第百話 生きたい理由
第百話 生きたい理由
アイラさんと2人、扉の残骸に火をつけた物を手に室内を探索する。
「こういう密室で定番なのは、壁にくっついた棚のどれかがずれてその先に通路があるというパターンだな」
「漫画とか映画でよく見るアレですね」
「うむ。そういうのは大抵、特定の本を抜いたり順番に銅像の首を動かすのだが」
「面倒ですし、棚を全部どかしましょう」
「風情がない……とは、この状況では言っていられんな」
そう苦笑を浮かべながらアイラさんが、自分達が入ってきた方の壁を見る。
大岩の衝突により、石壁は大きく歪み全体に罅が出来ていた。それは徐々に拡大しており、部屋全体に亀裂が広がるのも時間の問題だろう。このままでは、もしかしなくとも生き埋めだ。
こういう時、エリナさんがいてくれたらダンジョンの適当な場所にマーキングしながら進んで、罠に突き当たったら転移でやり過ごしたりできるのだが。
というか、念話で聞いた感じ実際そうやって進んでいるらしい。毒島さん達がいるので、安全第一で探索しているとか。その分移動速度は遅いとも言っていたが、安全が最優先だろう。
閑話休題。壁にくっついている棚の端を掴むが、ボロボロと崩れ握る事が出来ない。
ならばと、鞘に戻していた剣を抜く。
「待て、京ちゃん君。爆発物の類があるかもしれん。先に『鑑定』を行う」
「了解。お願いします」
1歩後ろに下がり、アイラさんに棚の中身を見てもらう。
彼女は素早く視線を走らせ、すぐに小さく頷いた。
「これといって危険な物はない。専門ではないからよくわからんが、恐らく魔法の触媒や魔道具の素材。あとは業務日誌の類だろう。ああ、こんな状況でなければ丸ごと持ち帰るのに……!せめてエリナ君かババ様がいてくれたらアイテムボックスに入れられるだけ入れられたんだが……!」
「今回は諦めてください」
「やむを得まい。ああ、勿体ない……」
今にも泣きそうな顔で棚から距離を開けるアイラさん。この棚にある物を根こそぎ持ち帰りたいのは、自分とて同じだ。
研究資料として、というより『金になるから』という理由だが。
1つか2つぐらい、と邪念が頭に浮かぶも、こういうのは1つ手を出したらあれもこれもと持ち帰りたくなってしまうものだ。
すぱっ、と吹っ飛ばした方が良い。
「いきます。部屋の反対側まで退避を」
刀身に風を纏わせ、逆袈裟に振り抜く。一撃で古びた棚は粉砕され、並べられていた物品が床に散らばった。
剥き出しになった石の壁。それをアイラさんに見てもらうも、首を横に振られてしまう。これではなかったらしい。
ならばと、同じ手順で次の棚も吹き飛ばして壁を見てもらえば、今度こそ彼女は頷いた。
アイラさんが壁に触れたとたん、『ガコン』という音が鳴ってその箇所が押し込まれた。
かと思えばジャラジャラと鎖でも巻かれた様な音がして、壁の一部が人が1人通れるサイズ分だけ奥にずれる。
それは更に横へスライドし、長い暗がりが続いていた。
「では、行きましょう」
「ちょっと待ってくれ」
そう言ってアイラさんがまだ燃やしていない扉の残骸を幾つか手に取ると、最後の棚に近づく。
「出来れば松明を作りたい。たしかこの棚に油があったから、それを使う。君は布を集めてくれ」
「了解」
チラリと壁に広がる罅割れを見て、まだ猶予がある事を確認。床に散らばった棚の残骸の中から、使えそうな布を回収した。
アイラさんの方を見ると、彼女は『魔装』を解除。懐から掌大の針金の束を取り出す。
「よくそんな物を持っていましたね」
「なに。大した理由ではないよ。血糊を使って死んだふりをして、この針金で密室トリックをやろうとしただけさ。バカうけすると思って」
「本当に大した理由じゃない」
「ちなみに血糊を用意するのが面倒だったのでケチャップを使おうとしたら、真面目にババ様から怒られてお蔵入りとなった」
「そりゃそうだよ」
なにやってんだこの人。
しかし、食べ物を粗末にしなかったおかげで松明が出来そうだ。
ボロ布を木材に巻き付け、針金で固定。そこに少しだけ油をつけていく。
「油の保存容器自体も魔道具で助かった。問題なく使えるだろう。さて。たしかあまり油をつけすぎると危険だった……はず」
「結構手際良いですけど、誰かに教わったんですか?」
針金をナイフで手ごろな長さに切りながら、何となく気になって問いかける。
すると、アイラさんは一瞬だけ作業の手を止めて。
「……昔、親が離婚する前に、な。家族でキャンプに行った時に母親から教わった」
「……その、すみません」
「気にするな」
彼女は、淡々と松明を作っていく。
「たしかあの時は、私がゲームの影響で松明を作りたいと言ったんだった……。『ミーアの父親』は危ないからやめておけと言っていたが、母親が何事も経験だと言って背中を押してくれた」
「………」
「何でも、昔は海を巡って大冒険なんて夢見ていたらしい。無人島に漂流しても生き残れる様に、ジジ様やババ様にお願いして若い頃はボーイスカウトに入っていたと話していたよ」
ふと、エリックさんの言葉を思い出す。
『自分が義姉の夢を奪ってしまった』、と。
……彼のせいではないと、今でも断言できる。
ただ、何とも言えないやるせなさが胸でくすぶった。アイラさん達の母親なんて、『只のろくでなし』と思えていた方が気が楽だというのに。
「つまらない話をしてしまったな。探索を続けよう」
「……了解」
「サナ君。狭いだろうが、我慢してくれよ?」
アイラさんが予備の松明数本をサナの鳥かごに挿し込み、右手で1本の松明を持つ。
こちらに向けられたそれに左手をかざし、火をつけた。光源が1つ増える。
「行きましょう」
「うむ。よろしく頼むよ」
刀身に纏わせた炎と、松明の明かりを頼りに歩き出す。
普段探索で使うLEDライトと比べて心もとないはずなのに、不思議と安心感が増した。炎の揺らめきに合わせて、自分達の影が躍る。
しかし、どうしても先ほどの話が頭から離れない。
今考えるべき事ではないと思いつつも、『ある予想』が後押しとなって口が動く。
「その、アイラさん」
「なんだね」
「……まだ、お母さんの事は、その……好き、なんですか?」
こんな時に、何を聞いているのだろうか。
自分で自分にそうツッコミたくなるも、悶々と悩んでいても集中できない。
何より、『予想』が正しかったら面倒だ。そこの所は、ハッキリさせたい。
「さてね。強いて言うのなら無関心というのが適切かな。くだらない、私の記憶容量を消費するに値しない人物だったよ」
「キャンプの事は、覚えていたのに?」
「……何が言いたい」
背後からの視線が、鋭くなったのを感じる。
「単刀直入に聞きます。貴女は……」
一瞬だけ、言うかどうか迷って。
この死地だからこそ、尋ねなければと問いかけた。
「貴女は、自分自身の事が好きですか?」
「………」
この緊急事態に、彼女の精神を暴かねばと思った理由。
それは、『アイラさんが必要だと判断したら、彼女はその身を犠牲にする』なんて予想が浮かんでしまったから。
女子中学生並みの強さしかないくせに、この人が無茶で無謀な選択をするのではないか。……『死んでも良い』理由を見つけてしまうのではないか。
クエレブレの時は、自分達が救助に向かう事を受け入れてくれた。しかし、今回もそうだとは限らない。
人の精神は、意外と脆いと若輩ながら知っている。……つもりでは、ある。一応。
こちらの問いかけに、彼女は数秒の沈黙の後。
「……はっ!何を言うかと思えば、この今世紀最高の美女。頭脳明晰にしてすこぶる顔が良く、スタイルも性格も良いアイラちゃん様を嫌いになる人間などいるはずがないだろう。君はもしかしなくとも頭が悪いのかね、京ちゃん君」
いつも通りのハイテンションで、彼女は早口にまくしたてた。
だが、言葉の端々から突き出る棘を隠しきれていない。というか、最後の方でもろに刺しにきている。
そう言う所が、いつもと比べて『らしく』なかった。
「……僕は、貴女の事結構好きですよ」
「はぁ?こんな所で愛の告白かね。勘弁してくれ。吊り橋効果というのはだね」
「あ、そういう意味じゃありません。ごめんなさい」
「今私の乙女心が酷く傷ついたぞ」
確かにアイラさんは顔も体も良いし、一緒にいて何だかんだ楽しい。
だが今は、恋愛的な意味ではなくて。
「貴女が『お母さんの後を追ったら、悲しむ人間がいる』。これだけは、忘れないでください。僕だけじゃない。エリナさんも、ミーアさんも、教授も」
「………」
浜辺でアイラさんが言った、『自分なんかが輪に混ざっても誰も得しない』という発言。
彼女にしては、気が抜けていたのだろう。違和感を覚えた発言だったが、普段の言動を思い出すとむしろ腑に落ちた。
アイラさんは、身内か明確にマウントを取れる相手としかまともに喋る事が出来ない。
年下かつコミュ力の低さが表に出ていた自分なんかには、初対面でも普通に喋る事が出来ていた。
しかし、山下さんパーティーや毒島さん達にはそれはもう酷い有り様だったのを覚えている。
そこが、おかしい。
確かに彼ら彼女らはアイラさんより腕っぷしがあるが、それ以外の面では基本的に彼女の方が優れている。勉学、家柄、資産、伝手。覚醒者としても、スキルの有用性など。
こうして人を格付けするのは好きじゃないが、客観的に見てそれは間違いないはずだ。
それなのに、まともに喋る事が出来ない。つまり、自分と同格かそれ以上と相手を思っている。
根本的に、アイラさんは『自分自身を過小評価』しているのだ。
それを周囲に悟らせない為、普段はむしろ自信過剰と言えるほどに己を褒め称えている。
……きっと、有栖川教授を心配させない為に。孫が、娘の後追い自殺なんてしないと思わせる為に。
「……私が、私と言う人間を嫌っていると思っているのだろう?」
「……はい」
「……そうかね。まあ、否定はしないでおこう。こんな場所で言い争う気はない。ああ、それが望みなら、正直に話してやろう」
振り向かずとも、アイラさんが仏頂面をしているのがわかる。
「私は、未練たらしい女だ。君は、母親が私とミーアに最後なんて言ったか知っているかね」
「……ミーアさんからは、アイラさんの方が母親似で優秀だから引き取ると言われた、と聞きました」
「その通りだ。しかしね。いくら愚かな道を行ったとしても、『自分達に引き取られる事の不幸』を察せないほど馬鹿な人でもなかったんだよ。いっそ、それぐらい脳みそがない人間だったら良かったのにな」
通路に足音が響く中、不思議と彼女の声はよく耳に届いた。
「あの人は、ミーアを護ろうとした。母親に突き放された哀れな娘。そうすれば、『三好さん』はこの子を被害者として扱ってくれる。馬鹿な不倫女の子供ではなく、可哀想な子供として」
「………」
「ミーアは自分ではなく、私の方が愛されていたと思っていたのかもしれないが……逆だよ。あの子の方が、母さんに愛されていた。大切にされていた。私がババ様に引き取られる事も計算ずくだったかは不明だが……そうだった場合、不倫相手と別れて私と一緒にババ様の所へ行くよりも、男といる事を選んだんだ!」
アイラさんの言葉に、少しずつ熱が帯びていく。
松明の温かな光が、今はどこかほの暗く感じた。
「ミーアの次。男の次。私は何番目だ?何番目に愛されている?その搾りかすの愛情から出た言葉が、『お前も自殺しろ』だと?はっ!何番目ですらない。私はそもそも愛されてなどいなかった。順位なんてない。ランキング外だったんだよ」
アイラさんが笑う。哂う。嗤う。
「これだけの扱いをされて、『嫌い』になれない。私の中から、母親は消えていない!まったくもって反吐が出る!本当に、本当に……」
荒くなった語気が、萎んでいって。
「認めよう。私は、私と言う人間が嫌いだ。死んでしまえと、思う程度には」
「それでも、生きていたいんでしょう?」
まだ出会って数カ月の間柄だけど、わりと濃い付き合いをしていたと思う。
だから、この人が100%自身に殺意を向けていたのなら、とっくに実行へ移していたと確信があった。
痛みのある死に方は恐いだろう。彼女の事だから、眠る様に死ねる薬をどうにかして調達するはずだ。
「……私は、ババ様の料理が好きだ。ゲームも、漫画も、アニメも、酒も、エリナ君も、ミーアも、君も。『まだ楽しみたい』物が、多すぎる。それに、未練を抱かずにはいられない。死にたいと生きたいが、同時にあるんだ」
絞り出すようにも、吐き捨てるようにも聞こえるその言葉。
きっと、これも本心なのだろう。死にたくない理由の1つに自分も入っている事に少しだけ驚くも、嬉しくなって我ながら不謹慎だと苦笑した。
だが、思っていたほど爆弾は大きくなかったらしい。どうしてこう、有栖川一族はこうも地雷が多いのか。
「なら生きてください」
立ち止まって、顔だけ振り返る。
普段の無駄にドヤっている顔ではなく、感情が読み取りづらい無表情な彼女に。
小さく笑ってみせる。
「人間いつかは死ぬんです。生きたい理由がなくならない内は、死なないでくださいよ。僕だって、貴女とはまだ遊んだりバカやったりしたいんだから」
「……月並みの台詞だな。君の事が嫌いになりそうだよ」
「じゃあ、雑に好感度を稼ぐ事をしましょうか」
暗がりの向こうに視線を戻せば、魔力の揺らぎが見える。
数は3体。あの『牛人間』がこちらに向かって来ているのだ。奴らの足音も、徐々に聞こえ始める。
「下がっていてください。異性に身体を張って守られると、好感度が上がるらしいので」
「ほう。私をギャルゲキャラの様に扱うか。攻略難易度はルナティックだと自負しているぞ」
「いやぁ。アイラさんって意外とチョロい気が……」
「ティロローン。アイラちゃんの好感度が下がった!」
「はいはいすみませんね」
苦笑を浮かべながら、剣を構えなおす。
さて。これだけ格好つけたのだ。───この人には、指一本触れさせない気概で戦うとしよう。
そうして、足裏で石畳の感触を確かめ。
『ねえ、京ちゃん。パイセン』
イヤリングから、耳慣れた声がした。
『ごめんね。その、全部聞こえちゃった。今のやり取り』
「 」
「 」
振り返らずともわかる。今、自分達は2人揃って白目をむいていると。
……マ?
『でもあれだよ!まるで物語の主人公とヒロインみたいだよ!あれだね!青春しているってやつだね!』
慰めないで、マジで。
聞かれた?あの思い返すとかなり気障な事を言っていると自覚してしまう、あの発言の数々を?
後ろでも『私がまるでメンヘラみたいじゃないか……!』とアイラさんがダメージを受けている。
一瞬にして2人揃ってメンタルに深いダメージを受けた。おのれ自称忍者!
「うっ」
『ヴォオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ッ!』
「うおおおおおおお!」
眼前に迫る3体の怪物へと、意識を戻す。
「死にさらせやボケェエエエエ!!」
羞恥を力に!八つ当たり?正当防衛だ!
奴らの雄叫びは呪文の役割を果たしたのか、数十の水弾が自分へと放たれる。
ケルピーのそれとはものが違う。1つ1つがライフル弾の様に回転し、直撃すれば大型トラックだろうと容易く破壊する威力が籠められていた。
回避すればアイラさんに当たる以上、避ける事は出来ない。
ならば、全て叩き潰す。
刀身に纏わせた炎と風を開放し、正面へ放出。炎の騎兵が悉く水弾を蹴散らして、ただの蒸気に変えてみせた。
そのまま直進した炎に飲み込まれるも、牛人間どもは水の膜を張る事で防御。一様に顔の前で得物を構え耐えている。
敵は無傷。されど視界は奪った。
そこに、腰だめに剣を構えて吶喊。中央の個体の両腕を切り飛ばし、刃を閃かせて袈裟懸けに斬り捨てる。
まだ死なないその個体の首を左手で掴んで、盾代わりに。左右から放たれた残る2体の斧と鉄槌の攻撃を受け止めた。
掴んでいた個体の頭が潰れたが、敵含め誰も気にしない。二撃目が放たれるよりも速く、右手側の得物を剣で弾く。そのまま残った首から下を全力で右の牛人間に叩きつけた。首無し死体と共に、その個体が壁まで吹き飛ばされる。
直後、左の牛人間が背後から鉄槌を振り下ろしてきた。それに対し片足を軸に横回転で避け、丁度いい位置にきた首に斬撃を叩き込む。
相手の頑強さゆえに、一刀両断とはいかない。半ばまで食い込むも、尋常な生物ではない怪物は首を抉られながらも燃え盛る刀身を掴んだ。
故に、更に押す。刃がつかまれた瞬間剣の鍔へと左の拳を叩き込み、籠手が発する硬質な音と共に片手半剣が牛人間の首を切断した。
『ガァァッ!』
残る1体が、両手で斧を握り切りかかる。
こちらも両手で剣を構え正面から受け止めると、そのまま刃を『回した』。
バインドと呼ばれる西洋剣術の技。その応用。
食い込んだ刃同士を軸に切っ先を掬い上げ、牛人間の頭を斜めに斬り裂く。バランスを崩した所に膝をいれ、続けて良い位置にきた首を叩き切った。
3体の怪物が床に転がり、塩へと変化する。残されたのは、白い粉の中で輝く拳大のコイン。
小さく息を吐き出しながら、他に敵がいないか周囲を一瞥した後に。
こちらを見つめる、銀髪の麗人へと顔を向ける。
「どうです。少しは好感度上がりましたか?」
「……色々と締まらないから、微妙だな」
「格好が悪いのはお互い様では?」
「はー?私は可憐で清廉なアイラちゃん様だぞ?いかなる時もかっこ可愛く美しいが?量産型感のある君のお顔と違って、オンリーワンかつナンバーワンなんだが?」
腹立つ顔でこちらを煽る残念女子大生に、頬をひきつらせる。
どうにか軽率な真似をして死なせない様に頑張ろうとしたが、やっぱ1回半殺しにしてやろうかこのお馬鹿。
「わかりました。帰ったら泣かせます。全員でゲーム内リンチするから覚悟してください」
「上等だよこの野郎。格ゲーなら全員相手どっても返り討ちにしてやるとも」
「あ、ジャンルはレースゲームで」
「おいおいおいおい。おいのおい。虐め!良くない!泣くぞ!」
残念女子大生と、残念な会話をしながら先に進む。
彼女が持つ松明の明かりは、どこか温かかった。
ミーアさん
「エリナさん。向こうは大丈夫そうですか?」
エリナさん
「うん!楽しそうだよ!」
大山さん
「何やってんだよ、あいつら」
毒島さん
「さあ……?」
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