1.パン作りは人を育てるのと似ている。
パン作りは、人を育てるのと似ている。
パンが好き。食べるのも、そして作るのも。
「食べる」に関しては、食パンもアンパンもデニッシュパンも、とにかくなんでも好き。
しかし「作る」となると基本的に食パンだけ。とは言っても食パンの型を使わないことが多いので……これは、単に邪魔くさがりなだけなのですが。
実際には、レシピが食パンの「大型丸型パン」を焼いています。
食パンしか作らない理由は、ひとえに技術がつたないから。
それはもう何年も前のこと。
パン作りに取り掛かった当初、同じ方法なのに、なぜか同じ焼き上がりにならない。
粉が多いのか、水が多いのか、それともこね方が悪いのか?
パンひとつ焼くにしても、いろんな要素がが重なり合っています。
初心者にとっては何が問題となって、そんなパンが焼きあがっているのかまったく見当がつきません。
こんな状況を脱するために、シンプルな食パンにレシピを固定。何度もパンを焼いて問題点をひとつずつ焼き直していこうと考えたのでした。
少し大げさですが、現在もそんな方向性を維持したままで、「パンを焼くとなれば食パン」が続いています。
そういえば書き始めて思い出しました。
食パン作りに慣れたころ、メロンパンを作ろうとして、本物のメロン、それも夕張メロンの果汁を仕込みの水に使ったパンを。
香り高く、甘くておいしいパンができるはずが……
※「ですます調」に書き直しました