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魔力がゼロとは嘘だよな?  作者: 風雷 刹那
第3章 街そして、脅威と加護
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あ…あぁ…終わった……って生きてるぅぅ!?

久しぶりの投稿となりました。すいません(−_−;)楽しんで読んでくださると嬉しいです。ちょっと読みやすくしてみました。あと、これからはなるべく毎日投稿で一話、3000文字程度でやっていきます。時々二話でたり、一話に6000文字くらいになるかもしれません。応援よろしくお願いします。

「あっ!?やばっ!?」


今、気づいたがもう遅そうだ。ヤベェ!?どうする?僕?ここは死を覚悟で特攻するか?それとも本気で逃げるか?


その時、『考えている暇は与えねぇ!』と言いたげな、グリフォンのアンデットキングの亜種(サブスペイシーズ)でありクレイジー種(クレイジー種とは野生の本能に従って生きているだけであり敵も味方も関係なく襲う種だ)がもう、爪に魔力を込めおわっていた。これはやばい!


「【障壁(バリア)】」

「みんな!今すぐに逃げて!」

「「「「了解(です)」」」」


深海(みうみ)がスキルを使う。ナイス判断だ!深海(みうみ)が作った障壁(バリア)によって威力が下がり、速度も下がる。これならいける!そしてみんなも逃がせた!


「叢雲の力を見せてやるよ!お前自身でなぁ!〈星月夜・氷点下ほしづきよ・ひょうてんか〉」


これは、魔法と剣技の合同技だ!この技の、内容?というか能力?はこうなっている。叢雲にスキルの【連撃】と【飛斬波】を使わせ、魔法の『凍気(フローズンエア)』を纏わせる、するとそれにより、叢雲を振るだけで『氷柱(アイシクル)』を空気中から作り出せる。そして、【連撃】によりたくさん作られた『氷柱(アイシクル)』が【飛斬波】と共に、標的を穿ち、斬り捨てる。


しかもなんということだろうか!グリフォンはアンデットとなったことにより魔法が効くようになっている(完全にではない、ついでに多分死系(デス)の魔法を使ったとしてもダメージが少ししか入らないだろう、なぜならアンデットであるからだ)


まぁ、普通に考えるとアンデットには火属性系の魔法が効くんだけど、多分グリフォンだとはねかえされたりしそうだと思ったからだ風属性の魔法とか翼が起こす風とかで。(火なのに!?)とか言ってるけど、さっき普通のグリフォンにされたことだからだ!


(死神クラリスの声:全く誇れることじゃないわよぉ!)


ん?なんかクラリスの声が聞こえた気が

………うん…気のせいだな!


(死神クラリス:はぁ(呆れ))


ん?まぁいいや!


(死神クラリスの声:取り敢えず!死なないでね!(小声))


ん?なんかクラリスが言ってる?まぁいいや!


「行け!『氷柱(アイシクル)』ども!」


【連撃】によって、沢山の作り出された『氷柱(アイシクル)』たちが一斉にアンデットキング・グリフォン(短縮してる)に向かって飛んで行く、その中に周囲の空気から『氷柱(アイシクル)』を作り出しながら、飛んで行く斬撃が4本あった。そして、『氷柱(アイシクル)』たちが四手に別れて、全ての『氷柱(アイシクル)』が斬撃の周りにそれぞれ集まった、そしてアンデットキング・グリフォンに向かっていった。


「どうだ?」


土煙がだんだんと落ち着いてくる。


「グギャルギャァァ!」


全ての生き物が嫌がるような叫び声を上げながら、アンデットキング・グリフォンが土煙から飛び出してくる。


「ぐぅぅ!」


今この場には、僕しかいないみんなはもう無事に逃げられたようだ。安心したよ。


「今なら心おきなく、戦えるな。アンデットキングさん?」

「ギ…ギャ…グギ…ジャググギィィ!」

「いや…それ何語だし…」


余りの気持ち悪さに体が勝手に気を紛らわすためにツッコミを入れてしまう。


「グリギャァラァァ!」

「うぐぅぅ!耳がぁ!くっそぉ!負けるかよぉ!鳴き声ぐらいでよぉ!」


正華燐を思いっきり、横に振る。

カアァァァン!


「やっぱり…「ギ…ギギ…」気持ち悪いなぁ!」


弾かれる。


「どうすればいいんだよ!アンデットならさ、光属性の魔法とか苦手そうだけどそれを使った未来が予想できない!【戦闘想定(バトルシミュレータ)】と【万能(オールパーパス)】を使ってもわからないのは、怖すぎる!」

「グルギャラァァァァ!」


ん?待てよ!もしかしてさっきからアンデットキング・グリフォンが咆哮ばっかしてるのは、僕のことを下に見てるからなんじゃないか?光属性の魔法を使ったら、未来が予想できないっていうのはなんかあるんじゃないか?


「うおっと!って咆哮で衝撃波が飛んでくるのは違うじゃん!」


あの野郎!『きょとん?』って顔してやがる!あぁ!ムカつくぅぅ!あいつは絶対に殺す!………アンデットだから死んでるけど……


「くらえやぁ!『極光彩球オーロライルミネーション』行けえっ!」


さまざまな色に発光する球体がアンデットキング・グリフォンに向かって行く。


「ギギャァァ!グルゴォォ!」


アンデットキング・グリフォンは風属性の魔法で跳ね返そうとしている。しかしな!それは跳ね返せないんだよ!


「ガァァ!ギョギグゾォォ!」

「何が言いたいんだよ。言ってみろよ!人間の言葉でなぁ!」


何が起こるのだろうか?

ゴオォォォォ!


「ん?」


なんの音だ?


「ッ!なんかくるっ!」

「ガルルゥゥゥゥゥ!」


なっ!竜!?そういうことか!未来が見えなかった理由は、自分より圧倒的存在がその未来にいるからか!レイカよりも全然強そうだ。


あいつをもし叢雲で斬ったら……倒せるのか?……いや、絶対に無理だ!圧倒的強者の余裕がある。絶対に僕やアンデットキング・グリフォンの攻撃ではダメージは入らないとでも言いたげだ。動けない…くそぉ!もうだめなのか!


『小さき者よ』


ん?僕に言ってるのかな?


『汝は何故ゆえに強者と分かるものにも歯向かう?』


それは…くそぉ!口ぃ動けよぉ!いや!絶対に動かす!


「そ…れは…僕…が…生き…た…い…から…だ」

『汝の気持ちはそれだけなのか?」

「おらぁ!」


圧倒的強者の力を僕は受け流した。


「僕は、生きてみんなと一緒に入れればいい。死は怖くない!ただ、何もしないで死ぬのが怖いだけだ!」

『その心理解したり、汝に覇竜の加護(はりゅうのかご)あれ』


——————————————————

称号〔覇竜の加護(はりゅうのかご)〕を獲得

——————————————————


わぁお!


『汝はこの世界にはいてはならぬ『竜の咆哮(ドラゴ・ロア)

「ガルゥゥゥゥゥゥ!」』


えぇ?アンデットキング・グリフォンが消えたんだけど……マジで?あのアンデットキング・グリフォンにめちゃくちゃ頑張って死ぬような思いをしてたのに!


今でも思い出せます!死ぬ気持ちで特攻した日々、そして咆哮の気持ち悪さにツッコミした日々、また魔法でキャッチボールをした日々、ありがとうございました!アンデットキング・グリフォンさん!卒業おめでとうございます!


(何からの卒業?しかも卒業式みたいにいうのやめて!そしてそんな日々と思い出はない!しかもまだ戦い始めて二時間しか経ってない!死ぬ気で特攻なんてしてないし!咆哮の気持ち悪さにツッコミを入れたのは…うん、まぁやったかな?魔法でキャッチボールは普通におかしい!それじゃ僕も魔法反射ができてしまうやんけ!ってか、あれ誰の言葉さ!怖いよ!)


ってよく考えてみれば!あの竜は咆哮だけであのアンデットキング・グリフォンを消しとばしたのかよ!ってそこに本人(本竜?)がいるけど。聞きにくいなぁ。だって怖いし!


『汝に我が名を教えよう、我が名は覇竜 ファフニール、竜の中の八大竜帝の一人だ、覚えておけ、汝を仲間の元まで送ろう』


そう、覇竜ファフニールがそう言った時に僕は目の前が真っ暗になった。

ここまで読んでくださってありがとうございます。面白いと思った方や、続きが読みたいと言う方は、感想やレビュー又は、ブックマークや評価をお願いします!(´ω`)

感想で○○に○○して欲しいや○○と○○に○○して欲しいなどと書いてもらったら、できる範囲でそれを書こうと思っています!


例:透波瑠にダンジョンに入って欲しい!

とか、アルマと深海に透波瑠と添い寝してもらいたい!などなどのことを感想で書くついでに、欠点や良い点などを書いてもらえると嬉しいです。


あと書き忘れや誤字なども指摘してくださるとありがたいです!

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