表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/12

先生からの呼び出し

連載って難しい。


「ホームルームを始めるぞ! まずは担任の早乙女 恵(さおとめ めぐみ)だ!、名前と体があってないとよく言われるが、そんなことはどうでもいい!、質問、雑談、相談なんでもしてこい!、ただし恋愛はダメだ!むしろ相談させてくれ!」


いきなりそんなことを言い出す。

暑苦しそうな先生だな。少し苦手かも。


「今日は連絡事項だけだが一部の生徒には残ってもらうからな、サボるの厳禁だ!」


ニカっと笑う、先生本人は警戒心を無くすためにやってるのだろうけど………逆に警戒心が増すのは何でだろう?


「今後の予定を話していくぞ! 今日は先ほど言った連絡事項と一部の生徒は居残りだ!、と言っても残ってもらう生徒は()()()()()()()()()()()()()だ、この都市の詳しいルール説明をしようと思う、他のクラスも同様だ。

明日は一年全員でオリエンテーション、学校の施設を確認していくぞ!

明後日はみんな楽しみな実力テストだ。範囲は中学生の範囲、赤点者は補修だ!」


最後の情報はいらなかったな。クラス全員も嫌そうな顔してる、


「丸っと一日テスト勉強する時間があるだけありがたいと思えよー!、ちなみに赤点は50点以下だ。」


僕も、焦り出す、中学の教科書持ってきたっけ?帰ったら探さないと、あるといいんだが。


「よし、今日の連絡事項は終わりだ、今から名前を呼ばれたやつは居残りだ。理由はさっき説明したな!

まずは、……………………最後に星野、以上だ」


まぁ呼ばれるよね。南と東馬は中学生から通っていたのか。


「それじゃあ、全員また明日!」


ホームルームが終了した。本当に連絡事項だけだとは、

暑苦しいなあの先生。本当に名前と体が合ってない。とりあえず居残り組なのでしばらく待っとくか。


「じゃあなぁ、北斗、また明日!」

「バイバイ、北斗君」


十文字兄妹は、帰っていく、そういえば連絡先聞くの忘れた。

明日でいっか、まずはこの都市のルールとか言ってたな、特殊なルールでもあるのだろうか?


「呼ばれたやつは全員残ってるな、

今から教室を移動するから着いてこい!」


大人しく着いていく、居残り組は僕合わせて四人、同じ中学のやつはいない、1学年で10クラス、三百人近くいるから1クラスで数えるとこんなもんかもしれない。他の教室に移動ということはだいたい100人くらいかな?

流石に教室じゃ小さいから大きい教室で説明するのだろう。にしても…………結構歩くなぁ

学校が大きいから教室の移動が大変になりそうだ。

僕の通っていた中学が小さく見えるよ。


「よし、到着だ。ここで三つに分かれるぞ。

……………最後に星野はこの教室だ。」


4人はそれぞれの教室に振り分けられた。僕は1人か。

教室に入ろうとすると先生から呼び止められた。


「星野、少し待ってくれ、渡すものがある。」


何だろう?他の3人には何も渡してなかったと思うんだけど…………

先生は誰にも見られてないことを確認して僕に()()()()を渡してきた


えっ、何これ、先生に何か聞こうとすると


「これからよろしくな! 多分色々と大変になると思うが。はっはっはっ!」


笑いながら僕から離れていった。

おーーい、何も説明なしかい!

はぁ、とりあえず教室に入ろう!ちなみにここは何の教室だろう? 教室名が書いてある札を見ると、


『生徒会準備室』


そんな教室があるのか、でも教室が小さいような気がする?、多分だけど他のクラスからも何人か来てるのにあまりにも小さい、頑張っても10人くらいしか入らないと思うのだが………


「とりあえず入るか、うん?  中から声が聞こえる、言い争いに聞こえるけど………」


中から言い争い?というか女の子が一方的に怒鳴ってるように聞こえるけど、空気が重そう。とりあえずノックかな、


『コンコン、失礼します』


中に入ると、変な格好した生徒会長と変な格好してさらに顔まですっぽり隠している人2人 今まで怒鳴っている会長の妹さんの5人だった。

全員が僕を見る……………


「失礼しました」


僕は扉を閉じる。

うん、部屋間違えたんだなきっと、先生もおっちょこちょいだなあー、

でもどうしよう、一度職員室に行くか?


「あらぁ? どうしたのぉ?」


なんか間延びした声が聞こえてきた。

振り返ると(多分)女の先生と女子学生がいた

あれ?この女子学生の子って多分……………


「いえ、早乙女先生に連れられてこの教室に来たのですが、部屋を間違えてたみたいで、」


とりあえず軽く事情を説明する。

先生は考えながら黒い封筒を手にして隣の学生さんに渡す、


「君もこの封筒貰ったなら、間違いないはずですよぉ………はい、鳳城(ほうじょう)さんにもあげるね。」


やっぱり同じ中学出身の鳳城 冬美(ほうじょう ふゆみ)さんだ。僕の中学では学校のマドンナとして有名だった人だ。


「どうも、ありがとうございます」


「じゃあ、しっかり説明聞くんだよぉ〜」


先生は帰っていく、僕と鳳城さんはその場に残された、

「……………」

「……………」


無言の空間、


「中に入る?」


鳳城さんが聞いてきた。

とりあえず頷こう、

さっきのは見間違いな可能性があるし、疲れてるのかな?


『コンコン、失礼します』


2回目の入室、中には………………

変な格好した生徒会長は変わらず………後男子生徒が2人いた、それと白澤妹が顔を赤くして俯いて座っていた。


「……………さっきよりマシかな?」


鳳城さんはいうと


「……………部屋間違えた?」


さっきの僕と同じ反応してた、

うん、僕も一回目がなかったらそう思う、何せ1回目は変な服装が3人もいたのだから、そのうち2人は顔すら隠してたしね。


「ようこそ、()生徒会へ、皆さんを歓迎しますよ。」


変な格好の生徒会長はにっこり笑いながら僕達に話しかけてきた。



頑張ります

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ