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【プロットタイプ】足るを知らない

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

飢えて乾きながら走り続けるしかない。

満足なんて、何処にもない。

やれば出来る。しかし本人の気力が元でやらない選択をする。目を向けたものと、向けないものの差が激しい。なんて人がいる。だからやる気になれば、人並み以上の成果を突然出すし、劇的なまでの変貌を遂げる。その筆頭が鏡花である。

だがそれと引き換えに、満たされる事は無いのだと知った。


「今日はとっても可愛い服、着てるんだね。似合ってるよ」

頑張った者には賞賛を。それが口煩く言ったものなら尚のこと。

鏡花は見掛けにあまりに頓着しない。だからポロシャツにジーパン、スニーカーといったアクティブな様相で何処へでも行く。美術館からややお高めのレストランに至るまで、ドレスコードを指定しなければ、本当にそのままの姿で行く。

しかし今は、私がどれだけとやかく言っても聞く耳を持たなかったのに、見掛けに気を使う事が増えた。今も自分にあった服装、ブラウンベースのワンピースに、露出の多い皮状サンダルを履き、薄化粧をしている。

瑠衣の影響かな。あの子は瑠衣とよく似ていて、瑠衣の言うことは最終的に聞いてくれるから。

「これでも私以上に綺麗な人なんて沢山いるよ。マイナスがゼロになったぐらいで、褒めないの。……図に乗るから」

構って欲しくて愚痴を言うようなタイプではない。ただ自分に正直で、心を許した者ならば何でも口にする。だから特段病んでいたり、其れが元でに慰めて欲しい訳ではないと感じた。

「私が大好きな作家さん。とてもお洒落なの。本当に可愛くて、綺麗で、素敵で、だから少しでも近付きたくて、今少し頑張ってるの。でも、その人は自分のこと、可愛いと思ってないみたいで、自虐的な言葉を吐いてるの」

憧れの人が自分を『美しくない』と定義するならば、何もしてない自分はどうなるのだろう。そんな嘆きが今の鏡花から聞こえてくる様に思えた。

「だからまだ、可愛いとは言えないね。……諭羅、貴方は毎日、何話もの話を書いている。それで満足している?」

「私が可愛いと認めているのだから、素直に受け取って欲しいかな。

……書き物に対しては決して満足してない。毎日書くことが凄いことだとは思ってない。謙遜でも自虐でもないよ。ただ其れが私の……」

普通だから。当たり前な事だから。しかしその回答、自分で出した答えに思わず目を見開く。

「分かった? そういうこと。私達は足るを知らないんだよ。目を向けた物事に対して、上限いっぱいなんて物はないの。上には上がいて、其れが当たり前で、ずっと乾きながら走り続けるしかないの。今、そんな状態。

でも、そうね。図に乗るのも悪くはないか。仮にも貴方が、公平な貴方が認めてくれたのだからね」

人間、足るを知らない生き物。

どれだけ優れた生き物になっても、どれだけ美しくなっても、基準が上がるだけ。


SNS見てくださいよ。

皆綺麗で、それなのにさらに上を見ようとして、傷付いているから。

絶対に満たされる事はないんです。

ただ基準が上がって、走る事を強要されるだけ。

皆、上しか見てない。


私が好きな絵師さん、あんなに綺麗で可愛くて素敵なのに、ずっとずっとずっと、認めてくれないから。

※思い切り思念とか怨念とか込めて。


泣きたくなって来ちゃった。血涙だよ。屍〇じゃねぇか!!

※大学の先輩言わせると『〇イレン』はアッホームなコメディらしいです。

目の前に硬貨が落ちてるのに、『お金……お金…』と探しているから。

嘘だと思ってます。


でも其れは私にも言えた事で、どれだけ書いてもこんなもんだし、別に凄いという訳でもない。

自虐とか謙遜でもないんです。


毎日布団から起きてトイレ行くようなもの。

それぐらい普通で、当たり前なこと。

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