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5★恋の行方



家に帰ってから色々と考えた。


吉野の、あの真剣な表情を思い出すと、複雑な気持ちになる。


でも、本当に俺の事が好きなんだってことは伝わってきた。


だ…抱きしめられたし。


吉野っていうやつは、かなり大胆な男だと思う。

というか、ホモって大体ああいうもんなのかな。


おそろしい。


って、ホモに告られてどうしようか迷っている自分も人のこと言えないが。



「もっとお前のこと知りたい…触りたい」

だと!?


なんで俺がそんなこと言われなきゃいけないんだ。





でも、やっぱり俺も、吉野の良いところをたくさん知ってしまったし。



あれは二回目の一緒に下校の時だろうか。


雨が降っていて、俺は傘を忘れたけど、吉野は濡れて帰るからと言って、俺に傘を貸してくれた。


一緒に入ろうとかは一切言い出さなかった。俺の事を気にかけてくれたんだろう。


一緒に傘入ってたら俺まで変な風に見られてしまうから、気遣ってくれたのだ。

二人で帰っていたのに、その日は俺だけ傘をさして下校した。




綺麗な顔立ちで真面目そうなのに、俺と同じくバンドとか凄い好きで、その話するとはっちゃけてて。



だから、俺も下校するのが楽しかった。

何も気を遣わなくていい…それが凄く心地よかった。










************












「俺さ、吉野と付き合ってもいいよ」




次の日の帰り道。



俺はついにこう言った。




「ま、まじか…?」



「まじだよ。…俺もたぶんお前のこと…す、好き…」



顔が一気に熱くなった。


恥ずかしくて死ぬー。




「嘘みたい…すげうれしい……」



吉野が、自分の顔を手で覆っていた。


「な、なんで顔かくしてんの…」



俺が言うと、


「うっさい!今絶対顔ニヤけてるから見せたくない…」


と、耳を真っ赤にしながら答えた。








こうして、俺と吉野は、はれて恋人どうしとなったのだった。





**


やっと恋人になりました!おめでとう笑


これからが本番です…いちゃいちゃしてるの書きたいです★

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