海上都市上陸 先輩?との出会い
本編開始です
海上都市叶夢(かなゆめ)
海の上に浮かぶ大型の都市だ 本土から離れているため行き来するには船しかない
片道1時間 まぁまぁな距離である しかし、本土から離れているといっても海上都市につけばあらゆる最新機器が揃えられ何不自由なく暮らせる場所であり学生たちの憧れでもある
そんな憧れの都市に僕は足を踏み入れた。数日後には叶夢学園の入学式、一人暮らしするため準備として早めに到着したのだ。
僕の名前は 星野 北斗、昔はよく名前のことでからかわれたなぁ。
あだ名がお星様とか北斗七星にちなんで七星とか、別に嫌じゃなかったしこの名前も気に入ったし、僕としてはそれで良かったのだが周りの反応は違ってたみたい
両親からは
「こんな名前にしてすまん!」
と言われたこともある 当時の僕にはなぜ謝られてのかわからなかったが………
話が逸れてしまった。
とにかく準備のために早めに到着したわけである
船から降り周りを見渡すと、ここは本当に海の上なのだろうか?
陸地と変わらない、船の上にいるような感覚かと思ったが全然違う、現代科学を甘く見ていたようだ。
とはいっても北斗は数ヶ月前までは中学生、海上都市の構造のハニカム構造やメガフロートなど知る由もなかったが大人ぶって見たいな時期でもあるのだろう。
そんなことを考えていると………
「よっ! 新入生、海上都市にようこそ!」
黒髪ロングの女性が話しかけてきた、顔立ちは幼いけど僕と同じくらいかな?
「…………………」
ただ、突然話しかけられて反応できなかった。
「おーい、聞こえてる? 反応してくれないと困るんだけど?」
やっぱり僕が話しかけられてるみたいだ。
話しかけ方からすると先輩かな?学校の制服着てるし、やっぱり敬語で返すのがいいよな、
「はっはい、ありがとうございます。これからよろしくお願いします。先輩」
先輩が微笑んでいた、
すごく可愛い!
「そういえば、今からどこ行くの?なんなら案内しよーか?」
先輩からの提案 正直ありがたい、一人で黙々と歩いて回るより話す相手がいる方が助かる。ここは先輩の提案に乗ることにした、
「ありがとうございます。とりあえず荷物を置きたいので学生寮?に行きたいんですが。」
「学生寮だね、案内するよ、私も学生寮に行くつもりだし、まずは荷物を置かないとね。」
どうやら行き先は同じだったらしい。
「そういえば新入生君の名前聞いてなかったな、私は十文字 南、貴方は?」
「僕は星野 北斗ですよろしくお願いします。十文字先輩!」
「いやー、先輩かぁ、照れるなぁ。」
先輩はニヤニヤしながら照れている、よほど先輩呼ばれるのが嬉しかったのだろう
「学生寮はこっちだよ」
僕は先輩の案内に従ってついて行った。
名前が二人ともいかつくなってしまった