楽天的な僕ら
神奈川の某所。
とある住宅街のなかでひと際賑やかな家がある。
《鈴木》表札にはそう書いてあった。刻まれていたのほうが正しいか
鈴木家にいる兄弟が多分主人公だと思われる。
新聞屋が来る前に起きていたりする、長男:鈴木信一 性格は真面目な優等生
絵にかいたような優等生です。メガネかけていて委員長とか
今日は彼のお話です。
朝起きて、顔を洗ってブラックを一杯。
「ふうー。やっぱ早起きはいいな」
家族はまだ夢の中であり、忙しくない唯一の時間
昨日の残りご飯で朝食を作り、自分の分だけお弁当箱に詰める
「きょうのメニューはふわふわオムレツとたこさんウインナー」
などと呟きながら詰める「主婦かよ!」と突っ込みを入れたくなるような手さばきでこなすのだった。
「ついでにみんなの分もやっちゃおうかなー」
鼻歌混じりで歌うが 彼のうたはあまりにも崩壊的でなんか・・・・ねえ?
「ぴやあああああああああああああああああああ!!?」
まだ寝ていた兄弟たちを一瞬で起こす超音波的に音痴だったのだ。
ドタドタドタ
誰かがベットから落ちたのだろう。
いつものことだから気にしないけど・・・。
何が原因なのかわからないなあ?
ドタン・・。
タタタタタタタタタタタタタタタタタタタン!
バタン!
勢いよくドアが開いた
そこに居たのは三男浩二であって「てんめえ・・。毎回毎回朝からうるさいんだっていつもいってんだろうがあああああああああ!!!ああ!?」
「おや、何がですか?私はただ皆さんのお弁当を作って少し鼻歌を・・・」
「それ!それが余計!」
「へ?なにがです?」
「鼻歌と歌!!」
「ええ?それのどこが余計なんです?」
浩二は息を吐いて吸いこみ一言
「信一、お前の歌はな果てしなく限りなく絶望的に音痴なんだ・・・。」
「音痴?私がですか?うそです、この前の発表会だってみんな泣いてたじゃないですか感動して」
「あまりにもお前の歌がど下手だからみんなが哀れんだんだよ。気いつかったんだよ」
浩二は冷蔵庫を無造作に開け牛乳とコーンフレークチョコ味を取り出した。
そしてまた信一に言う
「てかさ、何その顔・・?自覚してたと思ってたけど違ったみたいだな」
「・・・・・・・・。へへへ?うそですよね?これドッキリみたいな?」
「いい加減現実みなよ信一みんなそう言うぜ」
信一はまだ起きてない兄弟たちを端から起こして聞いた。
三人とも答えはこうだ
「今頃気づいたんだ。まさかいままで音痴じゃないとでも?」
信一は絶句してエプロン姿のままその場にはいつくばる。
「ひどい、そんなに音痴なの・・・?わたしってええええええ・・・」
ゲシィ
およおよしてる信一を足で蹴る二男智明
「邪魔」
「うげっ」
蹴り飛ばしその上を歩く。
信一の蛙みたいな声が虚しく響いた
★
学校である。朝の色々を引きずった抜け殻は授業をほぼ聞かないで机に突っ伏して泣いていた。
周りにいた友達や先生はどうしたのかとわけを聞く
瞬間
教室爆笑
「ぷっ・・・。お前気づいてなかったんだなあ!まじやべえまじサイコー!!」
隣にいた男子生徒は笑い転げ先生は苦笑い
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・皆の馬鹿あああああああああああああああああああああああああああああああああああああうわああああああああああああんんんんんんんんんん!」
優等生信一は泣きながら教室を後にした
「おーい、授業の最中だぞーってそれどころじゃないか」
★
同時刻隣の教室で大笑いが聞こえ誰かが泣きながら走り去って行った。
「ん?今のは信一だったような・・・。気のせいかなあの勉強馬鹿が授業すっぽかすわけないし」
四男敦也はPSPをいじくりながらそんなことを言っていた。
今の授業は歴史先生は最近彼女ができたらしく有頂天な30歳なへたれ教師
友永仁
へたれだからね?
生徒にもなめられてますから・・。
勝手に授業してるわけで
行ってることは最近の将軍とか伝説とか一部の女子には人気です
とかなにか考えてると隣の先生がはいってきて友永:へたれに耳打ち
「え・・。鈴木信一君が?飛び出したから迎えに?」
「そうなんすよー。なんか家庭であったらしくてーそこの敦也君借りていい?」
「いいですよー彼さっきからゲームばっかしてるから」
ばれてた!
へたれのくせに洞察力はいいんだな。関心関心
てゆうか、先生耳打ちしてても音聞こえちゃってるから意味ないしデスチャ―しなくても皆わかってるからだからへたれなんだよ!口頭で言えや!
いつまで来い来いしてんだよ、あきらめんな。
「鈴木君ちょっと・・・・」
声ちっせーな・・。
「何ですか先生!」
シーってあんた・・・。いや先生もっと声はろうよ
「じゃあ、お願いねす、鈴木君」
「はい。必ず連れ戻してきます待ってて下さい!」
敦也はさっさとその場を後にしたが正直外の出れてやったーなどと・・・思っていないよ?
お兄ちゃん探すよ?
★
一方そのころ長男信一は音楽室に居た。
「ひっぐひっぐうっ」
泣いていたがピアノを弾いていた
ぽろん ぽろん 信一の心がピアノに連動していた
「そこに居る金魚さん僕の歌声聞いてね」
刹那 金魚が浮いてきた・・・・。
「ひやあ・・・」
外に居た鳥も気絶している
ドサ
廊下で倒れる男子生徒達
「うそー・・・。やっちゃったあ」
ああ、兄弟たちが言ってた通り絶望的にど下手であって・・・
どうしようこれ・・・。
ガラッと音楽室の扉が開き四男敦也が入ってきた
「あ、お兄ちゃん・・・・。またやっちゃたんだ」
「・・・・・・・・」
「いいかげん現実認めなよねもうさ、お兄ちゃんの歌声は武器なんだから仕方がないんだよ?」
「武器・・・。楽器がいいなあ」
「はあ、金魚は突っつけば何とか。鳥はそのうち目覚ますとして・・・。これは・・」
とりあえず保健室に運びました
さすがに廊下に寝せておくのはかわいそうなので
「あっちゃん」
「んー?」
「私頑張るよこれも運命だもんね」
「そうだよ。武器としてなら世界一なんだから」
「でもさすがに浩二に言われた時はショックだったかもー」
「そうだね。でも誰かが言わないと被害が出るから」
そうですね。ああ、あとで兄弟たちに何かおいしいものでも作ろう
そして色々許してもらおう
今日は何がいいかな・・。
「あ、授業!?はあ?」
「もう終わってるんじゃない?」
「たたたたたたたたたたたたたた単位が!?やばやびゃあああ」
ぷしゅージュドン
「あ、ショートした」
やっぱ勉強馬鹿かも
信一は猛スピードで廊下を翔って行った。
敦也はゆっくりと教室に戻った。PSPをいじくりながら少し笑うのだった
★二男智明★
二男智明:冷徹無告なサドであり良き相談相手らしいよ
「またやってるよ。あきないなあ浩二は」
ふあああ
大あくびして洗面所に行き顔を洗い歯を磨き顔を整え鏡を30秒見て
食宅につく。
途中長男らしきものを蹴って踏んだけどなんかひどく落ち込んでたなあ
「しくしくしくしく」
「・・・・。うざいんだけど」
「あうあうあうあうあうあうあうあ」
「なにかしたんだな浩二」
「本当のことを言ったまでだ!俺は悪くない」
はあ、まったくさあ長男泣かせてもう
「ごちそうさま。おいしかったよ信兄ちゃん、ほらさ早めに学校行かないと単位減るよ」
さりげなく怖いことを言う
「そ、そうだねじゃみんな外でて単位なくなっちゃう!」
裏で兄貴を動かしている二男智明
★
学校につき教室で別れ自分の教室に行き席に着く
机になんか果し状があったがいらないので破って燃やして捨てたら、近くで見ていたいや観視していた男子たちが駆け寄ってきて
「なんてことおおおお!!」
叫んだ思いっきりうるさかった。
「こここれは武田正憲様直筆の果し状ですよ!君いいなんてことおお」
武田正憲?誰だっけ
「誰?そいつ偉いの?」
彼らの顔に血の気がすーっと消えた
気配がしたものすごくうざったい
ふりかえるとそこは花園でした(正確に言うと女子10数名がボンボンピンクを両手に持ち踊っている、真中に制服を改造した男子生徒が意気揚々とこっちに向かってくるんだけど、手当たり次第にその場に居る男女問わずわがものにしながら・・。歩いてくる)
智明は勢いよく教室のドア窓全てを閉めた
そしてヘットホンを大音量でかけてそれを無視した
「君イいいいい!!何故この美しい僕を無視するんだい?」
『素敵です!武田様ー!!』
「こんなこんなに愛されてるのに・・・」
『武田様はみんなのものー』
「ああ、君はどうして振り返らない?」
「お前がうざいからだ」
武田は一瞬ふらつき雷がうたれたような顔をした
「俺がう・・・ざい?」
「てか誰だ?お前」
「ひい、俺様をしらないと・・・・」
「知らん」
「そんな・・・。絶望的だ」
「果し状書いたの君?正直さ机にとかありえないから普通下駄箱か手渡しだろ」
下駄箱もあんましないから・・・。
武田はじゃあ返してくれもう一回渡すからと言ったが敦也はそれを拒否した
「なんでだ?」
「え、いらないから破ってさっき燃やしちゃったから焦げカスでもいいんなら・・どうぞ」
智明の手の中に無残な果し状だった紙屑が握りしめられていた
武田は絶句し後ろに倒れたがそれをファンクラブメンバーが受け止めて
「おまえだけはおまえだけは俺様の奴隷にしてやるから覚えてろよー!!!」
と、叫びながら運ばれている武田を心の中で二度と来るなと硬く念じて教室内に戻った敦也であった
「お・・、お前武田様をあそこまで虚仮にするなんて凄いな」
「そんなに有名なのか?あいつ」
「有名って、かなりの資産家の息子だからな」
「へーえ」
資産家だからってなんなんだよまったく。うざいだけじゃないか
「ところで君は?」
「酷いし、いやもうなんですかだし!」
キレられた
「小学校6年間一緒だったでしょうが!たしかに小学生のころは君の兄弟たちの渦に飲み込まれそうな感じだったけど一応居ましたから絶対いたから上田哲これ俺だから」
小学生卒業アルバムを見せられた
ああ、たしかに後ろにいるね
「あ。上ぴょんって髪型変えたから判別つかなかったんだ」
「判別って智明君って本当に兄弟だけしか見ていないよね」
涙目でした半泣きでした
「うん。皆あの頃は同じクラスだったしあんま周り見てなかったというか興味なかったってゆうか」
実際ゆうとどうでもいいから
「興味ないっておおおおい」
「勉強するために来てるのになんで余計なことしなきゃいけないんだい?」
「ばっかやろー、青春なめんなよ!たとえば体育祭ちょっとでもかっこいい走りして女子のハートをだながしっと離さないぜみたいなーってなにゆえイヤホン!?え、俺の話だめ?」
かなり退屈だよまったく
せかっく自由な時間なんだしさまずあの武田を返り討ちにしてねえ?
「まあ、青春なんて滑稽なもんだからさ。上ぴょんは君なりになんかやれば?」
「じゃあさっそく女子更衣室から覗こう」
「きみって最低だよ。まあ、生きて帰らないことを願うよ」
女子更衣室に出かけってった上田哲は数分後顔面殴打で帰ってきた
なぜか顔のみで許されたらしい
「失敗しちゃったあ。えへ?」
「そんな可愛い声出しても何にもかわらないがな」
「じゃあつぎは智明が・・・って痛い痛い痛い!ちょまっただだだだだだ」
智明はそこら辺にあった定規で上田の頭蓋を殴打した
結構殴打した
「ふう。あ、君のせいで大切な実習時間が奪われちゃったじゃないか、どうしてくれるんだよ」
「大丈夫。もう作ってあるから」と、シュークリームを差し出し先生に渡す上田がいた
いつの間にかってゆうかいつ作ったんだし
「いつのまに、すごいね」
「ああ、俺の夢は立派な菓子職人になってモテモテな人生を送ることだからな!」
後ろは結構余計だよね。結論結局そっちだし
まあ、成功することを願おうかな
★
無事に学校が終わってよかったな。そういえば信一大丈夫かな
朝あれだけ扱うののがてこずったし
まあ、何とかなってればいいけど
少し明日に不安を感じる二男であった
初めて、ここのの中にしまっていた何かを出せました。
多分めちゃくちゃで読みにくいと思いますがそこはねえ?
ちょっとした暇つぶしになれば幸いです
読んでくれてありがとうw
頑張ります。色々