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最終決戦(ユーダム)④

今回は少し長いです。

 リリノートが上空でフウに追い込まれていた頃、地上では上級悪魔同士の戦いも終わりを迎えようとしていた。

 リリノートが上級悪魔に助けを求めた頃にはリリノートが率いていた二十体程の上級悪魔も残すところ四体となっており、それらの上級悪魔にリリノートの救援に行く余裕などまるで無かった。


 残っている四体の上級悪魔の内二体は高い耐久力を持つ猿型の上級悪魔で、猿型の上級悪魔は二体揃って『スサノオ』が創り出した風の結界内で『リベリオン』と戦っていた。

 猿型の上級悪魔には『リベリオン』が放つ魔神由来の魔法も通用しなかったが、猿型の上級悪魔が体の強化と操作に使っているのは土属性の魔法だ。


 そのため恭也がディアン製の上級悪魔を強化して作り出した『リベリオン』は土属性の魔法で体を強化している猿型の上級悪魔の体を魔法ごと取り込むことができた。

『リベリオン』と対峙している猿型の上級悪魔二体は既に体の半分近くを『リベリオン』に取り込まれており、地面から切り離された今形こそ保っているものの体積は元の半分程になっていた。


 猿型の上級悪魔の体を取り込んだことでその耐久力を手に入れた『リベリオン』は猿型の上級悪魔二体にとどめを刺すべく動き出した。

 リリノート配下の上級悪魔たちは戦いが始まった直後にリリノートから『リベリオン』と『スサノオ』を倒すように命令されただけでそれ以降細かい命令は一切受けていなかった。


 一方『リベリオン』と『スサノオ』は結界の外から地上の様子を見ていたフウの分身から随時指示を受けており、この点も上級悪魔同士の勝敗に大きく影響した。

 猿型の上級悪魔二体は両腕を剣に変えるとリリノートから受けた指示通りに『リベリオン』に斬りかかり、それに対して『リベリオン』は四枚の翼全てを黒く変えて猿型の上級悪魔二体目掛けて伸ばした。


 黒く変色した『リベリオン』の翼では『アビス』と同じ効果の魔法が発動しており、猿型の上級悪魔二体は『リベリオン』相手に金属の体の奪い合いすらできずに一方的に体を吸収されていった。

 体を吸収されている間、猿型の上級悪魔二体も大人しくはしておらず猿型の上級悪魔が腕を変形させて作った剣が『リベリオン』の体を斬りつけた。


 しかしお互いが同じ硬度の体を持っている以上物理攻撃は意味が無く、猿型の上級悪魔たちが剣で触れた箇所から『リベリオン』の体を吸収しても『リベリオン』はそれ以上の速さで猿型の上級悪魔の体を吸収していった。


 逃走も地面からの補給も封じられた時点で猿型の上級悪魔たちに勝ち目は無く、猿型の上級悪魔たちは『リベリオン』に一方的に取り込まれてその姿を消した。

 一方その頃、残る二体の上級悪魔と『スサノオ』の戦いも終わりを迎えようとしていた。

 

 光属性を持つ鳥型の上級悪魔と風属性を持つ鹿型の上級悪魔を相手に『スサノオ』は終始戦いを有利には進めていた。

『リベリオン』と猿型の上級悪魔二体が入っている風の結界を維持するために『スサノオ』はかなりの魔力をいていたが、そんなことをまるで感じさせない戦い振りを見せていた。


 鹿型の上級悪魔が角から放った雷撃に対し、『スサノオ』は全身に風の防壁をまとい正面から突っ込んだ。

『スサノオ』も鹿型の上級悪魔も周囲から風を取り込んで魔力を回復する能力を持っていたが、上級悪魔作りではやはりディアン側に一日の長があるため魔力の回復速度はディアン側の上級悪魔の方が早かった。


 しかしそんなことは問題にならない程『スサノオ』とディアン側の上級悪魔の魔法の威力には差があり、敵が三体になってから『スサノオ』は敵の攻撃を一切体に受けていなかった。

 正面から迫る雷撃と上空から降り注ぐ光線の雨を完全に防ぎながら『スサノオ』は鹿型の上級悪魔に近づき、これまでの上級悪魔同様に『スサノオ』が鹿型の上級悪魔を一刀両断にしたちょうどその頃、フウ相手に苦戦していたリリノートが地上の上級悪魔に救援要請を出した。


 リリノートの命令を受けた鳥型の上級悪魔は『スサノオ』との戦闘中にも関わらずリリノートのもとに向かおうとし、それを見た『スサノオ』は無防備となった鳥型の上級悪魔の腹部を斬り裂いた。

 しかし鳥型の上級悪魔が上空に向かっていたこともあり『スサノオ』が鳥型の上級悪魔につけた傷は浅かった。


 高い機動力を持つ『スサノオ』でも光属性の上級悪魔に速さでは勝てないので、『スサノオ』は鳥型の上級悪魔に落ちて来てもらうために自分を中心とした竜巻を発生させた。

 今回『スサノオ』が発生させた竜巻は周囲の物を吹き飛ばすのではなく引き寄せる性質を持っており、この竜巻が発生してすぐに鳥型の上級悪魔は動きを止めた。


 この竜巻の吸引力は三階建ての建物を軽く引き寄せる程で、半径百メートル以内にいる生物は全て引き寄せられて死体も残さず消滅するだろう。

 この竜巻の吸引力にあらがっているだけでも鳥型の上級悪魔は大したものだったが、残念ながら『スサノオ』はこの竜巻を発生させたままでも移動できる。


『スサノオ』に背を見せたまま竜巻の吸引力にあらがっていた鳥型の上級悪魔は自分を引き寄せる力が徐々に強くなっていることから『スサノオ』の接近に気づいたが、気づいた時には既に手遅れだった。

 左の翼と体の半分以上を竜巻で削り取られた鳥型の上級悪魔は体を復元する暇も無く『スサノオ』に両断され、これにより地上にいたディアン側の上級悪魔は全滅した。


 地上に残して来た上級悪魔たちが全滅したとフウから聞かされ、リリノートは驚愕に顔を歪めた。


「そんな馬鹿な!あの上級悪魔たちは全員が十万以上の魔力を持ってるのよ?それがたった二体の上級悪魔に負けるだなんて……」


 いくら待っても上級悪魔が一体も助けに来ないことからリリノートもフウの発言は真実だと分かってはいたが、自力での逃走が不可能な今のリリノートにとってこの事実は受け入れ難かった。

 そのため気弱そうにしながらも怒号を飛ばしてきたリリノートを見てフウは結界を解いた。


「自分の目で見てみるといい」


 フウに促されてリリノートが地上に視線を向けると確かに地上には恭也の作った上級悪魔しか残っておらず、体全体が黒く変色した『リベリオン』を見て猿型の上級悪魔がどの様に倒されたのかを理解したリリノートの心は完全に折れてしまった。


「まさか私と同じ体を持っているあの悪魔の体まで吸収できるなんて……」


 目の前の魔神だけでなくその配下の上級悪魔までが自分の防御を突破する術を持っていると知りリリノートは呆然としたのだが、そんなリリノートにフウは呆れた様な表情を向けた。


「ずいぶんと自分の硬さに自信を持ってるみたいで実際あなたの防御力は面倒だけど、面倒な能力なんて真っ先に対策されるに決まってる。能恭也はもちろん私たち魔神の誰があなたと戦ってもあなたは負けていた」


 フウの発言の真偽は定かではなかったが自分がこうして負けた以上フウに反論してもしかたないと考えてリリノートは何も言わなかった。


「……どうする?まだやる?」


 風の結界が解かれた後も全く逃げる素振りを見せないリリノートにフウは戦意の有無を確認し、最後まで自分を警戒していないフウを前にしてリリノートは力無く笑った。


「どうせ逃がす気も無いんでしょ?好きにすればいいわ。でも私に勝っても後ろの街は無事じゃ済まないわよ。中級悪魔たちには殺した相手の死体は完全に破壊するように命じてるから。あなたが二人残ってるって言っても街全部は守れないでしょうし、死体が残ってなければ能恭也もお手上げでしょ?ま、そもそもディアン様に勝てるわけがないからどっちみち蘇生はできないけど」


 せめてもの抵抗にと考えてリリノートはフウにユーダムで広がっているはずの惨状を伝えたのだが、リリノートのこの発言を聞いてもフウは呆れた表情を浮かべるだけだった。


「能恭也はそもそも負けるような戦いはしないし、中級悪魔ぐらいなら能恭也の部下でも何とかできる」


 フウは分身を通してユーダムの安全を確認していたのでリリノートの最後のあがきは無駄に終わった。

 分身からの情報によるとユーダムに助けが必要なようには見えず、これ以上リリノートを精神的に痛めつけるのは自分では無理だと判断したフウはリリノートとの話を終えることにした。


「……とりあえず殺すから後の話は能恭也として」


 そう言うとフウは既に抵抗する気力を失っていたリリノートを分身たちと共に袋叩きにして殺し、残しておいたリリノートの頭部だけを回収してからソパスのある方角に視線を向けた。

 フウが自分や分身に使っている本体、分身と言う呼び方は便宜上のもので、フウは本体と分身をすぐに切り替えることができる。


 そのためソパスに分身を一体だけでも残しておけばフウは自力でソパスに戻れたのだが、この方法はユーダムの防衛に全力を注いで欲しいという恭也に反対された。

 フウが消えていない以上現時点で恭也は生きているはずだが、連絡が無いということは今もディアンと戦っているのだろう。


 ライカやアクアと違いフウはすぐにソパスに帰ることはできないので恭也が勝つのを待つしかないが、ソパスにはホムラの眷属が一体残っている。

 とりあえず安全のために離れた場所で待機しているホムラの眷属のもとに行き最新の情報を手に入れよう。

 そう考えたフウはリリノートの生首を用意していた箱に入れ、『リベリオン』と『スサノオ』にこの場で待機するように命じてからホムラの眷属のもとに向かった。


 フウとリリノートが戦い始めてから数分後、リリノートの命を受けた中級悪魔二百体はユーダムに迫り、ランの作った外壁の外で中級悪魔たちを待ち構えていたジュナとロップ、そして二人が率いる兵士たちに襲い掛かった。

 ランが各地に作った外壁は日当たりを考えて上部ががら空きだったのだが、外壁の付近に設置された悪魔誘導用の魔導具の効果で中級悪魔は一体も外壁の中には向かわなかった。


「フウさんによると改造人間と上級悪魔は全てフウさんが足止めしてくれているそうです!ここには中級悪魔しかいないので怖がる必要はありません!」


 ユーダム近辺でフウが改造人間率いる軍勢と戦う状況を想定していたジュナたちにとって、ユーダムのはるか手前でフウとリリノートの戦いが始まったことは嬉しい誤算だった。

 兵士たちを鼓舞しながらロップは最前線で中級悪魔と戦い、自分に襲い掛かってきた中級悪魔に手にしていた刃渡り五十センチ程の曲刀を投げつけた。


 刀が刺さったぐらいの傷ならすぐに治せるため中級悪魔はロップの投げた曲刀をよけなかったのだが、ロップの投げた曲刀が刺さった瞬間中級悪魔の体に電撃が流れた。

 どこから魔法が飛んで来たか分からず困惑していた中級悪魔だったが、すぐに自分に刺さった曲刀の柄から鋼線が伸びていることに気がついた。


 フウに加護を与えられていたロップの放つ電撃は中級悪魔の体をかなり損傷させ、中級悪魔は曲刀をすぐに体から引き抜いたものの数秒では復元できない程の傷を負っていた。

 そこにロップが襲い掛かり、ロップは中級悪魔の頭に曲刀二本を深々と突き立てた。

 この時点で致命傷だったがロップは追撃として中級悪魔の頭部に雷撃を放ち、中級悪魔は対抗らしい抵抗を何もできないままロップに倒された。


「やっぱり精霊魔法が使えると楽ですね」


 今回ユーダムで動員された兵士の数は百人で全員が自分の属性の魔神から加護をもらっており、その上中級悪魔が地上に誘導されていたことでジュナたちと中級悪魔たちの戦いは地上戦が主になっていたので兵士たちは当初の予想よりかなり楽に戦えていた。


 並の戦闘用の魔導具より強力な精霊魔法を使えることもあり兵士たちは中級悪魔相手に有利に戦いを進めていたが、それでも兵士たちは中級悪魔一体に数人がかりで対抗していた。

 これ自体はロップの指示によるものなので問題無かったが、数で負けている状況で安全策を取っているため誰かがその穴を埋めなくてはならなかった。


 外壁の中で比較的破壊しやすい門の前にはフウが一人控えているのでロップは後ろを心配することなく戦いを続け、兵士たちが押されている場所を見つけては一人で次々に中級悪魔を倒していった。

 戦線が薄くなっている場所に向かおうとしていたロップに中級悪魔が火球を放ち、その攻撃をロップは風の防壁を創ることで防いだ。


 その直後ロップに火球を放った中級悪魔に横から鋼線数本が巻きつけられ、続いて兵士数人が鋼線に雷撃を流し始めた。

 暴れ狂う中級悪魔に振り回されながらも兵士たちは雷撃を流し続け、程無く中級悪魔は消滅した。


「ありがとうございます。右が少し押されてるのでそちらをお願いします」


 自分を襲ってきた中級悪魔を倒した兵士たちに礼を述べてからロップは彼らに指示を出し、その後戦場の左側に視線を向けた。

 先程ロップは兵士たちに右側の戦線が押されていると伝えたが、厳密に言うと右側の戦線が押されていると言うより左側の戦線の一部が突出し過ぎていた。


 その原因に視線を向けながらロップは困った様な表情でため息をつき、ロップの視線の先では『獣化』したジュナが中級悪魔相手に大暴れしていた。

 ジュナは『獣化』によって上がった耐久力と再生力に任せて中級悪魔数体を相手に正面から突っ込み、既に一人で十体近くの中級悪魔を倒していた。


 今回ジュナ、ロップ、そしてフウの分身一体が主力として兵士たちを率いて戦うことになっていたのだが、ロップ以外の二人は兵士たちの指揮を取らずに自分の強さに任せて戦っていた。

 フウはともかくジュナはもう少しきちんと兵士の指揮を取ってくれるとロップは思っていたので、ジュナの戦い振りにロップはため息をつくしかなかった。


 この戦いが終わったらジュナが恭也の婚約者になるという話をロップはジュナから直接聞いており、ジュナが少しでも恭也の力になりたいと思うのは理解できた。

 しかしジュナに仕える身としてはもう少し自分の身を気遣って欲しいというのがロップの本音だった。


 とはいえ今回ユーダムを襲った中級悪魔の数は思ったより少なかったのでこのまま正面からの力押しでも勝てるだろうともロップは考えていた。

 今も体中に火傷や切り傷を作りながら戦っているジュナを止めたい気持ちはあったがどうせ言っても無駄だろうと考えたロップは意識を戦いに戻した。


 フウが中級悪魔をユーダムに向かわせないことを優先して戦っている中、ジュナは目に入った中級悪魔に次々と攻撃を仕掛けていた。

 これはロップの考えている通り恭也の役に立とうとするジュナの気持ちが先走っていたこともあるが『獣化』の使用によりジュナが軽い興奮状態にあることも理由の一つだった。


 中級悪魔の放った拳を口で受け止めたジュナはそのまま中級悪魔の拳を噛み砕き、その後中級悪魔を前脚で地面に押さえつけるとそのまま土属性の精霊魔法を発動して中級悪魔の下の地面から鉄の刃を三本生やした。


 胴体を貫かれてもがく中級悪魔の頭部をジュナは前脚で踏み潰し、中級悪魔が消滅したことを確認したジュナは次の獲物を求めて頭を上げた。

 その直後ジュナと中級悪魔の視線が合い、ジュナと視線が合った中級悪魔は次々に中級悪魔を倒していたジュナを恐れて逃げ出そうとした。


 しかしそれを見たジュナは中級悪魔を囲うように三枚の土の壁を地面から生やし、中級悪魔に迫りながら地中に右の前脚を差し込んだ。

 前脚を地面に差し込みながらも突進の勢いは殺していなかったジュナの右前脚には地中で創られた鉄のかぎ爪が装備されており、ジュナが前脚を一度振るっただけで中級悪魔の頭部と胸部が上空に舞った。


 その後ジュナは既に消滅しかけていた中級悪魔の体を地面に叩きつけ、近くの兵士たちに怖がられていることに気づかないまま戦いを続けた。

 その後ジュナ、ロップ、フウを主力とするユーダム側は中級悪魔の群れ相手に終始戦いを優位に進め、わずか数分でユーダム側に一人の死者も出すことなくユーダムでの戦いは終わりを迎えた。

『獣化』を解いて服を着たジュナは恭也の現状を聞くためにフウの分身に近づいたのだが、ジュナが話しかける前にフウは何か言いたそうにジュナに視線を向けていた。


「ん?どうかしたか?」

「別に。話には聞いてたけど本当に獣みたいな戦い方だと思っただけ。助かったから特に文句は無い」


 フウのこの発言を受けてロップの表情が変わったが、そんなロップを手で制してからジュナはフウに笑いかけた。


「私は『獣化』無しだとあまり強くないからな。これからは少しは大人しくするつもりだから大目に見てくれ」


 ジュナが恭也の婚約者になるという話をフウは知らなかったのでこのジュナの発言を聞いても特に何も思わなかった。

 そのため後は恭也がディアンに勝つのを待つだけだと考えて立ち去ろうとしたフウだったが、そんなフウにジュナは恭也の現状を尋ねた。


「恭也は今どんな感じだ?負けることはないと思うけど何か知ってたら教えてくれ」


 今ジュナたちの近くにはホムラの眷属がいなかったのでジュナは恭也と主従関係にあるフウに恭也の現状を尋ねたのだが、あいにく恭也が今どうなっているかはフウにも分からなかった。


「私が消えていない以上能恭也は死んではいないはず。今私の本体がホムラの眷属に話を聞いてるから少し待って」


 そう言ってフウは黙り込んだのだがホムラの眷属ならユーダムにもおり、負傷した兵士たちの治療も必要だったためジュナは一度ユーダムに戻ることにした。

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