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社会人一年目の夏
社会人一年目の夏は春に比べたら、少し仕事にも慣れて、働き甲斐を感じていたことだろう。
私は順応性が無いので、臨機応変な対応ができない。
そのことで、ミスは繰り返しては叱られてばかりいた。
どうして、みんなができていることが自分にはできないのだろうと悩み日々。
焦りや不安で、仕事をしたくないという感情ばかり芽生え始めていた。
誰だって、不安感はあるし、先行きが見えないことへの不安もある。
それでも頑張って、仕事しなくてはと責任感を全うしようとも考えていた。
社会人って、こんなにも責任感が伴うとは。
予想外であった。
仕事はできている時とそうでない時に分かれていた。
投げ出したくなる時もあった。
まあこんな感じで、社会人一年目の夏は過ぎていった。