第3章 首都ギルド本部、専任S級冒険者としての初会合
いよいよ首都トリニダス、冒険者ギルド本部でのお披露目!
専任S級冒険者ミサオ、いきなり重役面談です。
ちょっと緊張しながら、会合に臨みます!
受付嬢に待つ間もなく、永井家一行は、大きな会議室へと案内された。
そこには、見るからに偉そうな人たちがずらりと並び、こちらを注視している。
一番奥、俗に言う上座に近い場所へと促され、緊張しつつ席に着くミサオたち。
「前もって通達した通りだ。闇憑きの増加に対する特別処置、専任S級冒険者との初会合となる。
内容は前回取り決めた通り、今回の事案に対処していくものとする。
なお、ただ今入室してきた3名が、専任S級冒険者のナガイ・ミサオと、その同行者2名。
嫁のクミコ、息子のコジマル……で、良かったよな?」
声の主は、スキンヘッドに黒い眼帯、右頬に斜めの刃物傷。
ガタイもよく、最初の演説口調とは裏腹に、親しみやすい笑顔を見せてきた。
(イ、イケボでイケオジ、モテ要素つよっ!)
妙なところに感心しているミサオだが、まだまだ会合は続くのであった。
専任S級冒険者として、いよいよ公式の場に登場!
それにしても、ギルドの偉い人たち、やっぱり一筋縄ではいかない雰囲気ですね。
次回、さらに重要な話が飛び出します!