あぁ、平和って良いなぁ!
ん?ここどこだ?
ヒュォォォォォォォ!
すごく風の音がうるさいなぁどういうことだ?
ちょっと思い出してみよう……
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五分後……
思い出したぁぁ!そうだ!アンデットキング・グリフォンと戦って(本名は、グリフォン・サブスペイシーズ・クレイジー・アンデットキングだけどね!漢字で表すとこんな感じ、鷲獅子亜種狂気系死者王かな?うん!なんか厨二病感がハンパねぇ!)
覇竜ファフニールが来てなんか…言ってたな?ファフニールさん(恐怖を感じてる)が…なんか『仲間の元まで送ろう』とか、言ってたなぁ!
えっと、とにかく現状かくにーん!
………ここ、ファフニールさんの上やん!(今頃)
話しかけてみよう(怖いけど)
「あの、ファフニールさん?」
『起きたか小さき者よ』
「あの〜その小さき者ってやめてもらえます?」
あ、言っちゃった……僕、死なないと良いな……(超弱気アンドネガティブ思考)
『じゃあ、小僧でいいか?』
覇竜さん優しい!?(ひどい)けど小僧はやだなぁ…
「他って…ないですか?」
『他は……小僧とかだな』
つまり、他はないと。あっそっすか。
ってこれファフニールさんがボケをしてるわけじゃないよね?
「本当に…他はないですか?」
あっ!また言っちゃった…これは終わったな……
『他は坊主とかだな』
坊主と小僧ってほとんど一緒じゃない?
ファフニールさん、本当にボケてない?めっちゃ怪しいよ!
『まぁ、名前という選択肢もあるがな』
それを最初に言って欲しかったぁぁ!なんで先延ばしされたの?その言葉!理由が一番気になるんだけど!
っていうか、この速度で向かってるのに深海達に追いつけないのはなんでだ?
「名前で呼んでください!」
『で、汝の名は?』
「暁 透波瑠です」
『なんと!召喚された勇者だったとは!』
ん?ファフニールさんは、なんで驚いてるんだ?不思議だ。召喚された勇者ってそんな珍しいの?
「召喚された勇者って、珍しいんですか?」
『いや、珍しいというか、まだ召喚されて一ヶ月程しか経っていないではないか!』
「そうですけど?(ん?)」
『たった、一月の経験で奴と戦っていたとはな!』
あぁ!(理解)驚いてたのはそこかぁ!よく考えてみるとやべーな!だってさ、ほんの一ヶ月前まで初心者というか、それに一ミリも触れてなかった人がだよ、急に訓練とかし出して、その一ヶ月後にさ、明らかな上位者と大体互角(互角ではなかった)に戦っているんだよ!怖すぎだろ!
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(死神クラリスの声:今になってやっと気づいたの!?)
………そ、そんなわけ、な、ないし!
(死神クラリスの声:ほんとかなぁ?)
僕が嘘つく人に見える?
(死神クラリスの声:うん!)
即答すなっ!ってか、クラリスなんか負けたくないぃぃ!
(死神クラリスの声:『クラリスなんか』って酷くない?おかしいよね?私、女の子だよ?)
えっ?(本心から)
(死神クラリスの声:その『えっ?』って何に驚いたのかな?なんかがひどいってとこ?それとも私が女の子だってとこ?どっち?まさかだけどどっちも?)
え?酷いってとこだけど?他にあると思ったの?え?だって夢の中でさ、クラリスの裸体見ちゃったし、それを見てもまだ『男だ!』なんていうのは、おかしくないか?(頭が)
(死神クラリスの声:う…うぅぅ、お、思い出しちゃったじゃない!変なこと言わないでよぉ!ってかなんで私になんかなんてつけるの!?)
えっ!?(本気で)だってクラリスはドジっ娘だしおっちょこちょいだし、服着ないし。
(死神クラリスの声:ドジとおっちょこちょいって意味、ほとんど一緒じゃない!服着ないってのは、あ、あれはしょ、しょうがないの!服がなかったんだから!)
うん!黙っておいてあげるよ!だって、人の趣味にさ、文句を言うのはおかしいからね!
(死神クラリスの声:ありが……何がっ!人のっ!趣味っ!だってぇ?私!怒るよ!)
可愛いな………………………………はっ!?僕は何を!?
(死神クラリスの声:やったー!可愛いって言ってもらえたぁぁぁ!ばんざぁい!)
いや、言ってはない!心の中で考えただけでさ、ここの空間は伝わっちゃうんだよ!
ってか今頃だけど、なんの用事できたの?
(死神クラリスの声:あっ!?忘れてた!はいこれあげる!)
これって何?
と、僕が思った時!
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称号〔死神の想い人〕を獲得
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ん?
(死神クラリスの声:あっ!?なんでぇぇ!?違う、違うから!)
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称号〔死神の加護〕を獲得
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また、増えた……
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称号〔死神の加護〕によりスキル【公平なる死を与える者】を獲得
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マジ!?急に増えるの謎すぎるんだが!?
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称号〔神に認められた者〕を獲得
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は、はぁ。そ、そうすか。
(死神クラリスの声:じゃ!スバルまたね!)
ほぇぇぇ?
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ふう、戻ってきたぜぇ!
『スバル、汝は神と繋がりがあるのか?』
「へっ?」
変な声が出た。なんでわかるの?
『先程から神の気配がしていたのだが、今、汝が起き上がった時に消えたからな』
「なぁ!?ファフニールさんすごぉ!」
『ふふん!そうであろう!』
………威張ってるやんけぇ………ファフニールの威厳が…消えた………
『なんの神だ?』
「えっ!?まぁ…それは…(死神クラリスの声:言っちゃっだめぇ!絶対に言わないで!)教えられないですね」
『今、神に止められたか。まぁ、良い、これからじっくりと聞いていけばいいのだ』
「あとどれくらいで着きますかぁ?(本気の話題変換)」
『もう着くぞ。また会おうぞ!さらば!』
「はっ!?えっ!?………空の上で落とすんじゃねぇぇぇぇ!?ふざけんなぁぁぁ!」
「【天駆】おらぁぁぁ!速度落ちろぉぉ!死にたくなぁいぃぃぃ!だれかぁぁぁ!ヘルプミーぃぃぃぃぃ!」
…………………どーしよー………………
詰んだぁぁぁ!そうだぁ!時空魔法の使える範囲が広がったから、これで行こう!ついでに、【無詠唱】スキルが時空魔法の場合、効果がないのもあるから大変だ!でも、まだ地上まで時間があるからいけるはずだ!やってやるぞ!
「時間の波よ、我の願う時間へと我を導き給え!『時の旅人』」
よし、あと50メートル!ってそんなにあるのぉ!しょうがないここは、
「深海ぃぃぃ!良太ぁぁぁ!菫ぇぇぇ!玲奈ぁぁぁ!詣魅さぁぁん!ララぁぁぁ!レイカぁぁぁ!ゴクサイぃぃぃ!アマツぅぅぅ!アルマぁぁぁ!助けてぇぇぇ!」
そういうと、みんながこっちを向いた。そして、みんなに受け止めてもらう。
「で、倒せた?」
「ある意味ではね!」
「どういうことだよぉ透波瑠ぅぅぅ!」
「あとで教えてやるよ!」
「りょーかーい」
あぁ、平和って良いなぁ!
ここまで読んでくださってありがとうございます。面白いと思った方や、続きが読みたいと言う方は、感想やレビュー又は、ブックマークや評価をお願いします!(´ω`)
感想で○○に○○して欲しいや○○と○○に○○して欲しいなどと書いてもらったら、できる範囲でそれを書こうと思っています!
例:透波瑠にダンジョンに入って欲しい!
とか、アルマと深海に透波瑠と添い寝してもらいたい!などなどのことを感想で書くついでに、欠点や良い点などを書いてもらえると嬉しいです。
あと書き忘れや誤字なども指摘してくださるとありがたいです!
して欲しいことは、なるべく一つでお願いします。一話更新するたびに一つずついいです。