『五年後の君に、あのとき言えなかった好きの続きを。』
春の雨が降る駅前で、僕は彼女と再会した。
五年前、突然転校していったまま、音信不通になっていた——
高校時代の初恋の人、真白(ましろ)。
当時、伝えられなかった想い。
伝えようとして、伝えそびれた言葉。
「ひさしぶり。覚えてる?」
その笑顔は、あの頃と少しも変わらなかったのに、
彼女の左手には、見慣れない指輪が光っていた。
だけど、まだ終わってない。
あのとき交わせなかった“さよなら”の続きを、
そして、“好き”の続きを、今から話そうと思う。
それが、僕の五年間の遅刻の答えだから。
五年前、突然転校していったまま、音信不通になっていた——
高校時代の初恋の人、真白(ましろ)。
当時、伝えられなかった想い。
伝えようとして、伝えそびれた言葉。
「ひさしぶり。覚えてる?」
その笑顔は、あの頃と少しも変わらなかったのに、
彼女の左手には、見慣れない指輪が光っていた。
だけど、まだ終わってない。
あのとき交わせなかった“さよなら”の続きを、
そして、“好き”の続きを、今から話そうと思う。
それが、僕の五年間の遅刻の答えだから。
第1話:雨上がり、隣にいた君
2025/07/07 12:50
(改)
第2話:初恋の記憶、消せない言葉
2025/07/09 19:13
第3話:転校の理由、交わされない「さよなら」
2025/07/09 19:14
第4話:探り合う距離、指輪の影
2025/07/09 19:15
第5話:五年の空白、それぞれの軌跡
2025/07/09 19:16
第6話:指輪の真実、告げられる言葉
2025/07/09 19:16
第7話:あの頃の「好き」、今、伝える「好き」
2025/07/09 19:17
第8話:遅刻の答え、そして二人の明日
2025/07/09 19:18