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第百二十三話 かつての強敵

第百二十三話 かつての強敵




 ダンジョンストアの更衣室で着替えを済ませ、その後一応トイレで用を済ませてから2人と共にゲート室へ。


『白蓮』を組み立てるのも慣れたもので、手早く起動までもっていく。


 そして『魔装』を展開し、最終チェックを終えイヤリングに触れた。


「アイラさん。準備、終わりました」


『うむ。他2人も大丈夫だね?』


「オッス!」


「はい、姉さん」


『よろしい。君達にとって『Cランクダンジョン』なんてもう脅威ではないかもしれないが、それでも注意はしてくれよ』


「はい」


 エリナさん達が自分の肩に手を置いたのを確認し、白い扉へと踏み出した。


 いつも通りで、しかし慣れる事のない感覚。足元が突然消えたのに、浮遊感がない。そんな違和感を覚える。


 だが、すぐに足裏へ踏み固められた硬い土の感触がブーツ越しに伝わってきた。しっかりと地面を踏みしめながら、周囲を軽く見回す。


 それは、森の中だった。薄茶色の大地から伸びる、太く背の高い木々。地面から7メートルはある位置から枝が伸び、瑞々しい深緑の葉を生やしていた。


 木々の間隔は広く、乗用車が2台か3台は並んで通れそうなほど。地面にはまばらに雑草が生えているだけで、身を伏せて隠れるスペースはない。


 腰の片手半剣を抜き、左手でイヤリングに触れた。


「ダンジョンに入りました。これより探索を開始します」


 エリナさんとミーアさんに振り返り、互いに頷き合う。白蓮と『右近』『左近』にも問題はなさそうだ。


『了解した。では、自衛隊のペイントを見つけたら教えてくれたまえ』


「はい」


 木々の隙間から降り注ぐ偽りの太陽光によって、視界に不安はない。慎重に進んでいく。


 ランク的に余裕はあるが、それでも油断はできない。格上殺しなら、自分達が散々やってきた事だ。


 ダンジョンに入って30秒ほど。太い木の幹に巻かれた白い布と、それに黄色で書かれたアルファベットと数字を発見する。


「アイラさん。自衛隊の目印がありました。現在地は『E-5』です。人工太陽の位置は、自分達から見て7時の方角です」


『ふむ。ちょっと待ってくれよ……よし、わかった。では右近君から見て右斜めに直進してくれ。暫く進めば、別のペイントが見つかるはずだ』


「わかりました。探索を再開します」


 念話越しに頷き、再び歩き出す。


 そして、ダンジョンに入ってから約3分。遂にエリナさんから警告が発せられた。


「待って。2時の方向からこっちに近づいている足音が聞こえるよ。数はたぶん5体。音からして人間ではないよ」


「わかった。白蓮、前に」


「右近、左近。盾を構えて数歩前進」


 エリナさんの言葉に剣を構え、ゴーレム達を前に出す。


 直後、自分達にも足音が聞こえ始めた。


 ───ドドドドドドドッ!


 地面を踏みつける力強い足音。足元から微かに振動が伝わってくる。


 やがて、木々の間からこちらへ接近してくる怪物どもの姿が見え始めた。


『ボォウ!ボォウ!』


『フォオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ッ!』


 下半身は馬で、上半身は人間。しかし、その顔は人でも獣でもない、混ざった様なもの。


『ケンタウロス』。前に戦ってから数カ月だが、久々という感じがしない。怪物どもは敵意を隠しもせず、握りしめた得物を引き絞った。


 放たれる短弓と、投槍。馬の加速と人外の膂力から繰り出されたそれらは、鋼の鎧を容易く貫く威力をもつ。


 だが、その程度では今更どうという事はない。


 剣に風を纏わせ、一閃。迫る矢も槍も全て薙ぎ払い、粉砕した。


 続けて、ミーアさんが地面を杖の石突で軽く叩く。瞬間、こちらへ真っ直ぐ向かって来ていたケンタウロスどもの眼前に石の杭が大量に出現する。


『ブルァ!?』


『ヒヒィィィン!』


 馬の様な叫び声をあげ、ケンタウロスが急ブレーキをかける。


 止まり切れなかった者はそのまま杭で串刺しになり、そうでない者も棹立ちになるか槍を地面に突き立てて身を深く沈ませたか。


 どちらにせよ、致命的な隙を怪物達は晒す。


「そぉい!」


 そこへ、エリナさんの棒手裏剣が。白蓮の鉄球が。ミーアさんの氷の槍が突き刺さる。


 あっという間に物言わぬ肉片と化したケンタウロスどもは、赤い血も肉も全て白い塩へと変えた。


 一応周囲を警戒しつつ、生き残りがいないか塩の山も一瞥する。


「他に敵の音はしないよー。問題なーし!」


「ふぅ……」


 エリナさんの言葉に小さく息を吐き、肩から力を抜く。


「右近。ドロップ品の回収を」


 ミーアさんの命令で、ゴーレムがズシズシと塩の山へと向かった。石の杭も地面に引っ込んでいく。


『お疲れ、諸君。久しぶりの相手だが、問題はなさそうかね』


「はい、大丈夫です」


「モーマンタイ!だよ!」


「私も問題ありません。……少しだけ、あの戦いを思い出して複雑ですが」


 そう言って苦笑するミーアさんだが、彼女の目には少し暗いものがあった。


 当時の無茶を自嘲しているのもあるが、それ以上にあの日見た惨劇を思い出しているのだろう。氾濫の記憶は、どれも血まみれだ。


 こちらも道端に転がった被害者達の遺体を思い出してしまい、少しだけ気分が悪くなる。


 いけない。頭を小さく振って、頭の奥隅に記憶を追いやった。探索中に思い出す事ではない。


 そうしている間に、右近がドロップ品を回収してきてくれた様だ。エリナさんがそれを受け取り、アイテムボックスに入れていく。


「それにしても、このコインもアトランティスで使われていた物なのかなぁ?」


 エリナさんが1枚のコインを頭上に掲げ、偽りの太陽にかざす。


 キラリと光る金貨には、よくわからない文様が刻まれていた。


『おそらくは、ね。モンスターを作り出す工程で、核となる部分が必要になる。恐らくダンジョン地下の機構に造幣所の様な物があり、そこで核を作ってから塩に混ぜるのか……。あるいは、金をモンスターの中に入れておくとこの様な形に変わるのか。そこはまだ、わかっていないね』


「そっかー。もしもダンジョンの先の異世界に行けたら、このお金が使えたりして」


 エリナさんの言葉に、一応周囲を見回しながら小さく頷く。


「確かに。もしも教授の言っていた異世界に繋がった場合、貿易とかに使えるかも。滅んだ国の物とは言え、こっちの世界の金貨よりお金として認識され易いんじゃないかな」


『そうかもしれんが、場合によってはアトランティスの残党扱いされる可能性もあるがね。ま、その辺りは外交畑の人間に任せるしかあるまい』


「それもそうですね」


 思考を再びダンジョンに引き戻し、探索を再開する。


 そこから幾度もケンタウロスの小集団と交戦し、撃滅。出口近くにもマーキングを済ませ、ひたすら迷宮の中を歩き回った。


 探索開始からおよそ1時間40分。そろそろ帰還の二文字が頭をちらつき始めた頃。


 遂に、待っていた瞬間が訪れる。


「む、1時の方向からケンタウロスが4体、向かってくるよ」


「了解」


 エリナさんの言葉に従い、武器を構える。数秒後にケンタウロスどもの足音が自分にも聞こえて来た。


 木々の隙間を、器用な事に隊列を組んで走る怪物ども。奴らは手に持った弓をこちらに構えると、一斉に矢を放ってきた。


 乗用車を横転させる程の強弓。それを風で薙ぎ払った直後、ミーアさんが石の杭をケンタウロスどもの進行方向に出現させる。


 他の集団なら、これで動きが止められた。しかし、今回の集団は驚いた様な声こそ上げるものの、まるで最初からそうする気だった様に反転。


 こちらに背を見せて逃げ出したのである。


 ───しかし、体を捻って矢を放ち、見失わない程度の距離から。


「罠、ですね」


「分かり易いぐらい罠だねぇ」


 自然と、口元が歪む。


 ケンタウロスは比較的知能が高いモンスターだが、こうした戦術を使ってくる程ではない。


 となると、『指揮をする者』がいる。待ち望んでいた存在に、油断はいけないと思いつつ笑みを抑えきれなかった。


 出会えるまで数日はかかると思っていたが、何という僥倖。自分達は運が良い。


「2人とも。格闘ゲームをやっている時の姉さんみたいな顔ですよ」


『ミーア?』


「え、嘘!……すみません、気を付けます」


『おい京ちゃん君。なんだそのショックを受けた声は。むしろ喜ぶべきだぞ?この私、スーパークールビューティーアイラちゃんと似た顔になれた事に!』


「品性を捨てる時は考えて、だね!」


『はい、今私が一番ショックを受けましたー。私のどこが品性を捨てていると言うのだね!24時間365日常に完璧なお嬢様ですの事よ!』


「相手が不審に思わないうちに、追いかけましょう」


「そうですね」


「メンゴ、パイセン!また後でね!」


『上等でございますわ愚民ども!口喧嘩で私に勝てると思うなよ!第2ラウンドを楽しみにしていたまえ。くれぐれもリアルファイトに移行しない様に。そう、我々は人類!話せばわかる!』


「ちょっと黙っていてください」


『はい』


 逃げながら矢を射かけてくるケンタウロスどもを追いかけ、30秒ほど。


 追い付いてしまわない様に気を付けていれば、木々の向こうに開けた空間が見えてくる。


『気を付けたまえ。その先に開けた空間があると思うが、ちょっとした丘があるぞ』


「了解」


 アイラさんの警告に頷き、柄を握る腕に力を籠める。


 直後、森の中で不自然なほど開けた場所に出た。右手側に岩が積み上がった様な丘があり、苔や雑草が覆っている。


 そして、その頂上。偽りの陽光にも負けぬ輝きが陣取っていた。



『ブルルルルルルァァアアアアアアアッ!!』



 全身を覆う白い体毛。馬と人を混ぜた頭部で、知性の光を備えた瞳が燃え上がる。


 骨格は他のケンタウロスと同じながら、2回りは大きな体躯。炎で構成された様な鬣に、黄金の穂先を取り付けた槍。


「レフコース!」


 逃げていた敵集団が反転。こちらに向き直る。


 同時にレフコースとそれに率いられたケンタウロス5体が丘を駆け下り、瞬く間に距離を詰めてきた。


 しかし、それは予想済み。


「大地よ!」


 ミーアさんが丘の下側に巨大な穴を作り出した。突如現れた落とし穴に、5体のケンタウロスが止まる事が出来ず落ちていく。


 だが、レフコースは軽やかに跳躍。飛翔と見紛う程に跳び上がり、上空から槍をこちらに向けた。


 対して、自分もまた跳び上がる。地上の敵は、仲間達に任せれば良い。


 フリューゲルは現在修理中だが、この程度なら自力で飛べる。風の放出と脚力で舞い上がり、レフコースへと斬りかかった。


『ブォオ゛オ゛ッ!』


「らぁっ!」


 交差は一瞬。顔面目掛けて迫る黄金の穂先を切り飛ばし、白い怪物の上を取った。


 かつては、単独では圧倒されていた強敵。それを見下ろし、左の鉄拳を振りかぶる。


「ふん!」


 ぐちゃり、と。嫌な音と感触を籠手越しに感じたのとほぼ同時。純白の巨体は地面に叩きつけられ、炎ではない赤を広げた。


 自分が着地する頃には、既に他のケンタウロスも討ち取られている。穴に落ちた者達は氷の槍で貫かれ、反転して仕掛けてきた集団は鉄球と棒手裏剣が返り討ちにした。


 だが、まだ終わっていない。


『ブル……!』


 頭の半分を失い、足も左側2本を失った状態。他にも骨と内臓が潰れているだろうに、レフコースは立ち上がった。


 右手で槍を逆手に握り、あらん限りの炎を凝縮する。


『ブア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!』


「ああ」


 最期の1投。大地を焦がす投擲を前に、剣を振るう。


「知っていたよ」


 お前が、そういう奴だって事は。



『概念干渉』


『魔力変換・風』



 バットの様に振るった刀身と黄金の穂先が衝突し、広がろうとする炎を上方向へ逸らす。拮抗は、1秒。片手半剣が槍を粉砕し、木片が地に落ちる前に燃え尽きた。


 一瞬だけふわりと広がった炎の向こう側。腕を振りきった姿勢で、レフコースが立っている。


 もはや腕を上げる力もない状態で、しかし残された片目でこちらを睨みつけていた。


 視線だけで人が殺せるのなら、きっとこいつは何十人も殺していたのだろう。


 だが、その瞳を真っ直ぐ見返したまま。一足で間合いを詰め、そのまま駆け抜け様に胴を切り飛ばした。


 ゆっくりと地面に倒れ伏す、分かたれた白い巨体。それが塩へと変わったのを確認し、小さく息を吐く。


 まだ空気が熱い。相変わらず、とんだ火力だ。


「他に敵の気配はなし。戦闘終了だよー」


「了解。全員怪我は?」


「ありません」


「こっちもだよー」


「よかった」


 小さく頷いた所で、イヤリングから声がする。


『いや、まあ。ランクを考えたら君達の敵ではないとわかっているのだがね。右近君につけた鏡越しでもちょっとビビるぐらい、迫力があったよ』


「レフコースですからね。そりゃそうでしょう」


 指輪を拾い上げ、風で塩を散らす。


 金色のリングに赤い宝石が取り付けられた、シンプルなデザイン。その輝きに、懐かしさすら覚える。


 東京事変で失った自分の武装が戻ってきた事に、強い安心感を抱いた。


「ボスモンスターの存在を察しつつ、ドロップ品目当てで交戦……。下手したら冒険者免許を取り上げられそうですね」


「あー、まあ……」


 ミーアさんの言葉に、曖昧な笑みを浮かべる。


 おっしゃる通りだし、自分だって普段ならやらない。しかし、これ無しでは今後また氾濫が起きた時に不安なのである。


 ランクに不相応なぐらい活躍してくれた装備なので、是非とも確保しておきたかった。


「いやー!レフコースが待ち構えていたなんて驚きだったねー!」


『くっ!この海のアイラちゃんと言われた私の目をもってしても、見抜けなかった……!何という策略家なんだ、レフコース!』


「いや、今演技せんで良いですからね。大根役者ども」


「酷いよ京ちゃん!?」


『そうだー!謝罪を要求するー!脱げー!』


「お黙り」


「ぬ、脱げー!」


「ミーアさんも冗談に乗らなくていいですから」


 慣れない事をして恥ずかしいのか、ミーアさんの頬が赤い。視線も心なしか挙動不審である。


 そこまでして、ボケに回らんでもいいのに。既にボケ担当が2人もいてツッコミが追い付いていないのだから。


「とりあえず、今日は撤収しましょうか」


「だね!」


『君達、ドロップ品の確認をされた時は『Bランク候補』の書類を印籠の様に掲げるのだよ?既に昇格は内定しているんだ。多少のおいたは黙認されるだろう』


「ははー!」


「今『控えおろう』すんな。というか書類構える側だよ貴女」


 綺麗な土下座を決めるエリナさんから、ちょっと視線を逸らす。


 尻がこっちを向いているので、短い着物の下にあるお尻が見えてしまっていた。


 本人はインナーだから気にしないと言っているが、黒いピッタリとした布地が艶めかしい。キュッと引き締まっていながら、ちょっと大きめのお尻。綺麗な曲線と白い肌に、生唾を飲み込みそうになる。


 自分は生粋のオッパイストだが、尻も好きだ。というか女体が好きだ。


 しょうがないじゃない……!男の子だもん……!


 あと彼女自身の膝に押し付けられ、横に広がるお乳様にも視線が行きそうになる。なんだ、この全身スケベのテーマパークみたいな存在。これが、ドスケベ一族……!


 レフコースとの闘いを思い出し煩悩を退散させながら、エリナさんの魔法で出口近くに転移。そのまま帰還し、手続きを済ませた。


 ボスモンスターと交戦した事に当然良い顔をされなかったものの、『偶発的なもので回避は難しかった』と黙認してもらえた様である。ありがたや、ありがたや。


 おかげでドロップ品も没収とはならず、懐に入ってきた。間違いなく悪い事をしているので、罪悪感はあるけど。


 しかし、


「何回までならセーフかなー」


『2回……いや、3回まではギリセーフのはず!自衛隊や警察とて、このダンジョンの間引きは面倒だろうからな!』


 できれば予備が欲しいので、またやる予定なのだが。


 ミーアさんが凄く渋い顔をしている。それはもう、口を『へ』の字どころか富士山みたいな事にさせていた。


 このダンジョンにストアが出来たのが、ほんの少し前。かつて氾濫で焼けた街であり、急ピッチでゲート周辺が整えられたのである。


 なので、このダンジョンへ来たのは今日が初。これまでは『炎馬の指輪』の予備を手に入れようとすると、他県にまで足を延ばす必要があった。


 流石にそれは難しかったが、今後はここを補充場所に出来る。数に余裕ができれば、大山さんの所へ『実験』に回せる余裕が出来るのだ。


 すみません、ダンジョン庁の皆さん。かなりグレーだけど、今後も通います……!間引きも頑張るから、許して……!


 なお、レフコースへの罪悪感はない。モンスターはアルティメット害獣なので、サーチアンドデスが基本である。慈悲はない。



 今後もぶっ殺すから指輪を磨いて待っていてくれよな、レフコース!!




読んでいただきありがとうございます。

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感想返しの感想失礼します。(この感想には返信不要です) >>その辺はぐらかさずに >……できぬぅううううううう 答えられないということは半分答えでてますよね?(笑) やはりワザとなのか・・・?
ミーアさんの発言で本心がわかってるのは、姉のアイラさんだけなんだろうなぁ さす姉ですねー
「レフコースだ!! レフコースだろう!? なあ レフコースだろうおまえ 指輪置いてけ!! なあ!!!」  ダンジョンに出没する妖怪指輪置いてけとは恐ろしや……。  そういえば、あえてボスモンスター…
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