98.考えるんじゃない、感じるんだ的に言えば、ふくらみの力を残すような生地の状態で取り出します。
次は、焼き上げの実際の作業についてです。
これまでに何度も書かせていただいていますが、当方は食パンのレシピでありながら型に入れずに「巨大○パン」として焼いています。あれっ、何だか意味深な伏せ字となってしまいました。○に何が入るかはご想像にお任せいたします……ってのは置いといて、「まる」と打ったら「○」と変換されたので、正しくは「丸パン」でした。
まずは焼成に向け、オーブンを予熱します。ただいま主役のパン生地はというと、すでに成型を経て、2次発酵を終えた状態です。
我が家にはホイロ(発酵)装置があるので……という方はごくまれだと思われます。大抵はオーブンレンジの発酵機能を使って1次・2次発酵をなさっておられると思います。かくいう当方も、シャープ製の電気オーブンレンジの温度を40度くらいに設定して2次発酵させています。
となると、若干の問題が生じます。本来なら2次発酵の終了後すぐ、焼成の作業に入りたいのです。しかし、焼き上げのためにはオーブンを予熱しなければならない。小生の焼成の設定温度は(しょうもないギャクをはさんでおきます)、日によって異なりますが200度前後となります。この温度まで予熱するとなると、我が家のシャープ君では10分以上かかってしまうのです。
2次発酵終わった~! さあ、オーブンから生地を取り出して予熱開始っ! って、おいおい。焼き始めまでに10分も余計に掛かってまうやんか! ……ざっといえば、こんな感じです。実際に作業をすれば、何とももどかしい10分となります。
ということで、スムーズに焼き上げ作業に移るためには、予熱の時間を差し引いて2次発酵の生地をオーブンの庫内から取り出す必要があります。考えるんじゃない、感じるんだ的に言えば(パンの騎士?)、最後のふくらみの力を十分に残しているような生地の状態で台所のテーブルへと取り出します。
この時点の生地は非常に繊細な状態となっているので、むやみやたらに触らない、かつ、雑に扱わないよう心掛けています。ツンツンつつくと確実にしぼみます。いや、めっちゃ触りたいんですけど……ぐっとガマンしましょう。乾燥と温度低下のダブルパンチを受けるので、生地にとっては最悪の環境となります。迅速に焼成作業に入りたいところです。
すみません。土曜日、日曜日(おそらく祝日も)は投稿お休みします。パンは焼きます。
お読みいただいてありがとうございます。お礼にパンを差し上げたいくらいです……
パン大好き