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月が綺麗なお話  作者: マナティ
17/23

準備

ココアと青菜の居場所はわかっていた。

昨夜帰り際に松岡がベラベラしゃべっていたからだ。


発表までは村の文化センターで厳重に管理すると。

村の文化センターが奴らの拠点らしい。


そして今夜2時に野村と僕は1人と1匹を助け出すことにし、それぞれの家に一旦帰った。


本当はもっと早くに助け出したいが、母さんが寝静まった頃にするため深夜2時にした。

昨夜のことを思い出すと、僕の中で申し訳ない気持ちがこみ上げた。


松岡と2人で心配する母さんに謝った。

松岡は、僕の指導不足ですと頭を下げながら、心では笑っていた。

僕は何も考えられず、ただただ母さんに迷惑をかけてしまったことを謝罪した。


母さんはルールを破るなどの行為はとても嫌うし、何より村の伝統を破ったということで、近所の人から何か嫌味を言われるに違いない。


狭いコミュニティとはそういう場所なのだ。

昨夜もそして今夜も何も言わず、寝かせてくれた母さんに心の中でもう一度謝った。




そして…


約束の2時になった。

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