第九十九話 誰も知らない迷宮
第九十九話 誰も知らない迷宮
不揃いな石を強引に押し固めた様な床と壁。天井は随分と高く、手元の明かりだけでは見る事も叶わない。直感だが、高さ20メートルは超えているだろう。
そして道幅も10メートル前後と、かなり広い。これまで見てきたダンジョンの中でも大型だ。
床や壁を形作る石材からは、異様なほど濃い魔力を感じる。それは恐らく非覚醒者でも感じ取れるほどの神秘性であり、どこか厳かな空気が流れていた。
しかし、ここは間違いなく死地である。
自衛隊の探索もされていない為、一切の情報がない。だが、ここはこれまで行った事のあるダンジョンとは一線を画す。それが、肌をくすぐる冷たい風からも感じ取れた。
「っ、京ちゃん君。これを」
ホームズの衣装を白黒にした様な『魔装』を展開したアイラさんが、懐からイヤリングを取り出した。
短く礼を言って受け取り、左手で炎を維持したまま右手で耳に装着する。
「私が中継する。普段通りに聞こえるはずだ」
『もしもし、京ちゃん?今、パイセンと一緒?』
「はい。そちらは?」
『先輩とシーちゃんアーちゃんの合計4人だよ。今の所は全員無事』
落ち着いたエリナさんの声に、内心で胸を撫で下ろす。
「この前、ダンジョン庁のHPで見た事がある。大型の乗り物に搭乗した状態でゲートに接触した場合、乗っている覚醒者のみがダンジョンに取り込まれると。恐らく、我々が遭遇した現象はそれだろう」
「海上にゲートがあったって事ですか?」
『んー、今はそこの所はどうでもいいかな。それより、脱出について考えよう』
「たしかに……待った。教授は?」
「私の推測が正しければ、1人のはずだ。あの人ならどうにかするだろうが、出来れば合流したい。……でぇい!ババ様め、念話用の鏡を部屋に置きっぱなしにしたな!?」
手鏡を見ながら、アイラさんが舌打ちする。
どうやら教授とは連絡が取れないらしい。これは、合流できるか否かは完全に運次第だ。
「仕方ない。地震や津波じゃないが、今は『てんでんこ』で行こう。合流は出来たらする程度。各チームでの脱出を目指すんだ」
「了解」
『OK』
「ああ、それとエリナさん。アイテムボックスに『白蓮』は入っている?」
『うん。旅行前に預かって、そのままだよ』
指輪同様、万一に備えての事だったが……。これも、杞憂であってほしかった。
しかし今は不幸中の幸いと喜ぼう。
「使い潰して良いから起動しておいて。武器ケースの鍵は『0987』で開く」
『京ちゃん……もっと防犯意識持った方が良いと思うよ?』
「帰ったらちゃんとした番号に変えるよ」
苦笑しながら答え、周囲を見回す。
……はっきり言って、脱出の難易度は自分達の方が高い。
向こうはランクこそ離れているが、冒険者が4人。対して、こちらは2人しかいない上に1人は非戦闘員である。
正直言って、恐怖と緊張で今すぐ胃の中身をぶちまけそうだ。蹲っていないのは、そうしたら死ぬと予感しているからに過ぎない。
ついでに、見栄もある。取り乱した姿を、アイラさんに見せたくなかった。
「よろしい。状況は最悪だが、希望はある。お互い何らかの手段で壁に跡をつけながら、移動を開始しよう」
「了解」
『承知』
イヤリングから指を離し、片手で剣を抜く。次いで一旦火を消し、両手で柄を握ってから刀身に炎を宿した。
松明の代わりにはなる。光源としては些か扱いづらいが、片手が常に塞がっているよりはマシだ。
「自分が先行します。アイラさんは後ろに」
「わかった。細かい判断は君に任せる。知っての通り私は素人だ。一応、武器はあるが……」
そう言ってアイラさんが手にした物を見て、思わず目を見開く。
黒光りする、鉄の筒。ストアに通ううち、種類こそ違えど見慣れてしまった物。
「それ……拳銃ですか?」
「ああ。無論、工場で作られた物ではない。私の『魔装』だ」
基本的に、『魔装』とは中世ファンタジーにありそうな格好の物が多い。
しかし当然例外はあり、そして実際の中世には既に鉄砲があった。
覚醒者の中でもほんの一握り。100人に1人とも1000人に1人とも言われる、『銃型の魔装』。
19世紀めいた格好からもしやと思っていたが、アイラさんがその内の1人とは。
リボルバータイプの拳銃を手に、彼女は肩をすくめた。
「期待してくれるなよ。私は生まれてこの方銃なんてまともに撃った事がない。昔1度だけハワイでジジ様に教わった事があるが、すぐに断念してしまったよ。どこぞの名探偵の様にはいかないのさ」
「わかりました。では、それは最後の手段にしておいてください。それこそ、殴り合いの距離までは撃鉄を上げないようお願いします」
「わかった。私も自分で撃った弾が跳ね返ってきて死にたくはない」
腰のホルスターに拳銃を戻し、アイラさんは左手に提げる鳥かごに視線をやった。
「サナ君は任せたまえ。私の命の次に優先して守ろう」
「……そうしてください」
「おや、随分と間があったね。信用がないらしい。無論、君の命も大事だとも」
「そこは信用していますよ」
自分が信用していないのは、別の事。この人が、『己の身よりサナやこちらを優先する』事である。
だがここでアレコレ言っても仕方がない。まずは探索をしなければ。
左の壁に近づき、切っ先で軽く傷をつける。炎もあって灰色の石壁には焦げ跡も僅かについた。
「出来るだけ壁沿いにいてください。もしもモンスターが出たら、姿勢は低く」
「心得た」
「では、行きます」
カツリ、カツリ、と。ブーツが石の通路に足音を響かせる。
地図がない以上、どこにどう進めば良いのかわからない。事前に調べてくれる自衛隊のありがたみを噛み締めながら、歩を進める。
そうして歩きだして、最初の十字路を左に曲がった時だった。
──ガツン、ガツン……!
硬い、叩きつける様な足音が聞こえてくる。
立ち止まって右手を柄から離し、アイラさんに止まるようジェスチャーする。
硬い唾を飲みながら、数歩前に出た。はたして、ここのモンスターはどの様な怪物なのやら。
顎を嫌な汗が滴り落ちる中、刀身に纏わせた炎が敵の姿を暗がりに照らし出す。
それは、海草で覆われた『牛人間』だった。
2メートル前後の体躯。人の様な骨格に、人の様な筋肉の付き方。
しかし人と違い皮膚はだらりと長い緑色の海草で覆われ、その足は蹄で、その頭は牛のそれ。
目玉はなく、眼窩や鼻孔からは内側に何も見えない。
手には武骨な斧を持っており、その刃が鈍く輝いている。
『ヴ』
ガパリ、と。体毛の様に草を生やした顎が上下に開く。
目や鼻と同じく空洞が覗く口から、あり得ざる雄叫びが上がった。
『ヴァァアアアアアアッ!』
それは間違いなく、獣の叫びだった。緑の牛人間はその巨体からは想像も出来ない俊足で間合いを詰め、両手で握った斧を振り上げる。
咄嗟に構えた片手半剣で、その一撃を正面から受け止めた。
「エリナさん!交戦開始しました!」
衝撃と轟音の中、イヤリング越しに相方へそう吠える。
重い。ぶつかった刃が火花を散らし、足の裏で石の床が僅かに割れた。これだけの魔力を含んだ石が、容易く割れてしまうほどの破壊力。
だが、押し返せる。
「おおっ!」
斧を弾き上げ、間髪入れずに胴へ横一閃。刀身が草の体毛に吸い込まれ───白い蒸気が、血飛沫の様に舞った。
なんだ?刀身の炎が、海草の水気を蒸発させた?だとしてもおかしい。この蒸気、僅かだが魔力を持っている……?
疑問は浮かべど、相手の動きはまだ止まっていない。
体毛の様に生える海草の下には、木で出来た身体があった。バックリと割れた腹部の海草が炭化し、黒く染まる。
『ヴォッ!』
怒りの声をあげ、すぐさま再度斧を振るう怪物。その横薙ぎの刃に膝を畳みながら踏み込み、頭上を通過させる。
勢いそのまま、袈裟懸けに剣を叩き込んだ。今度は風と炎の加速を得ての、全力の斬撃。
刹那、迫る刃に対して体表の草が絡みつこうと伸びる瞬間を捉える。
だが、関係ない。燃やし尽くす!刀身に絡みつこうとする海草を蹂躙し、そのまま肩口に刃を食い込ませた。あとは、力任せに振り抜く。
木を叩き割る快音と共に、炎と共に舞う水蒸気。
『ゴ、ブオ……!』
木片を散らせながらガラン、と大きな音をたてて、怪物は仰向けに倒れ伏した。手からは斧が離れ、四肢は力なく投げ出されている。
そして、警戒を続ける自分の前で塩へと変化した。
「ふぅぅ……」
『京ちゃん、大丈夫?無事?』
「少なくとも僕は。アイラさんも……大丈夫そう」
炎で照らすと、サムズアップが返ってきた。それに頷いて答え、イヤリングに意識を戻す。
「敵の姿は身長2メートル以上の、筋骨隆々の牛人間。体毛の様な海草で木製の身体を覆っており、中身は空洞。斧を振り回していた事から、ある程度の知能があるはず」
『わかった。こっちはまだ接敵していないけど、注意するね』
「京ちゃん君。君から見て、このモンスターのランクは?」
「そう、ですね……」
認めたくはないが、しかしここで気休めの嘘を言っても仕方がない。
我ながら苦虫を噛み潰した様な顔になりながら、偽らざる感想を述べる。
「恐らく、『Bランク』。クエレブレと同格かと」
『……わかった。ありがとう、京ちゃん』
「くれぐれも、お気を付けて」
『そっちもね。パイセンを頼んだよー』
「了解」
一般の冒険者が入って良いダンジョンのランクは、『C』まで。それより上は、自衛隊のみで対応している。
現代の火器をふんだんに使わねば、倒せぬ怪物の巣窟。それが『B』以上のダンジョンである。
自分達は今、格上の化け物どもの巣穴に入っているのだ。
「私からも情報だ。ステータスまで見ている暇はなかったが、あの怪物のスキルは『水氷魔法』と『自己再生』だ」
「魔法まで使えたのか……」
『OK。サンキューパイセン』
「うむ」
先の交戦では初手で接近戦をしかけてきたが、中距離戦もできると考えるべき……か。
「とにかく、左の壁に沿って進みましょう」
「それは良いが、迷路は右手を壁につけるのが定番ではないのかい?まあ、左右どちらでも良いと言えば良いのだが」
「単純に、左手側を壁で塞いでおきたいんです。あの牛人間が右利きとは限りませんが、少なくともこちらの右腕は自由に動く」
「なるほど」
そんな会話をしながら、更に歩く。
何分経ったのだろうか。まだ3分程度にも思えるし、10分にも感じられる。
刀身に纏わせた炎だけが光源というダンジョン探索は、初めてだ。スマホのライトも考えたが、確か部屋の机に置きっぱなしだ。アイラさんも今は持っていない。
緊張で喉が渇く。背後の彼女は戦えない以上、自分が普段以上に頑張らないといけない。自然と、剣を握る腕に力が入る。
角を曲がって暫く、長い直線の通路に自分達の足音だけが響く中。
少しでも気を紛らわせようと、何か喋ろうとした時。
──ガコン。
「は?」
突然、床が傾いた。平面だった足場が、突然急な角度の坂になる。
「うおおおおおお……!」
片足でつんのめり、腕をバタバタとさせるアイラさん。そのまま顔から転びかけた彼女の肩を掴んで支えながら、周囲を見回す。
「これはいったい……」
何故、突然床が傾いた?その意味は?一瞬だけ魔力が流れた気がするが、あまりにも短く、そのうえ少量だった。
大規模な魔法の行使とは思えない。しかし、こうも床を変形させるとなると、もっと大量の魔力が流れて然るべきだ。
……まさか、このダンジョン自体が『最初からそう設計されている』?
だとしたら……!
「罠か!」
地鳴りの様な音が前方から聞こえ始める。
そして、起動した『罠』の姿が炎に薄っすらと照らし出された。
「嘘だろ……」
罠としてはあまりにもポピュラーで、しかし実際に使われる事は滅多にないしろもの。
コストと安定性に欠けた、インパクト重視の仕掛け。
しかし、物理的にも破壊力に溢れたトラップ。
「大岩ぁ!?」
ゴロゴロと転がってくる、巨大な岩だった。
慌ててアイラさんを脇に抱えて、方向転換。全速力で走りだす。
ただの岩ではない!後方へ魔力を放出させ加速している!あれ自体が『魔道具』だ!
この仕掛けを考えた奴、たぶん馬鹿だぞ!
「うごおおおおお!?ぎょうぢゃんぐん!わ、私のキュートなお腹に全体重と衝撃がががががが!」
「舌噛みますから黙っていてください!」
脇からアイラさんの悲鳴が聞こえるが、今は無視!イヤリングからもどうしたのかと問うてくる声がするが、これにも答える暇がない。
落ち着け。この直線の先には、さっき曲がった角が──。
「なっ」
あったはずなのに。
目の前には行き止まりしかなかった。左右を見ても通路はなく、袋小路になっている。
「そんな、確かに角を曲がって……くっ!」
考えている暇はない。既に大岩はすぐ近くまで来ている。
ならばあの上を跳び越えるかと思い上を見たが、いつの間にか天井が低くなっていた。剣に纏わせただけの炎では届かなかったはずの光が、石で出来た天井を照らし出す。
それだけではない。通路の四隅。そこも埋められており、球状の岩がギリギリ転がる様になっていた。少なくとも、人間が入れる隙間はない。
通路そのものの形が変わっている!上や斜めに逃れるスペースがない……!
「アイラさん、出来るだけ隅にいてください!」
「わ、わがっだ……おぇっ」
べちゃりとアイラさんを投げ捨て、籠手で包まれた腕で刀身を握る。
一瞬だけ刃の炎を消し、鍔に点火。片側に集中させ、出力をあげていく。
逃れられないのなら、ぶん殴るまで!
「おおおおおおおっ!」
迫る大岩に向け、2歩、3歩と駆け出し、4歩目で風と炎を最大出力で鍔から放出する。
横回転を加え、遠心力ものせた打撃。迷宮全体に伝わるのではないかという轟音が響いて、視界が揺れた。
───ズズズッ……!
「こ、の……!」
『概念干渉』
大岩が放っていた魔力も巻き込み、殴り返そうとする。だが、球状の岩全体に罅こそ入るものの受け止めるのが精一杯だった。
しかし、回転が止まったのなら上等。再度鉄槌を叩き込めば、打ち返す事は可能である。
───ゴロゴロゴロゴロッ……!
2つめが、なかったのなら。
「ちっ……!」
1つめの大岩で見えない、向こう側。そこから響く音が、ようやく聞こえてきた。
直後、衝突。接触している方の岩を伝い、凄まじい重量が腕を襲う。
踏み込みで足首までめり込ませていた石床。そこにビキビキと亀裂が広がり、足が抜けそうになる。
だがそれ以上に、上体が押し返され始めた。風と炎をジェットエンジンの様にまき散らすも、今もなお2つめの大岩から放出される魔力で押されていく。概念干渉を使おうにも、1つめが邪魔だ……!
籠手が欠け、刀身に罅が入る。掌に刃がめり込んで鋭い痛みが走った。
どうする……!どうすれば……!
『京ちゃん君!』
その時、イヤリングからアイラさんの声が響いた。
『右斜め後ろ!そこへ全力で走ってこい!』
「っ……了解!」
何か打開策を見つけたのか。それともやり過ごせるスペースがあるのか。
どちらにせよ、今はあの人を信じよう。足を床から引き抜くと共に大岩を蹴り、反動で体を反転。
全力で走りだせば───示された位置に、開かれた扉があった。
「っ!?」
あんな物はなかったはず。驚愕に目を見開くも、そのまま全速力で跳び込んだ。
頭からダイブし、床を転がる。直後、凄まじい衝撃波が背後から伝わってきた。振り返れば石の破片がバラバラと散らばり、壁には大きな亀裂が入っている。開かれていた扉も衝撃で壊れた様で、丁番が外れていた。
己の血でべっとりと濡れた刀身から指を離し、掌に火の玉を作る。その光で、アイラさんが床に力なく座りこちらにヒラヒラと手を振る姿が見えた。
「やあ、京ちゃん君。無事かね」
「は、はい。ありがとうございます。しかし、ここはいったい……」
そう言って周囲を見渡せば、教室ほどの広さをした部屋が見えてくる。
今しがた大岩がぶつかった壁以外には壊れかけの木製の棚が並び、そこには古びた本や魔力を帯びた何かの根っこや水晶が置かれていた。
「なに。ダンジョンが昔誰かしらが働いていた場所だと仮定すれば、うっかり罠にかかった時の対処法もあると思ってね。壁に片っ端から『鑑定』を使って、妙な箇所を見つけたのさ。で、それを手で押したら壁が奥にスライドして扉が現れたというわけだよ」
「な、なるほど」
脇に置いたサナの鳥かごに手を置いて、乾いた笑みを浮かべるアイラさん。本人としても、かなりの賭けだったらしい。
しかしそれに助けられた。何だかんだ、頼りになる人である。
『京ちゃん!パイセン!そっちはどうなっているの!?無事!?』
「あ、エリナさん」
イヤリングから聞こえてくる声に、ようやく返事をする。
「ごめん。大岩が転がってきて、逃げていたから……」
『え、なにそれ羨ましい』
「ざるうどんの刑に処すぞ貴様」
『ざるうどんの刑ってなにぃ!?』
自称忍者の絶叫を無視して壊れた扉に近づき、バキリと完全に壁から取り外す。
その一部を更に剥ぎ取って火をつけ、石畳の床に置いた。少しでも光源が欲しい。
「エリナ君。私達に起きた映画みたいな経験を歌劇の様に教えたいのは山々だが、今はかいつまんで話そう」
『うっす。お願いパイセン』
そうしてアイラさんが説明をする中、改めて部屋の中を見回した。
背後の扉は崩れた大岩で塞がれ、他に出口となる物は見受けられない。壁を破壊して出ようにも、厚さが不明だ。ついでに、かなりの強度だと予測される。
何より、突然通路が変化した事が気になった。もしも壁を掘り進んでいる最中にアレが発生した場合、閉じ込められるかもしれない。
「このダンジョン……人が作ったんだとしたら、絶対にそいつはふざけた性格をしていると思う」
「同感だ」
アイラさんと2人呟いて、同時に大きくため息をつく。
はてさて。ここからどうしたものか。彼女の予想通りの用途でこの部屋があるのなら、他にも出口があるはずだが……誰かが救助に来る前提でない事を祈ろう。
読んでいただきありがとうございます。
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