番外編 その6 「紡錘型メロンパン」の皮は固いのだが、しっとりしている。
防水型メロンパン。
どんなに強い雨が降っても大丈夫。
海水浴中でも、サーフィン中でも楽しめます……
ではなくて。同じ発音でも大違いの「紡錘型メロンパン」。
ニシカワ食品さんの「白あん入りメロンパン」。同社HPの説明によると、フムフム。
神戸で親しまれてきたメロンパンは、メロン型のパンに、白あんが入ったものでした。懐かしい味のするおいしいパンです。
メロン型のパンって……ニシカワ食品さんは兵庫・加古川市の会社なので、神戸の紡錘型メロンパンが「デフォルト」なのでしょう、きっと。
さあ、深呼吸。
袋を開けました。
メロンパンの香りやいかに。
目を閉じて、メロンパンの袋に鼻を突っ込んでいる姿。それも、深夜の台所。目撃したくないですね。されたくもないですが。
むむ?
メロンの香り(フレーバー)はしません。丸いメロンパンのような強いバターの香りもしません。固い小麦の層を連想させる、少しくぐもった感じの香り。あと、ほのかにイーストの香りもするような……
では早速計測タイム。
重さは133グラム。片手で持つと、ずっしり。十分に伝わる存在感。
縦(一番長いところ)は約14センチ、横幅の最大は約8センチ。高さは最高点で約5センチでした。
このメロンパンの特徴でもある、マクワウリのように縦方向に入っている表面のくぼみの数は計7本。なので、両端を除いて、畑のウネのように盛り上がっている部分が6つできています。……表現力がなくてすみませんです。
包丁を手に裂ぱくの気合で切りつける。
ザクッ。
真っ二つになった胴から、白あんがのぞいた。
皮は丸いメロンパンのようなビスケット生地ではないです。グラニュー糖がまぶされている訳でもありません。ボディの部分よりは、やや固い生地。固いのですが、みずみずしく、しっとりしています。
このしっとり固い皮は、一番厚いところで約4ミリ。薄いところでは約1ミリとなっていました。測ってみると思ったよりもぶ厚いです。
さて、パンの身体測定もこのあたりにして、
それではイタダキマース。
頭? 顔? 先端の部分から、ほおばりました。




