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パスワードともう一つのパスワード?

そろそろ学校に行けるかな?

登場人物が少しずつ増えてきます


「さてと、まずは荷解きからかな」


僕は自分の部屋に入るなり荷解きを始める。

初めての一人暮らし、慣れてないものだから独り言が止まらない。今までは誰かしら家にいたからなぁいざ離れてみると少し寂しい、ホームシックになる人の気持ちがよくわかる。


「そういえば受付の人から『メールのパスワードを設定しといてください』って言われたっけ?、専用の端末があると言われたけど………どこにあるんだ?」


端末を探すが見つからない、本当にどこにあるんだ?どんな形か聞いたけば良かった。端末って言ったら()()()()()()()()()()みたいなものだよなー、どこにあるんだろ?


1時間経過………



2時間経過………


「まっ、今度でいいか」


まじで見つからん!

時間を無駄にした、逆によく2時間も探したものだ、その間に受付に聞けばいいものを……

はぁ、荷解きの続きをするか……


無音でするのも寂しいので学生寮には似つかわしくない大型のTVをつけよう。どんなチャンネルが映るのか知らないかテキトーにつけるか。

リモコンを操作し電源を入れる


ポチッ!!  なんちゃって、最近は手をかざすだけで電源がつくみたい 実家のTVが旧式に見えてしまう。

TVのモニターを見ると


『パスワードを設定してください』


……………

端末を発見しました。

まさかTVだったとは、確かに()()ですけど………


物って諦めた時によく見つかるよね………


とりあえずパスワードを登録してメール画面を開くすると二通のメールが来ていた、1つはご案内のメール、よく読むと僕の小型端末と連動できるらしくいちいち部屋の端末を開かずに済むらしい、

ちなみに学校の情報なども自分の端末に表示できるのでとても便利……らしい、情報掲示板みたいな物だろう、しかし北斗にとってはまだ情報の大切さがわからないのであった。


もう一つのメールは()()メール………?

本当に黒いとしか言いようがなく、メールを開いてみても黒い背景が邪魔して文字が見えない。

バグかなんかかな? よく見ると微かにパスワードを入力して下さいと書かれている気がする


「うーん そもそもパスワードが分かんないし無理に入力することはない、……… よし!見なかったことにしよう!」


既読スルーすることに決めた。

既読かどうか分かんないけど………

荷解きの続きをしようと思い時刻を見ると既に20時が過ぎていた。


通りでお腹が空くと思った、

食堂に行って夕食を食べよう、入学式は明後日なので明日荷解きすれば大丈夫だろう、何とかなる。


北斗は()()()()()にして食堂に向かった。自分は一人暮らしの準備を順調にに計画できていると思いながら………



――――――――――――

その後、入学式前日の夜に大慌てで準備と荷解きをしている姿があったがそれはまた別の話(話どころかただの準備不足)



一人暮らしって大変ですよね。準備とか誘惑に負けないようにしなくては!

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