表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/65

第5章 標的はヘリオス山!闇憑き異変を追え

いよいよ専任S級冒険者としての初陣が動き出します!

闇憑き異変、そして王都への危機。ミサオたち永井家は、新たな脅威に立ち向かう!

「理由は?」


お互いに椅子に腰掛け直して、話を続ける。


「理由は3つあります。第一に、近くの村の狩人たちによる目撃情報。

いままで単独行動が基本だったはずの闇憑きが、複数の魔物と集団で行動しているという証言です。

これが気になります。」


静かに語るミサオに、セルジオは真剣な眼差しを向ける。


「第二に、山の周囲で発見されている複数の闇憑き変死体。

どれも、押し潰されたような痕跡があるという噂です。

第一の話と関連があるかは不明ですが、異様な現象には違いありません。」


一度言葉を切り、ミサオは続けた。


「そして第三に……この場所から王都までの距離です。

馬車でも三日、本気を出した魔物ならもっと早く到達できるかもしれない。

この王都周辺は人口密集地帯。万一に備え、早急な調査と対処が必要と判断しました。」


ミサオの言葉に、セルジオは力強く頷いた。


「……上出来だ。みんな聞いたな!」


セルジオが一喝すると、会議室内に緊張が走る。


「これより本件を最優先事項とする!

各地のギルマスは、自分のエリアで少しでも異変があれば、必ず本部に報告を上げろ!

総員、検討を祈る!――解散!」


ギルドマスターたちは慌ただしく席を立ち、それぞれの拠点へと戻っていく。

その中には、見慣れた顔――ハイネスの姿もあった。

部屋を出る直前、ハイネスはミサオに笑顔でウインクしてみせる。


グランドマスターに軽く会釈をし、永井家も部屋を後にした。


いざ、ヘリオス山へ!

ミサオの初動、完璧な判断!

王都に迫る異変、その鍵を握るヘリオス山へ――!

次回、調査開始です!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ