと箱、百円内外じゃないですか。当方も、財布の小銭コーナーの銀色コイン1枚とあと…などと考えていました。
「298円です」
って、オイ!
思わず、店員さんに突っ込みそうになりました。
怪訝な表情を無理やり元に戻して、ごくごく自然な風を装って購入いたしました。あーハズカシ。
さて、前置きが長くなりましたが、これが今回の一品です。
森永製菓さんの「ダース<ピスタチオガナッシュ>」。
ここで、最初に謝らなければなりません。
この商品、2月末までの期間限定だったとのことです。当方の入手は3月1日だったのですが…「サトーとシオの物語」が長引いてしまい、執筆・報告が遅れてしまいました。まだ、どこかにあるかも。いや、もうないかな…。
森永「ダース」と言えば、おやつチョコの定番。
あまり気にしたことはなかったのですが、この商品のネーミングは「12個」を意味する1ダースから来ているのかと思っていたのです。しかし、実は違うようです。
公式HPによりますと、以下のようになります。
『ダースの美味しさを多くの皆様に味わって頂きたい!』という想いが込められています。DAR・・・「与える」、「贈る」(スペイン語) ARS・・・「技」、「芸術」(ラテン語)
おいしさを尽くしたモノをどうぞ召し上がれと言う意味の造語だったとは、少し驚きました。しかしながら、本商品・ピスタチオガナッシュに関しては公式HPで、
「デザインは、『ナッツの女王・ピスタチオ』『ダースの“12”』から『トランプの女王(クイーン/12)』をイメージしたオリジナルのクイーンをアイコンとして使用」
とおっしゃっております。
やっぱり1ダース=12個のダースがこの商品のメインコンセプトなんじゃないでしょうか?
さてさて、箱の外からいつも通りに香りを確かめます。鼻を近づけて…う~ん、紙の香りしかしません。そりゃそうか。
では、早速、ご開封!
むむっ。オサレですね。ターゲットをオトナの女性に絞っているだけのことはあります。
トランプの絵札の人物像には、隠された意味があるといわれています。
こんな風に、この商品の蓋の裏側に説明が記されているので調べましたですよ。
あまり長くなるので割愛いたしますが、トランプの絵柄、特に11、12、13にあたる「ジャック」「クイーン」「キング」には、それぞれ円卓の騎士やダビデ王といったモデルがいることを初めて知りました。
完全に真横を向いている「片目のクイーン」がいないということも…いつも女性は「すべて」を見ている、ということなのでしょうか、ね…。
あっ、さりげなく、
って書いてありますね。これは、普通のダースにもあったっけ? そこまで気にしていないので・・・次に食べる時に調べておきます。
いざ。パッケージを開けました。
途端に広がるチョコレートの芳香。ああ、アーモンド風のナッツの香りがふわりと鼻をくすぐります。チョコの甘さの後ろに控える香ばしさ。とはいえ、アーモンドよりクドくない、と我が鼻が言っております。
それでは、計測に入りま~す。
結局、2話にまたがってしまいました。相変わらずです。無計画です。すみません。