5thEpisode 自殺志願者
さっきまでゆうとはパネルにマイナス1000万と書かれていたが今見たらマイナス500万と書いてあった。ゆうとは驚いておじさんの方を見る。そうしたらおじさんのパネルもマイナス500万になっていた「おじさん…これ」おじさんがこたえる「なんかさ、こうやって相手にお金をあげられるっぽい。ゆうと君にはまた助けてほしいから…金額を揃えたいんだ」「おっちゃん…」
またモニターにあいつがうつる。「次のゲームはちょっと長くなるよ、でも今回はみんなで協力するゲームだよ。そのゲームとは…脱出サバイバル。ルールは簡単、今からそれぞれ好きな番号の部屋に入ってもらう。そこではそれぞれの説明を受けてね、でも君たちデスゲームばっかで疲れちゃったよね。だから少しバカンスをあげる。また24時間以内にここに戻ってきてね」そう言い残してモニターが消えた。
そして一つの扉が開いた。その先には料理屋、ゲームセンター、カジノ、ショッピングモールなどなど様々な娯楽施設がある。おじさんと一緒に中華料理屋に入ったがおじさんは何も食えないようだ「食わなきゃ死ぬぞ」ゆうとが忠告するがおじさんは「人が死んだんだ。その後に食う飯は不味い…」と一点張り。そこでおじさんと同じように何も食えてない少年がいた。ゆうとと同じぐらいの年齢だ。おじさんが話しかけに行った。「やっぱ無理だよねえ、気持ちはわかるよい」
少年はいっこうに顔を上げない。「もう、さなちゃんはこの世にいないんだ、じゃあもう生きてる意味なんて…」そういい、彼はナイフで首の静動脈のところをきろうとしたのを、ゆうとたちは必死に止める「待ってくれ。早まるな少年‼いったんわしに全部話してくれ。」そして少年は少し時間をおいていった。「ここじゃなんだから、ホテルにでも行くか」プレイヤーには一人一つ、小さい部屋がある。おじさんの部屋で話し合った。「落ち着いたか、少年」少年は一回首を縦に振り、下を向きながら喋る「僕の名前は牧しゅんたろう。友人からもらったチケットで、彼女のさなちゃんっていう子と遊びに来てたんだけど…おじさんたちも覚えているんじゃない?なんでここにいるか?」「あのアトラクションだな」ゆうとは言う。「そう、そこで学生証を見したんだ。怪しいなって思って受付の人に『もう、時間があれなので大丈夫です』って言ったんだけど無理矢理、中に進ませられて…一つ目のゲームは強気で賭けたら負けちゃって」「なんぼ負けたんだ?」おじさんが聞く
「3000万…」
ゆうと達は呆れた表情で見る「そしたら、当然お通夜みたいな雰囲気になったんだけど、さなちゃんだけは違った、さなちゃんは必死にみんなを鼓舞して『次は勝てる』『頑張ろう』ってね。まぁ僕が惚れたのはそういうとこなんだけどさ…でも次のゲームの内容を聞いた時、終わったと思ったんだ。」
「なんでだ?easyの問題を選べば、どんなアホでもクリアできるんじゃないのか?」
「それが彼女…境界知能なんだよ…」「境界知能?」おじさんが空気を読まずに首をかしげる。ゆうとがため息をついて言う。「障害者と人間の間ぐらいの知能のこと。」「そう、数字とかはまだ読めるんだけど…漢字が読めなくて…そのとき諦めたんだ。一緒に死のうって。残り時間が数秒に迫った時彼女のプレートがマイナス5000万になったんだ。そして僕のプレートがマイナス2000万になったんだ。そして彼女は即死刑された。
せなちゃんは…自分の死を察して、僕にお金を託して死んでったんだ。なんとかそのゲームは彼女の意思を継ごうと思って生き残ったんだけど・・・せなちゃんがいない世界で生きてる意味なんてないいんだ。頼むから死なせてくれ」
「じゃあさー、俺のために生きてくれよ」ゆうとが言う。
「なんでだよ、もう生きるのが辛いんだよ。ほっといてくれよ」そういい牧君は僕らの目の前から消えていった。




