7thEpisode ルールの穴
体格のいい男たちが頭を下げてゆうとと牧君に言う「さっきはすまなかった。お前の気持ちを理解できてなかった」「いえいえ、僕の方だって、煽ってしまって」牧もそう言い丁寧に頭を下げた。「お詫びと言ってはなんだけど」そういい男たちは鍵を渡した「え!?いいんですか?」ゆうとが驚く。「じゃあ二人目のクリア者はー?」そういいゆうとは牧の方を見るが牧は首を横に振る「最後までゆうと君の横にいたいんだ」そう言われるとゆうとは言う「じゃあ、おっちゃん。」「いやいや、いいよあんちゃん。お前さんに二度も助けられるなんて。」「いいよおっちゃん、3000万手に入れたらこの後も順調にゲームを進められてクリアできるだろ」おじさんは鍵を受け取り一度鍵穴に差し込んだが念のため最終確認をする「ほんとにいいのかい?」ゆうとは笑顔で答える「ああ、いいよいいよ。元気でな」おじさんは泣きながら言う「ありがとう、ほんっとにありがとう」そうしておじさんはクリアした。「またおっちゃん泣いてるよ」ゆうとはそう言い、その後に全員に言う。「こっちには策があります。でもそのためには鍵が必要です。二つとも地面の中にあったということはおそらく3つ目も同じ方法で見つかるはずです。策には1つの鍵が必要です。なのでみんなで探して、みつけたら俺に届けてください」14の部屋はさっきとは違ういい雰囲気になっていた。ほぼ全ての爆弾を破壊したが、今のところ鍵は見つかっていない。「これがラストだ…」そういいラストの爆弾を起動させようとした瞬間モニターが光った「はい!ということで三人目のクリア者がでましたーーー。パチパチパチ」全員がハッとする「なに言ってんだよ、まだ鍵は見つかってないのにどうやって脱出するんだよ」「そうだそうだ」ゆうとは額に手をあてて座り込む「おや?ゆうと君はもう気づいているみたいですよ」ゆうとは申し訳なさそうに言う「やられた。とっくに三つ目の鍵は見つかってたんだ。それでもそいつは俺らに報告しずに、一人でクリアしようとしたんだ。そしてラストの爆弾を起動させようとしたとき、自然にみんなの目線は爆弾に向く。その隙をみて逃げられた」ゆうとは壁を殴って落ち込む(くっそ、最悪だ。ついさっきまでは誰かが裏切ることぐらい検討はついていた。でも一回あいつらが鍵を俺に渡してくれた時に油断した。やられた)「ということで、もうクリアはできません。残り時間30分!あと30分で一酸化炭素が流れ込むんで、それまで待っててくださいね。あ!そうだ。もし時間まで待つのが嫌なら、そこにある爆弾を使って自殺してもいいよ」そしてモニターが消えた。全員が泣いている。誰一人立ち上がろうとしない。(それはそうだ。もうクリアできないんだから。ん?クリア?そういえばあいつがずっと言ってたクリアってなんだ?しかも今までのゲームだったらお金が増えるか、減るか、変わらないか、死ぬかの四択だった。でも今回のゲームは死ぬか、お金が増えるかの二択。まずそれ自体が違和感。だとしたら鍵を見つけて開ける他にも脱出方法があるのか?そういえばあいつ、クリアできるのは三人と断言してたが生き残れるのは三人とは一言もいってなかった。しかも、三人しか生き残れないなら今すぐ殺してもいいはずだ。なんなんだ、この違和感の正体は?考えろ、考えろ)「そうか!そういうことだったんだ。みなさん立ってください。まだ終わりじゃありません。見つけたんです。生き残る方法が」「でも、さっきの策ってやつは、もう鍵がないからできないだろ?」「違うんです。もともとこのゲームに鍵なんて必要なかったんです。まず第一に、1つの部屋に閉じこめられた時に、どうやって脱出しようとしますか?」「窓か扉の鍵を開けてでる」牧が答えた「そうです。では鍵が閉まっていたら?」「窓か扉を壊してでる」体格のいい男が答えた「そうです。壊すんですよ」「でも、どうやって?俺らはさっき全力でタックルしても扉どころか、壁すらもダメだったじゃねーか?」「じゃあ、今そこに開いてる穴はなんですか?」「あ!そうか!爆弾だ!」「牧君正解!爆弾はこのカチカチな壁でも破壊できるんです。もし壁と扉が同じ素材なら…」「扉も爆弾で破壊できる…」「そう!」「でも、肝心の爆弾は床に埋まってて取り出せない。あの距離から扉の壊すのは無理だろ?」「でも、一つだけあるじゃないですか?床に埋まっていない、りんちゃんっていうやつが自殺用に使っていいって言ってた爆弾があります」そしてゆうとは爆弾の前に立っていう「みなさん、離れていてください。もしかしたら爆発するかもしれません」そう言うとみんなは離れて応援するが牧だけ、運ぶのを手伝った「このまま何も出来ずにゆうと君が死ぬのはダメ」そして扉まで運ぶのに成功した。そして全員で見守る中、ゆうとがボールを投げる。ただし爆弾は起動しない。どうやら衝撃が足りないようだ。「見てあれ!」指を指す方向には起動スイッチがあった。それに上手くボールを当てても起動しない「てことは…誰かが死を覚悟でスイッチを押さないといけないってこと?」目つきの悪い女が言う。当然誰も行こうとしない中、牧が言う「僕が行くよ。みんなには迷惑かけちゃったし…」誰も止めようとしないが、ゆうとは止める「もう『死にたい』なんて言わないって約束したよな?」「でもこのまま全員死ぬよりかはマシだ。なによりゆうと君には生きてほしい。これは僕の願いだ。もしかしたら時間差で作動して、その間に逃げれるかもしれないし」「いやだ、時間差で発動するわけない。お前だってわかってるだろ?」牧はニッコリしてゆうとを見る。そして牧がボタンを押そうとした瞬間、「待って牧君!1個あるじゃないか。時間差で大きい衝撃を与えられる仕組みが!」そしてゆうとは走って扉を無理やり開けようとして急いで、牧の手を引っ張って、その場から離れる。その瞬間…鉄球が降ってきてスイッチを押して爆弾が起動された。大量の煙の先にあったのは…全員が見守る。煙がなくなった瞬間一人の男が声をあげる「やったーーー!14の部屋、全員生還だーーーーー!」扉が開いていて、全員が先へ進む。先には迷子の子供とおっちゃんと裏切者がいた「あんちゃああああん」おじさんが泣きながらゆうとに抱きつく。その瞬間モニターがつく「なんでここに、全員いるの!?もしかして気づいたのね。小林ゆうと、見直したわ。あなた少し頭いいのね。脱出サバイバル、全員生還よ」会場が歓喜に包まれる。ただし正規クリアは三人だけなので金額は増えなかった。おじさんは金額を牧とゆうとで三人で分けて全員ピッタリ0円になった。全部の部屋から人が出てきた。大体の部屋が3人だった。泣いている者もいれば、喜んでる者もいた。モニターが光った「ゲームクリアおめでとうございます。次のゲームで最後です。記念すべき最後のゲームはーーーー?こちらです!かくれんぼ!!!!」




