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エピソード0.５

2話目投稿です

頑張って続けます

　今日は高校入試、受験の舞台は叶夢学園高等部！

　今日まで頑張ってきた！

　ここに入学するために中学ではテストの順位を100位以内にキープ（３００人中）春は勉学に勤しみ　夏は休みを満喫し、秋は憂鬱に授業を聞き、冬はその場しのぎで期末を頑張る、そんな3年間を過ごしてきた。

　えっ？

　頑張ってるように見えない？　頑張ってたよ、特に期末の時期は、

　よく両親から言われたなぁ

「やる気を出せばもっと上に行けると言うのに」

　と

　僕は頑張ってるよ何事にも遊ぶにしても　サボるにしても！

　そんなこんなで今日は受験日　同じ中学出身の子も何人か受験している、

　そんな僕たちに先生からのアドバイスは

「いいか！　問題文をよく読むこと、落ち着いて回答することこの二つさえ守れば合格できる　受験なんてそんなもんだ。頑張れよ！」

　とのこと

　まぁ、すごくありきたりなアドバイスだと思う。

　ても、落ち着くことが難しかったりするよね、

　会場に入ってまずは思ったことは会(・)場(・)内(・)が(・)ピ(・)リ(・)ッ(・)と(・)し(・)て(・)る(・)と言うこと

　落ち着かないよこんなの　柄にもなく緊張してしまった。全員同じ中学生には見えない、みんな試験が始まるまで勉強をしてる

　こう言うのなんて言うんだっけ？

　最後の悪あがき？かな？そんな空気に僕も感化され悪あがきを始めるのであった。

　――――――――――――――

「テスト開始！！」

　全員がテスト用紙をひっくり返す、僕も同様だ。

　周りから早速

　カリカリ！　カリカリ！

　と、いかにも問題をすらすら解けてますよと言う音が聞こえる。

　名前を書いてるだけとわかってても焦るよね。

　僕も焦ってる、（現在進行形で）早く問題を解かなくちゃ、

　まずは名前を書いて‥‥‥‥うん？

　問題文の右端に注意事項のようなものが記載されている。

　読んでみると

（問題を一問回答するごとにチェックを入れましょう　問題の見落としがないように！）

　と書かれている

　親切設計な試験ですね、試験ってこんなのあるんだ。余計な考えを持ってしまったせいか妙に落ち着いてきた。

　なんだかいけそうな気がする。周りのカリカリ音も気にならなくなり試験に集中できたと思う

　なんとなく試験の手応えを感じて試験を乗り越えたのであった

　―――――――――――――――

　試験後全員にアンケートが配られた、今後の入試に役立てる項目で記入してから退席してくださいとのこと。

　内容は

　1• 試験の手応えはどうでしたか？

　2•今後改善して欲しい点はありますか？

　3•今回の試験で気になったことはありますか？

　４•あなたは不思議な力を信じますか？

　である

　1から３までのアンケートはわかるのだが4のアンケートはなんなのだろう？しかも少し印刷がかすれてるし、

　周りを見ると首を傾げる者やすらすら回答してさっさと退席するものがいる。

　仕方ない試験も終わったし全部テキトーに答えるか。

　僕は適当に回答して退席をした。4の質問はなんだったのだろう？と考えながら、

　その後同じ中学出身の子達と答え合わせと雑談を始めた

　雑談の内容は最後のアンケートに集中し、

　話を聞くと全員がそれぞれ違う質問だったらしい。

　ある者は入学したら何をしたいか？

　他の者には一人暮らしに不安はあるか？

　などありきたりな質問ばかりであった

　その後僕たちは帰路に着き明日からの長い春休みを満喫するのであった

まだまだ序盤です