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囚われの異世界人

 エイカと別れてガオルにオルフートに帰るよう命じた後、恭也は『記憶読取』でガオルからオルフートの首都、ザマイルの視覚情報を読み取り、すぐにザマイルへと転移した。

 恭也がザマイルの転移先として選んだのは捕らわれている異世界人への人質として捕らわれていたオルフートの国民五人の幽閉先だった。


 彼らはこの世界に来たばかりの異世界人をかくまい、その後異世界人への人質としてオルフートに捕まったらしい。

 見張りの兵士四人を眠らせた恭也が建物に入ると、両親らしき大人二人と子供三人が奥に閉じ込められていた。


「異世界人の能恭也といいます。あなたたちの知り合いの異世界人を助けようと思ったんですけど、その前にあなたたちを助けに来ました。どうぞこっちに」


 すぐには恭也を信じられない様子の彼らだったが、ガオルとエイカを倒した時の映像を見せると信じてもらえた。

 その後ザマイルの宿泊施設に一家をかくまい、その後恭也は異世界人が捕らわれているという王城へと向かった。


 王城に着いた恭也は飛行用とは別に隠密行動用にコロトークたちに作ってもらった魔導具で姿を消しつつ、異世界人が捕らわれている地下へと向かった。

 その後牢の扉を破壊して恭也が中に入ると、牢の中には恭也の知識だと和装に近い服装に身を包んだ女が座っていた。


 額に生えた角が目立つその女は、左手首と左足首を鎖でつながれて力無く座り込んでいた。

 突然現れた恭也を見て呆然とする女に恭也は自分の正体と現状を説明した。

『情報伝播』で彼女が世話になった家族を恭也が助け出すところを見せたところで彼女は涙を浮かべ、その後しばらくして落ち着いてから彼女は自己紹介をした。


「この度は助けていただきありがとうございます。私は鬼族のシュリミナといいます。私を助けてくれた方たちに迷惑をかけたばかりか力まで悪用されて困っておりました。本当にありがとうございます」


 そう礼を述べたシュリミナは、事も無げに鎖を引きちぎるとそのまま手首と足首についていた金属の輪を水飴のように折り曲げて外した。

 シュリミナの怪力に驚きつつ、これも自前の能力だと思うと恭也は何とも言えない気持ちになった。


しかしいつまでも落ち込んでいてもしかたがない。

 恭也はシュリミナに助け出した家族がいる宿を伝えると透明になる魔導具を渡した。

 その後シュリミナと別れた恭也は、城を対象にシュリミナ以外の出入りを禁止した設定の『隔離空間』を発動してから王の居室へと向かった。


 王の居室に着くまでに何人かの衛兵に見とがめられたが、その全員を眠らせて恭也はそれ程時間をかけずに目的地に辿り着いた。

 特に声もかけずに恭也が部屋に入ると、部屋の中では中年の男が一人で本を読んでいた。


「誰だ、貴様は!どこから入った!おい、誰かいないか!侵入者だ!おい、誰かいないのか!」


 突然の侵入者に男、神聖国オルフートの国王、ヘイゲス・バノン・オルフートが大声で衛兵を呼んだが、近くの通路にいた者は全て恭也が眠らせたためそれに反応する者はいなかった。

 一しきり男が声をあげた後、恭也は自己紹介をした。


「異世界人の能恭也です。ガオルさんとエイカさんの率いてた軍は僕に負けて今頃こっちに帰ってる頃で、シュリミナさんも僕が助けました。隣のトーカでしたっけ?との交渉は僕も手伝うんで大人しく降伏して下さい」


 いきなり現れた少年にあなたの国は戦争に負けたから大人しく降参しろと言われ、ヘイゲスは素直に従うことはできなかった。

 とっさに懐に忍ばせていた魔導具に手を伸ばそうとしたヘイゲスだったが、それより恭也が『キドヌサ』を発動するのが早かった。

 座っていたいすに縛りつけられたヘイゲスは自由になるべく身じろぎしたが、『キドヌサ』で創られた鎖はびくともしなかった。


「落ち着いてとりあえずこれを見て下さい」


 今も抵抗の意思を隠さないヘイゲスに恭也はガオルとエイカが敗れたところを見せた。

 そのまま『情報伝播』で制裁を加え、恭也はヘイゲスに『不朽刻印』を施した。

 その後『不朽刻印』の説明をした後、恭也は『情報伝播』でオルルカ教国での一件をヘイゲスに伝えた。


 恭也がヘイゲスへの処置を終えたちょうどその頃、恭也に眠らされた兵士が発見された上に城の出入りができなくなったことで城内が騒がしくなっていたが、すでに王城は恭也に制圧された様なものだった。

 すっかり怯えた様子のヘイゲスに先導させ、恭也は通路へと向かった。


 ガオルとエイカがザマイルに帰って来るまで十日以上かかるため、恭也はヘイゲスに一週間後にまた顔を出すと伝えると王城を後にした。

 オルフートに封印されている魔神を仲間にするためだ。

 

 魔神が封印されている場所はオルフートの南部にあるらしく、今から行けば今日の夜にはたどり着けるだろう。

 上級悪魔が暴れ出す前に仲間にしておきたかったのでこれからすぐに向かうつもりだったが、その前にシュリミナの件を済ませておきたかった。


 恭也がシュリミナたちのいる宿に向かうと、シュリミナと一家は再会を喜んでいた。

 シュリミナの能力は大雑把に言うと『回復』だが、『魔法看破』によると死者蘇生も行えるらしい。

 しかも別に切り札でも何でもないので魔力を千消費するだけで蘇生を行えるらしい。


 恭也の『治癒』と違い、けがだけでなく病気も治せるこの能力を持つシュリミナの協力はぜひ欲しかった。

 欲を言えばあの異世界人との戦いにも力を貸して欲しいというのが本音だったが、能力が戦闘向きでないのでそれは厳しいだろう。


 それにシュリミナは三年近く幽閉されていたので、もう世間とは関わりたくない可能性もあった。

その場合恭也は諦めるつもりだったが、恭也がこの大陸に上級悪魔が迫っていることやその裏にいる異世界人の事を伝えるとシュリミナの方から協力を申し出てきた。


「元々私はこの力で少しでもみなさんのお役に立てればと思っていました。こうして恭也さんに助けていただいた以上、少しでも恭也さんに恩を返せればと思います。異世界人相手は少し厳しいですけど、この世界の人相手なら私も負けたりしません。先程恭也さんがおっしゃっていたギルドや病院の普及といった形で力添えできればと思います」

「そう言ってもらえると助かります。今後の詳しい話はこの国の軍隊が帰って来た後になると思うので、しばらくの間はゆっくりしていて下さい」


 そう言うと恭也は宿を離れ、魔神が封印されている場所に向けて飛び出した。

 魔神が封印されている場所に向かっている途中、ウルは今後の恭也の予定を聞くことにした。


(今向かってるとこに封印されてる魔神仲間にしたら、次はどうするんだ?)

(うん。それに関しては少し悩んでる。この大陸に着いたら上級悪魔四連戦ぐらいのつもりで来たんだけど、まさか一体も暴れてないとは思わなかったから)


 もちろん被害が出ないに越したことはないが、事件が起きない事には恭也も動きようがない。

 もっとも上級悪魔程の巨体が人目につかないように移動していたら時間もかかるだろうから、恭也としては待つしかなかった。


 現在決まっている予定はガオルたちが帰って来てからオルフートとの付き合い方を決めることぐらいだったが、それも上級悪魔の出現次第ではどうなるか分からない。

 今まで通り臨機応変に対応するしかなかった。


(そもそもオルフートの人たちが大人しくしてるかも怪しいしね)

(今魔力十万ちょいだから雑魚の相手はしてられねぇしな)


 来て早々死者蘇生を二回もするはめになるとは思っておらず、上級悪魔と異世界人に備えて魔力を極力使わないという恭也の目標はいきなり破られた。

 もっとも異世界人のシュリミナが戦闘もせずに協力してくれたので、プラスマイナスで言えば大きくプラスだと言えなくもなかった。

 終わったことを嘆いていてもしかたないので前向きに考えることにした恭也は、今後のオルフートの出方について考えていた。


(オルフートで一番強いエイカさんに勝ったわけだし、魔導具も取り上げたからこれで大人しくしててくれればいんだけどね)


 オルフートは上級悪魔由来の魔導具を二つ持っており、一つは障壁を張るだけの魔導具だったのでそのままにしたがもう一つの魔導具がかなり危険な魔導具だった。

『ティスタの仮面』と呼ばれるその魔導具は、着けた人間を上級悪魔に変貌させる魔導具だ。

 着けた人間は数分で死ぬ上に悪魔になったら自我もなくなるので使いどころが限られてはいるが、やけになってこれを使われたら貴重な魔力と時間が浪費されていただろう。


 正直今の恭也なら国と事を構えても負けることはまずないが、消費魔力の関係で恭也に抵抗するオルフートを制圧した後で上級悪魔との戦いになると困る。

 そのためオルフートには極力大人しくしていて欲しいというのが恭也の願いだったのだが、ウルがそれに水を差した。


(そう都合よくいくか?あの女、全然諦めてなかったぜ?)

(あの人には驚いたよ。僕と大して年変わらないはずなのにすごい気の強さだったね。でも実際問題あの人が僕に勝つのは無理だろうし、さっき僕が言ったみたいに僕が上級悪魔に負けるのを期待するぐらいしかできないと思うよ。エイカさんとガオルさんが帰って来た時の話し合い次第だけど、そこまで面倒なことにはならないと思う)


 自分たちの戦法の前提だった魔力源のシュリミナと魔神を恭也の手で失ったオルフートがすぐに恭也に表立って抵抗できるわけもなかった。


(まあ、よかったじゃねぇか。オルルカみたいに半端な相手よりは今回みたいに戦争してる相手の方がやりやすいだろ?トーカとかいう国に恩も売れたわけだし前向きにいこうぜ)

(ま、僕たち異世界人が手を出さなければ戦争に勝ってたオルフートからすれば、僕もあの異世界人と同じ侵略者だろうしね。遠慮する気は無いんだから、何言っても言い訳か)

(そうそう、難しく考えることねぇって。それにおもしろい物も手に入ったじゃねぇか)


 ウルが言うおもしろい物というのはガオルたちが使っていた異世界人の能力を受信する魔導具だ。

 直径二センチ程の球体型のこの魔導具は中が空洞になっており、中に血や髪を入れることで血や髪の持ち主の能力を魔導具の持ち手が受けられる。


 数百キロ超えても使用可能という『エアフォン』のことを考えると破格の魔導具だったが、異世界人の膨大な魔力ありきの魔導具でガオルたちが持っていた百個だけでもシュリミナの魔力をほとんど消費していたらしい。


 そういう意味では使いづらい代物ではあったが、遠くに異能の効果をもたらす技術は応用が効きそうだったので一応何個かもらってきた。

 元いた大陸に帰ったらコロトークやヘーキッサたちに渡すつもりだった。

 今回はかなりの強行軍だったので情報収集も最低限しか行えなかった。


 そのため落ち着いてから情報を集めたら計画を変える必要が出てくるかも知れず、上級悪魔以外に現地の人間の起こす問題の影響まで考えたらきりがなかった。

 この大陸について早々に大きな事件に遭遇し、目が回りそうになった恭也はとりあえず目的地の街、ネマルが見えてきたため考えるのを一旦止めると宿を取りベッドに倒れ込んだ。


 次の日の早朝、ネマルを出発した恭也は、二時間程で魔神が封印されている場所に到着した。

 見張りの兵士がいるのはウルやホムラが封印されていた場所と同じだったが、今回恭也が訪れた場所にある魔神が封印されている茶色の石には何やら魔導具や管などがつけられていた。

 これらの目的が分からなかった恭也は、近くにいた兵士を洗脳してその目的を聞き出した。


「これらの魔導具は魔神から魔力を吸い取るためのものです。石に魔力を流さない限り魔神は外に干渉できないので」

「ああ、なるほど。すごいこと考えますね」


 この石から魔神の持つ魔力を吸い取り、恭也が見た保有魔力千の悪魔を召還するのに利用していたらしい。

 封印されている魔神からどうやって魔力を吸収しているのかと疑問に思っていた恭也は色々考えるものだなと素直に感心したが、続く兵士の説明を聞き不快感を覚えた。


「魔神の魔力が切れそうになったら生贄を一人放り込めばまた魔力は回復しますからね。魔力は取りたい放題ですよ」


 兵士の説明をまとめるとこういうことらしい。

 魔神が消費した魔力は、中にいる挑戦者が死んだ時点で全回復する。

 その仕様を利用して生贄として死刑囚などを放り込み、魔神の魔力を無限に取り出していたらしい。


 魔力を限界まで吸われた状態でも魔神に勝てる者などおらず、このやり方でここの魔神はこの数年便利な電池扱いを受けていたらしい。

 今の魔神の魔力は千を切っているらしく、これならウルやホムラの力を借りなくても恭也一人で勝てるだろう。


 魔力を消費したくなかった恭也はウルに勝った時の戦法でここの魔神を倒すつもりだったので、今の状況は恭也にとって歓迎すべきことだった。

 しかし恭也としては複雑な気持ちだった。


 魔力の塊に過ぎない魔神に感情移入する必要などないと言う者もいるだろが、魔神の見た目はともかく性格は自前のものだ。

 感情がある魔神がこの様な仕打ちを受けていると知り、オルフートのシュリミナの扱いを見て怒りを覚えていた恭也はここでの魔神の扱いを見て逆に冷静になってしまった。


 その後兵士の洗脳を解いた恭也は、周りの兵士たちに自分がこれから魔神と戦うつもりであることを告げた。

 恭也が三分だけ待つと伝えると、兵士たちは慌ててその場から離れた。


 その後周囲に誰もいなくなったことを確認してから恭也は魔神が封印されている石に魔力を流し込んだ。

 これまで同様異空間に送り込まれた恭也は、すぐにお目当ての魔神と対面した。

 着物に身を包んだウルよりも小柄な全身茶色の魔神は、胴体程ある巨大な両腕を構えて恭也に視線を向けてきた。


「……また来た。早く戦おう?」


 これまで恭也が戦ったウルやホムラと違い、恭也が対峙している土の魔神は恭也に対して何の興味も示さなかった。

 もっともひたすら魔力を吸われ、時折送り込まれる人間を殺したらまた魔力を吸われるなどという境遇にいたら精神が疲弊するのも無理は無かったが…。


 恭也が『魔法看破』で見たところ、先程兵士が言っていた通り魔神の魔力は千そこそこしかなかった。

 これでは切り札どころか少し精霊魔法を使っただけで魔力切れになってしまうだろう。


 この空間は下が普通の地面なので本来なら土の魔神の独壇場なのだろうが、肝心の魔力が無ければ魔神といえども無力だった。

 恭也は火力不足を補うべくガーニスの鎧を召還すると、土の魔神との戦いを始めた。

 そして恭也と土の魔神の戦いが始まって三時間後、無事土の魔神を仲間にした恭也がウルの前に姿を現した。


「へぇ、土の魔神か。相手が弱ってた割には滅茶苦茶時間かかったな」

「ウルとホムラ抜きの僕の力じゃこんなもんだよ」


 今回の魔神は魔力を奪われていると聞いていたので、ウルは恭也が数分で魔神に勝利すると思っていた。

 しかし実際はウルの予想以上の時間がかかり、ウルは意外そうな顔をしていた。

 そんなウルに恭也は戦いの感想を述べた。


「正直油断してたよ。ガーニスさんの鎧を能力で支援しながら戦えば魔力切れの魔神なら楽勝かと思ってたけど三回殺されたし」

「……油断し過ぎだろ」


 魔力を失っている魔神を相手に時間がかかっただけでなく想像以上の苦戦をしていた自分の主を見て、ウルは呆れた様子だった。


「いや、あの小ささであの能力はずるいでしょ」


 土の魔神はほとんど魔法を使ってこなかったが、固有能力がかなり強力だった。

 そのためガーニスの鎧でも容易に攻めきれず、思わぬ苦戦を強いられた。

 もっともガオルとエイカがザマイルに着くまでは急ぎの用事も無いので、三時間ぐらいは許容範囲だ。


 とりあえず恭也は土の魔神に勝った経緯が経緯なので、特に命令をする気は無いことを土の魔神に伝えた。

 土の魔神は恭也に会った時はもちろん、戦闘中すらほとんど表情を変えなかった。

 そのため恭也の発言を受けても土の魔神は何の反応も示さないだろうと恭也は考えていた。

 しかし土の魔神の反応は恭也の予想を裏切るものだった。


 今まで何の反応も示さなかった土の魔神が泣きそうな表情をしたのだ。

 これを見た目は五、六歳の女の子の魔神にされたのだから恭也の受けた衝撃は大きく、恭也はしばらく言葉を失った。

 そんな恭也にウルが声をかけた。


「恭也、ホムラの時もそうだったけど、契約しといて用は無いって言うのまじ止めてやれよ。多分気づいてないんだろうけど、恭也かなり酷いこと言ってるぞ?」


 恭也を非難する様なウルの表情を見て、恭也は自分の言動について考えた。

 恭也としては今回の魔神打倒は、泥酔状態の相手に契約書に署名させた様なものだった。

 そのため恭也は土の魔神に恭也の仲間としての振る舞いを求めなかったのだが、もしかしたら無意識の内にとんでもないパワハラをしてしまったのかも知れなかった。

 そう考えた恭也は、先程までとは違う意味で表情を硬くしている土の魔神に話しかけた。


「ごめん。こっちの都合で契約しといて後は放っておくのは勝手過ぎたね。もしよかったら僕に力を貸してくれないかな?」


 小柄な土の魔神に合わせてかがみ込んだ恭也に対し、土の魔神は上目使いに質問をしてきた。


「……私いる?」

「もちろん。これからたくさんしないといけないことがあるから、力を貸してくれると嬉しいよ」

「……分かった」


 恭也が自分の力を求めたことで土の魔神の表情がわずかながらやわらいだ。

 そんな土の魔神に恭也は正式に名前をつけることにした。


「君の名前はランにしようと思う。ラン、これからよろしくね」

「……任せて。ごしゅじんさまの敵は全部ぺちゃんこにしてみせる」

「……まあ、ぺちゃんこはともかく頼りにしてるよ」


 ウルやホムラ同様物騒な発言をしながら恭也に抱き着いてきた土の魔神、改めランに呆れつつ恭也はウルとランと融合してこの場を離れた。

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