第百十六話 アイラ連行
第百十六話 アイラ連行
「ふっ……ぽんぽん痛いから帰っていいかね?」
「良くありませんが?あんたさっきコーラ普通に飲んでいたでしょ」
ウトゥックのダンジョンで教訓を得た、翌日。日曜日。
今日も今日とて猛暑であり、もうすぐ40度を超えるのではという中、自分達は『Eランクダンジョン』にまでやってきていた。
というのも。
「アイラさん。冒険者免許取得、おめでとうございます!」
「わー、嬉しくなーい」
遂にあの貧弱残念女子大生が、冒険者の仲間入りを果たしたからである。
しかも、レベルのおかげとは言え『Eランク』スタート。『F』からでは面倒だったが、これならすぐに『D』へ上がれるかもしれない。
まあ、本人は死んだ目をしているが。
「私はデスクワーク専門だぞ……。研究者たるもの実地調査をしなければ、というのは古い考えだ。現代では様々な職業と道具がある。餅は餅屋。危険地帯の調査は荒事に慣れた者に依頼し、専用の撮影機材でだね」
「いや。実地調査どうこうじゃなく、自衛の為ですから」
「パイセン!パイセンも立派な忍者になろうね!」
『お婆様も姉さんがまた危険な目にあったらと、心配していましたよ?』
「くっ、味方はいないのか!」
「ある意味僕らが味方なので、諦めやがれください」
いつまでもストアでウジウジとしていてもしょうがないので、エリナさんにアイラさんを更衣室へ連行してもらう。
なお、ミーアさんは今回留守番だ。イヤリング越しでの参加となっている。
自分も手早く支度を済ませ、トイレに行った後2人を待った。
その間、チラリとストアの様子を見る。
少し前に冒険者の数が爆増したのだが、このダンジョンはあまり人気がない。だからこそ選んだわけだが、ここまで人がいないと間引き状態が不安だ。
自衛隊がいるので溢れる事はないだろうけど、中にはモンスターが大量にいるだろう。
ある意味では好都合だが、注意は必要だ。アイラさんは現在『LV:20』。このランクにいて良いレベルではないが、ステータスは微妙である。
ないだろうが、事故死なんて万が一にもさせるわけにはいかない。
今回の目的はレベリングではなく、彼女をダンジョンに慣れさせる事である。
メンタルさえどうにかなれば、後は装備を整えさせて『D』へ昇格させればいい。レベル上げは、そこからだ。
そんな事を考えていると、女性陣も支度が済んだのか更衣室から出てくる。
「ごめんね京ちゃん!待ったー?」
「いや、特には」
「おいおい駄目だぞ京ちゃん君。そこは嘘でも『今来たところ』と答えねば」
「なんですかその昭和のデート風景」
2人ともジャージ姿という野暮ったい格好なのだが、美人は何を着ても美人と言うだけあって、ここだけ何だか華やかな空間な気がする。
もっとも、アイラさんがジャージ姿なのはいつも通りなのだが。初対面の時に感じた、ミステリアスで神秘的な雰囲気はいずこへ……。
「なんだね京ちゃん君。私に見惚れてしまったか?」
「はあ……」
「え、ため息つかれた?今世紀最高の美女である私が、ため息をつかれた?なるほど、ため息が出るほどの美貌という事だね!」
「流石パイセン!ポジティブなのは冒険者にとって大事っすよ!」
「エリナ君?暗にあのため息の意味はネガティブな意味だと言っていないか、エリナ君」
残念女子大生の残念加減は一旦おいておき、意識を切り替える。
「今からダンジョンに向かいますが、忘れ物はないですね?」
「うむ」
『ナビ役は私がします!姉さん、絶対に念話のスキルを解除しないでくださいね!』
「うむ」
『うう……本当は私も一緒に行きたかったのですが……』
「悪いなミーア。このダンジョン3人用なんだ」
なんか某青タヌキに出てきそうな台詞を、ドヤ顔でぬかすアイラさん。
ダンジョンのゲートを潜り、一緒の場所へ入れるのは3人から4人。ダンジョンごとに異なるが、今回のは3人まで。4人以上で入ろうとすると、1人がダンジョン内の別エリアに飛ばされる。
何故こんな風に出来ているのか。出る時はそういった制約がないので、余計に謎である。
「じゃあ、準備は出来ているという事で」
「京ちゃん君」
「はい」
「それはそれとして行くの嫌なのだが。めんどいし」
「連行しろ」
「観念しろぉパイセン!」
「そんなー」
背後からエリナさんがアイラさんの両脇から腕を通し、ずるずると引きずっていく。
奇異の目を向けてくるストアの人達に会釈しながら、ゲート室に。
受付の人から『本人にきちんと探索の意思がないと、お通しできません』と注意されたが、アイラさんも観念して自分から免許を取り出した。
それでも疑われたので、きちんと事情を話す事に。どうにか許可も下りたので、ゲートに向かう。
白い扉を間に、それぞれ『魔装』を展開。そして、エリナさんがアイテムボックスから『白蓮』と『レンゲ』を取り出した。
身長160センチほどの少女に見える、金色の追加装甲が髪の様なゴーレム。
青いガラスの瞳を淡く輝かせて直立するレンゲは、今回防弾チョッキを装備している。
更に武器ケースから取り出した大山さん作の片手剣と盾を持たせ、最後に軍用ライトをチョッキに装着させた。
「事前に説明はしましたが、素材に『トレント』のドロップ品を少し混ぜる改修を行いました。出力はそれほど上昇していませんが、代わりに耐久面と燃費はマシになっているはずです」
「完璧だ、京ちゃん君」
「そりゃどうも」
口角を吊り上げ、悪人面で言うアイラさんに軽く肩をすくめる。
「おいおい、ノリが悪いな京ちゃん君。そんなんではモテないぞ?」
「うっせぇですよこの残念女子大生」
バチコーンとウインクしてくる残念美女に、小さく舌打ちする。本当、無駄に顔が良いからそういう仕草も似あうのでイラっとくるな。
それはそうと。
「……レンゲのデザイン、本当に変えなくて良かったんですか?」
ミーアさんに会えない寂しさから、彼女の中学時代の姿を似せたと聞いた。本人がもういる以上、気まずいだけではなかろうか。
別に、見た目の変更ぐらいなら無償でやるのに。
『いえ、そのままで良いと思います!ちょっと照れますが、姉さんとずっと一緒みたいで……えへへ』
本人が許可しちゃったかぁ。
「うむ。もはやもう1人の妹みたいに思えているからな!レンゲはこのままで良い」
『は?妹は私だけですが?今すぐその木偶の坊を壊しましょう』
「冗談だよミーア!私の妹は君だけさ!」
『そうですよね、姉さん!』
ダンジョンに入る前からアイラさんが汗びっしょりだが、見なかった事にした。強く生きてください。
小さく咳払いし、自分も装備と白蓮を確認。エリナさんに目配せした後、アイラさんに向き直る。
「それでは、これからダンジョンに入ります。今のアイラさんなら多少の事では死なないはずですが、油断はしないでくださいね」
「ああ。勿論だとも」
「安心してパイセン。パイセンの事は、絶対に私が守るよ」
「エリナ君……きゅん」
「まあ、僕もカバーしますので。緊張し過ぎなくても大丈夫ですからね」
「京ちゃん君……ぷっ」
「おいなんで今笑った?」
テヘペロで誤魔化す残念女子大生に大き目の舌打ちをした後、思考を切り替えてゲートの正面に立つ。
「では、僕の肩に手をのせてください。入る際に手放すと別の所に飛ばされるので、絶対に離さない様に」
「わかった」
2人がこちらの肩を掴み、ゴーレム達も彼女らの肩に触れている事を確認。
白い扉へと、足を踏み出す。
相変わらずの、足元が消えたのに浮遊感がない奇妙な感覚。それに猛烈な違和感を抱いた直後、硬い石の感触がブーツ越しに伝わってくる。
湿度の高い、ひんやりとした空気。自衛隊のライトが設置された壁は濡れた様な岩肌で、洞窟めいたダンジョンの景色が広がっていた。
念のため周囲を目で警戒しながら、肩にのったままの指先を軽くつつく。
「もう離して大丈夫です。はぐれる心配は」
ない。そう言いかけた瞬間、アイラさんがこちらにもたれかかってきた。
身に着けている胸甲により、その温もりや柔らかさは伝わってこない。だが、ふわりと広がった彼女の香りに一瞬胸が高鳴るのを自覚する。
「あ、アイラさん?」
「京ちゃん君」
どこか、弱々しい声。垂れた前髪から、潤んだ青い瞳がこちらを見上げてくる。
その姿に、あまりに儚くも美しい姿に、自分の心臓はまたドキリと跳ねて。
「吐ぎぞう゛……お゛え゛っ」
100年の恋も冷める瞬間って、こういう感じなのかー。
「……エチケット袋、要ります?」
「い゛ら゛な゛い゛……ぢょっど、休ま゛ぜで……」
「はい。ごゆっくり……」
「周囲の警戒は私がしておくね!」
『姉さん!?大丈夫ですか姉さん!?念話が乱れて、よく聞こえません!』
「ずごじ、じずがに゛……」
アイラさんが復帰するのに1分ぐらいかかり、水を飲んでようやく落ち着いた。
「いやぁ……ミノタウロスの時はあまり感じなかったが、試験といい今回といい、あの感覚はどうにかならんものかね」
「これ聞いても良いのかわかりませんが、試験の時どうしたんですか……?」
「吐いたが?一緒にダンジョンへ入った女性自衛官と受験者が、何とも言えない顔になっていたぞ」
そりゃそうでしょうよ。見た目だけなら完璧なクールビューティーが、盛大にリバースしていれば。
むしろ堂々と胸を張れる貴女がどうかしていると思う。持ってくれ、乙女心を。
彼女の『魔装』は名探偵っぽいのに、中身が酩酊中なのは何なのか。
「む。さては京ちゃん君、今『これじゃあ名探偵じゃなくって酩酊中ざんす!』とか思ったな!?」
「語尾以外は正解ですバカ」
「バカぁ!?」
「語尾だから気にしないでくださいバカ」
「気にするが!?」
「しっ、2人とも」
エリナさんが視線を鋭くさせたのを見て、こちらも切り替える。
一応抜いていた片手半剣をアイラさんに差し出し、自分は彼女が視線を向ける先に顔を向けた。
「持ってください。切れ味は保証します」
「う、うむ。わかった」
「正面から2体、こっちに向かってくるよ。『裸足』だから、たぶんモンスターだよ」
「了解」
ゴーレム達がそれぞれ盾を構え、自分も重心を少し落とす。
ひたひたという足音が、緩やかな坂となっている通路に聞こえ始めた。
壁に取り付けられたLEDの光が、駆けてくる怪物の姿を照らし出す。
体躯と骨格は、まるで人間の子供の様だった。身長は150前後で、ややがに股で走っている。
衣服と呼べる物は何も身に着けておらず、全身をゴワゴワとした黒い体毛が覆っていた。掌と足裏だけが赤い皮膚を覗かせている。
ギラギラとした瞳に、鋭い牙が並んだ口。涎を垂らし、手に持った身の丈ほどもあるノコギリを掲げていた。
『カリカンジャロス』
ギリシャ神話に伝わる、悪しき怪物の一種。それに似ているとされているこのモンスターは、猿の様な雄叫びをあげて自分達に牙を剥いた。
それに対し、数歩前に出る。当然の様に標的はこの身となり、跳躍したカリカンジャロスは左右からノコギリを振るってきた。
だが、遅い。
籠手に包まれた掌でそれらを掴んで受け止め、そのまま握りつぶす。硬質な音と共に刃が砕け、怪物達は目を見開いた。
その体躯が地面に落ちるより速く、鼻から下を掴んでぶら下げる。
ジタバタと暴れるカリカンジャロス達。普通の人間だと首の骨が折れそうだが、そこはモンスター。ちょっとだけ頑丈だ。
長い爪が籠手を引っ掻くも、傷1つつかない。振り返り、彼女らに軽く手に持った獲物を掲げる。
「じゃ、やりましょう」
「絵面が最悪だな……」
ほっとけ。
確かに、見た目は碌な抵抗すらできない動物を、一方的に殺めようとしている風に見えるかもしれない。
だがモンスターはモンスターである。人を襲い、殺す存在だ。害獣と同じか、それよりも質の悪い者達である。
正直、何度も氾濫の光景を生で見ていると、マジで罪悪感とか消えるぞ。
「人を襲うクマや猪が罠にかかったら、然るべき処分をするでしょう。それと同じです」
「いや、理屈はわかるし賛同もするが……私は京ちゃん君が闇堕ちしたらシリアルキラーになりそうでちょっと心配だぞ」
「人聞きが悪い」
というかはよヤれや。
視線で促すと、アイラさんが剣を振りかぶる。
「南無阿弥陀仏!」
銀髪ハーフエルフがそれ言うの、違和感凄いな。
ステータスと剣の切れ味もあって、すっぱりとカリカンジャロスの身体が斜めに両断される。ぼとりと下半分が地面におち、内臓や血が散らばった。
「おお、綺麗に切れた……ちょっと快感」
「貴女の方がヤベー奴では……?」
流石にちょっとひく。
口を歪める自分に、アイラさんが唇を尖らせた。
「わかっている。雑念は極力排するとも」
「ええ。そうしてください」
「では、もう1体!」
剣を大きく振りかぶり、勢いよく袈裟懸けに斬撃を放つアイラさん。
自分の目から見てもへっぴり腰で、とても残念な太刀筋だ。その軌道は当然定まっておらず、切っ先がこちらの指にぶつかりかける。
ちょっとだけ腕を動かして、刃を回避。刀身がカリカンジャロスの肉体を容易く斬り裂いた。
「おお……!もしや私には、剣士としての才能があるのでは?」
「はっはっは。ナイスジョーク」
「パイセン。流石にそれは……ないかな」
「ちくせう」
こちらの乾いた笑いと、エリナさんの向ける憐憫の目にアイラさんが歯を食いしばる。
わりと本気で、剣で戦うつもりならかなり練習しないといけないと思うな。間違いなく、自分の爪先を切る。
「アイラさん。今度からは袈裟懸けじゃなく刺突にしましょう」
塩に変わり始めたカリカンジャロスの死体を地面に落とし、ドロップ品のコインを拾う。
「む。それだと京ちゃん君に当たらないか?」
「当たりそうなのはどちらも同じですし、僕なら胸甲で弾けますから。それより、貴女の爪先を切ってしまわないか心配なので」
「……もしや、私の太刀筋ってそんなに酷いのか?冗談ではなく」
「はい……」
「そっかー……そっかー……」
地味にショックを受けた様子で、アイラさんが視線を落とす。
まあ、本人も言っていたが彼女の本分はデスクワークだ。戦う事を生業にする人ではない。
「なんなら、切りかかるのはレンゲちゃんに一任するのも良いと思うな」
「エリナ君、そこまでなのかね……」
「うん!それにゴーレムが倒した場合も起動した人の経験値になるんだから、デメリットもないしね!」
笑顔で戦力外通告され、流石にアイラさんがどんよりと肩を落とした。
「いや、うむ。専門家2人が言うのなら従おう……」
『え、えっと……そう言えば、どうしてこのダンジョンにしたんですか?毒島さん達のレベリングでは、『レッサートレント』のダンジョンに行ったと聞きましたが』
話題を変えようと、ミーアさんがイヤリング越しにそう言う。
念のため周囲を警戒しながら、自分もそれに乗っかった。
「『慣れ』の為ですね」
『慣れ?』
「はい。モンスターは切れば血が流れる奴が多い。いざという時、それにビビッてほしくなかったので」
『なるほど。それで最初に剣を握らせたんですね』
「ええ。ついでに、カリカンジャロスは姿が結構恐いので、そういう意味でも良い練習相手です。得物がノコギリなのも良い。恐怖心をより掻きたてられる見た目ながら、武器としての性能は低いので」
当たり前だが、ノコギリは工具であって武器ではない。正直これを使うのなら、剣を使った方がよほど戦いやすいだろう。
何故カリカンジャロス達がこれを持っているのかは、不明だ。こいつらと似ているとされる神話上のカリカンジャロスは、『木を切る為に』ノコギリを持っている。
こいつらの共通点として数を上手く数えられない様で、複数の同じ物が置いてあると攻撃できない。なので、壁に並んだ照明が壊されていないのである。
カリカンジャロス。目が暗闇に適応しているせいか、明るいと視力落ちているらしい。そう、ストアのHPに書いてあった。
見た目と殺した時のえぐさからやってくる冒険者は少ないものの、難易度的には『Eランク』の中では低いダンジョンである。
「まあ、切られた傷口は縫うの大変だけどね!」
「その時は教授から借りた薬を使うのでご安心を」
「いや恐いのだが?ノコギリで斬られるとか、絶対に嫌なのだが?」
アイラさんがきちんと恐がってくれているで、何よりだ。そうでなければ練習にならない。
「でも京ちゃん。恐い見た目に慣れさせるのなら、前にアーちゃん達と行ったダンジョンでも」
「却下」
「えー?」
「それに行った場合、私は真剣にエリナ君との付き合い方を考え直すぞ……!」
「えー!?」
えー、じゃねぇよ。こっちは未だにトラウマだよちくしょう。
巨大蜘蛛を鷲掴みにし、宙づりにした感触。その足がわさわさと動く振動を思い出し、忘れようと手をグーパーと何度も握った。
これに関しては、アイラさんと同意見である。二度と行くか、あんなダンジョン。
「とにかく。ここで慣れれば、ゴブリン相手でも普通に戦える様になるはずです。トラップの類は、『鑑定』とか使って対処すれば昇格試験は問題ないでしょう」
「うーむ。頑張ろう……」
アイラさんも不承不承と言った様子ながらもやる気を見せてくれたので、自身のイヤリングに触れる。
「それでは探索を再開します。ペイントを見つけたら、ナビをお願いします」
『はい!任せてください!』
ミーアさんの元気な声を聴きながら、探索を続けた。
約1時間でダンジョンから帰還し、受付を済ませる。レベルこそ上がらなかったが、アイラさんの良い経験になったと信じたい。
「あ、そうそう」
「はい?」
帰りのバスにて、エリナさんが元気よく手を叩いた。
未だグロッキーな様子のアイラさんに、彼女は満面の笑みを浮かべる。
「せっかくだから、帰ったらこのまま東京のお土産開けよっか!京ちゃんもおいでよ!パイセンの初ダンジョン攻略のお祝いだぁ!」
「え゛っ……?」
「あー……はい」
「よーし、遊ぶぞー!途中でお菓子とかジュース買っていこうね!お婆ちゃまには内緒だよ!」
「お゛ぉぉ、のぉぉ……」
抵抗する気力もなく、うめき声だけ発するアイラさん。それを横目に、曖昧に頷く。
何というか、ドンマイ。
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