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詩全集

青の木陰

作者: 那須茄子

晴れ渡る空が続く 

今に始まる


青の木陰から手を伸ばす


夏の暑さにうなされ

何でも出来そうな気がする

勝ち気った我が儘な私を

君は冷静に流してみせる

いつも安心していれた


ずっと多分

永遠というキーワードは

限定的なもので

いつかは

置いていかないといけない

その日が来るまでは


青の木陰から手を伸ばす


ふと考えた思いつき

あのさ夏に

大きな桜の木でも咲かせてみようよ

夏桜だなんて素敵だと思わない?

想像してみて

桃色の花に真っ青な空のコントラストを


そろそろ私も

預けてばっかじゃいられないや

構って欲しくて嘘ついていたこと

どうか許して

意地を張りっぱなしな頃より

だいぶ素直になれているでしょ


君がいつもそこの

陽だまりで居てくれるから

私はここからでも手を伸ばせる

そういう優しさのせいで

涙もろいからすぐこみ上げてくる


青の木陰から手を伸ばす

君はもう知っての通り

今度ばかりは

二度と会えないから

せめて涙なしの夏にいさせて





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